JUIDAとJAMSSの業務提携について JUIDA認定スクールのトレーニングプログラムのさらなる拡充から協働をスタート

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(所在地:東京都千代田区神田錦町3-16-11 理事長:鈴木真二 以下:JUIDA)と有人宇宙システム株式会社(所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル 代表取締役社長:古藤(ことう)俊一(としかず) 以下:JAMSS)とは、「空の産業革命」を拓くと期待され勃興している無人航空機(ドローン)産業の健全な発展を図るために、この度、相互の技術を活かした協力体制構築のための契約に合意しましたことをお伝えします。

~宇宙×ドローン 宇宙飛行士養成のノウハウを無人航空機の安全な運航管理へ~

JUIDAとJAMSSの業務提携について

JUIDA認定スクールのトレーニングプログラムのさらなる拡充から協働をスタート

 

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(所在地:東京都千代田区神田錦町3-16-11 理事長:鈴木真二 以下:JUIDA)と有人宇宙システム株式会社(所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル 代表取締役社長:古藤俊一 以下:JAMSS)とは、「空の産業革命」を拓くと期待され勃興している無人航空機(ドローン)産業の健全な発展を図るために、この度、相互の技術を活かした協力体制構築のための契約に合意しましたことをお伝えします。

 

■協力分野について

JUIDAでは我が国における無人航空機産業を発展させるためには、安全な飛行を徹底させていくことが何よりも重要と考えており、安全ガイドラインの策定、安全委員会活動に加えて、昨年9月に人材教育事業としてJUIDA認定スクール制度を導入しました。この認定スクールでは、JUIDAが提供するカリキュラム、テキストに基づく座学と技能講習を行い、修了者はJUIDAの操縦技能証明および安全運航管理者証明を取得することができます。とりわけJUIDAの安全運航管理者は、安全な飛行のためのガイドライン、事故などのリスク対応に関する知識を習得できる世界的にも例のない制度となっています。

現在では既に40校を超えるスクールが全国で開校・運営されており、無人航空機を安全に操縦する為の資格である「操縦技能証明」及び無人航空機の安全な運航管理を実現する為の資格である「安全運航管理者証明」の2つの資格について、資格を取得した生徒数はのべ600名にのぼります。

一方で、JUIDAとしてはなお一層の安全な無人航空機運用を実現させるべく、この度JAMSSと業務提携を行い、長年JAMSSが宇宙飛行士養成で蓄積したトレーニングに係るノウハウや知見を、JUIDA認定スクールのトレーニングプログラムに反映して同トレーニングの効果向上を目指します。

一例を挙げれば、宇宙飛行士訓練に係る非常に多岐にわたる学習の体系的な訓練カリキュラムの構築手法は、認定スクールのトレーナーが教える無人航空機の操縦方法に加えて、航空法などの法律、保険に関する知識、また、今後より一層の安全を実現する為に必要となるトラブル対応やチーム連携による運航といった技術訓練など、非常に多くの応用的な訓練カリキュラム構築に役立ちます。無人航空機の安全運航管理者教育の更なる効果向上に、JAMSSが米国NASAから伝承し、実績を持つトレーナー育成技術は欠かせない要素と言えます。JUIDAでは、これらのJAMSSのノウハウ・知見を得て、より一層安全かつ高度な教育体制を確立してまいります。

加えて、JAMSSが国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の安全・開発保証業務、運用・利用業務という国際プロジェクトで培ってきた安全評価技術や国際共同運用の経験を、無人航空機のISO構築(国際標準化)や機体の安全性評価など、ドローンのさまざまな応用の展開に役立てます。

 

■JUIDAについて

JUIDAは、近年飛躍的な発展を遂げている無人航空機システム(UAS)の、民生分野における積極的な利活用を推進し、UAS関連の新たな産業・市場の創造を行うとともに、UASの健全な発展に寄与することを目的とした非営利・中立の団体として2014年7月に設立されました。JUIDAは、国内外の研究機関、団体、関係企業と広く連携を図り、UASに関する最新情報を提供するとともに、さまざまな民生分野に最適なUASを開発できるような支援を行っています。2016 年 11月現在、正会員・賛助会員等の会員数は1,000を超えており、80を超える団体に正会員として加入して頂いているほか、40に迫る自治体・学校・公共機関にも公共会員として参加を頂いています。また、独自の事業として行っているJUIDA認定スクール事業では全国各地で40を超えるスクールの認定を行っている事に加え、それぞれ五光物流株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所とともに茨城県で「JUIDA・GOKO つくば試験飛行場」、京都府で「JUIDA・ATR けいはんな試験飛行場」の運営も行っています。

 

■JAMSSについて

JAMSSは、公平性・中立性を有する立場として、主要な宇宙関連企業の出資により設立された、日本の有人宇宙業界をリードする民間企業です。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の契約の下、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の安全・開発保証業務をはじめ、JAXA筑波宇宙センター(茨城県)での「きぼう」の運用・利用業務、宇宙飛行士および運用管制員訓練業務に携わっており、安全な宇宙機運用の実績を有しております。特に訓練業務に関しては、1999年以来、約16年間にわたって実績を積み重ね、その訓練技術は、プラントの運用訓練や製造メーカの技術伝承など、宇宙以外の産業界にも役立てられています。

「きぼう」へ滞在する日本、米国、ロシア、カナダ等各国の宇宙飛行士が受講するJAMSSの訓練の特徴は以下の通りです。

・失敗が許されない究極の安全が求められる宇宙における作業について、ありとあらゆるケースを想定した体系的かつ効果的な教育訓練を実施

・宇宙飛行士のみならず、宇宙飛行士をサポートする地上運用管制員の訓練、及び両者の連携訓練により常に万全の体制でトラブルに備え、安全を確保

・これまでにのべ120名の宇宙飛行士と、230名の運用管制員を育成

・技量の維持や、技量評価(筆記テスト、実技テスト)も含めた訓練管理

・トレーナーの養成により、訓練品質を維持

 

■相互協力によって生まれるメリット

有人宇宙技術とドローン運航技術には以下の例のように多くの共通する要素があります。

・安全な運用のためのコミュニケーション力

・危険回避のための状況判断力

・冷静なトラブル対応力

・ヒューマンエラー削減

・運航システムを介したチーム連携

これらの共通要素について、相互に研究・開発を行い、より高度な有人宇宙技術及びドローン運航技術の構築に務めて参ります。

 

【一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会】

所在地  :東京都千代田区神田錦町3-16-11エルヴァージュ神田錦町 4F

設立  :2014 年 7 月 31 日

代表者  :代表理事 鈴木真二(東京大学大学院工学系研究科教授)

Web サイト:http://uas-japan.org/

 

【有人宇宙システム株式会社】

所在地  :東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル

設立  :1990 年 5 月 14 日

代表者  :代表取締役社長 古藤俊一

Web サイト:http://www.jamss.co.jp/

 

------本件に関する問い合わせ先------

一般社団法人日本UAS産業振興協議会 事務局

電話番号:03-5244-5285(受付/土日祝日を除く 9:00~17:00)

E-mail:info@uas-japan.org



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企業情報

企業名 一般社団法人日本UAS産業振興協議会
代表者名 鈴木 真二
業種 その他サービス

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