明瞭な検査項目で大人の発達障害をチェック。臨床現場の心理検査を開発する、株式会社千葉テストセンターが「成人期ADHD検査/成人期ASD検査」の発売を開始
株式会社千葉テストセンターでは、DSM-5に準拠した「成人期ADHD検査」および、「成人期ASD検査」の販売を2016年11月より開始いたしました。 わかりやすくシンプルな質問と、大人の発達障害の特徴や採点・評価を明確にし、多彩な事例とともに対象者をスクリーニング(弁別)する方法を記載。各検査とも検査マニュアル(A4判)・検査用紙(20部・A4判)の構成で発行しています。
心理検査、性格検査・人格検査、知能検査、うつ病検査などのテストを開発・発行・販売する、株式会社千葉テストセンター(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:千葉一貴)では、DSM-5(※1)に準拠した、大人の発達障害をスクリーニング(弁別)するための検査の販売を2016年11月に開始いたしました。
▼成人期ADHD検査、成人期ASD検査:https://www.chibatc.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=news-zoom&pk=25
当心理検査は、成人期ADHD (大人の発達障害)および、成人期ASD(※2)それぞれを対象とした、検査手引書と検査用紙をセットにしたものです。うつ病、不安障害、適応障害等の臨床現場での初診時や、大学・企業等での心の健康診断時に導入できる10~15分程度の質問と採点方法を用意しました。
※1. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition
米国精神医学会による「精神障害の診断と統計マニュアル」
※2. アスペルガー障害を含む、自閉症スペクトラム障害
■単なる不注意ではなく発達障害が原因かも?ADHDの新しい検査方法を開発
一昔前までは「あれは性格だから…」「何度注意しても一向に治らない…」といったように、人の特性として片付けられてきたトラブルの原因が、昨今では ADHDやアスペルガー障害といった、大人の発達障害が起因する症状であることがわかってきています。
また、ADHD、ASDといった脳機能の発達の偏りによって社会生活をうまく送れず、結果として、うつ病や不安障害・適応障害を併発するケースもあることから、医療機関や大学・企業などのカウンセリングの現場で発達障害の可能性を調べる検査が求められてきました。
これまでも、大人の発達障害を診断する質問表や資料が発行されてきましたが、弊社では臨床現場のご希望にこたえるべく、簡潔で明瞭な質問と、詳細な採点方法や多数の事例を掲載し、より高い弁別性を持つスクリーニング検査を開発いたしました。
<成人期ADHD検査の特徴>
・大人の発達障害(ADHD)をスクリーニングする検査として利用できる
・自己記入式。「あまりない」「ときどき」「しばしば」「いつも」の4つの中から1つだけを選択。実施時間は10~15分程度
・質問項目は35項目で構成。簡潔で曖昧さのない文章を採択
・質問はわかりやすくシンプル
・ADHDの主要な構成要素である三大症状(注意散漫、多動性、衝動性)に関連した20のチェック項目を選択、これらに加えADHDにみられやすい二次障害に関する9項目及び、自閉症スペクトラム障害(DSM-IV-TRにおけるアスペルガー障害)や学習障害などのADHDに併発しやすい神経発達障害に関する6項目を設定
・注意散漫に関連する14項目のみを用いればADD(注意欠陥障害)のスクリーニングも同時に行える
■ 男性と女性、それぞれの特性に合わせたASDチェックリストを制作
米国疾病管理予防センターの統計(※3)ではASDと診断される子どもが、ここ十年で倍近くになっていることに加え、前述の「DSM-5」においてもASDの定義が明確にされています。
同様に日本でも成人期アスペルガー障害で苦しむ人たちが増える中、成人期の心の病の診断および、治療を行う病院やクリニックなどでは、アスペルガー障害圏内のクライアントが増加の一途を辿っています。
しかしながら、国内にはアスペルガー障害をより効果的にスクリーニングし得る適当なもの(日本語版)がなく、弊社では医療法人社団真貴志会 南青山アンティーク通りクリニック理事長・院長、福西勇夫氏のお力を得て、アスペルガー障害をスクリーニングするための検査を開発いたしました。
<成人期ASD検査の特徴>
・成人期の自閉症スペクトラム障害(アスペルガー障害を含む)をスクリーニングする検査として利用できまる
・自己記入式。「あまりない」「ときどき」「しばしば」「いつも」の4つの中から1つだけを選択。実施時間は10~15分程度
・自己記入式検査ではあるが、検査者が「知的な障害」「言語の障害」の2項目を特記できる
・質問項目は全38項目。(男性は35項目に回答、女性は全38項目に回答する)
・自閉症スペクトラム障害(アスペルガー障害を含む)にみられる特性として抽出された20項目には、「社会的コミュニケーション及び相互関係における持続的障害」と「限定された反復する様式の行動、興味、活動」のどちらかに関するものが多く含まれている
・DSM-5の診断基準を参考にして選んだ20項目に加え、ASDにみられやすい二次障害に関する9項目、ADHDなどのASDに併発しやすい神経発達障害に関する6項目を設定
※3. 米国疾病管理予防センター:自閉症スペクトラム障害(ASD)
http://www.cdc.gov/ncbddd/autism/data.html
【商品概要】
名称:成人期ADHD検査、成人期ASD検査
著者:福西勇夫
発行:千葉テストセンター
価格:
・検査用紙(20部):5,400円
・検査マニュアル :2,160円
※価格表記はすべて税込みです
※検査マニュアルは、「成人期ADHD検査」がA4判40ページ、「成人期ASD検査」はA4判44ページ
<引用・転載時のクレジット表記のお願い>
本リリースの引用・転載時には、必ず当社のクレジットを明記いただきますようお願い申し上げます。
【心理検査専門所 千葉テストセンターについて】
会社名:株式会社千葉テストセンター
所在地:〒167-0022 東京都杉並区下井草4-20-18
代表者:代表取締役社長 千葉一貴
創 業:昭和30年(1955年)3月
設 立:昭和63年(1988年)9月
TEL:03-3399-0194
所属業界:日本心理検査協会、日本心理検査振興協会(日本心理検査振興会教育・心理検査倫理要網)
事業内容:心理診断検査の開発、発行、販売
【本件に関するお問い合わせ】
会社名 株式会社千葉テストセンター
担当者 根本 新
TEL 03-3399-0194
Email shop@chibatc.co.jp
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企業情報
企業名 | 株式会社千葉テストセンター |
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代表者名 | 千葉一貴 |
業種 | 新聞・出版・放送 |