独自技術の採用で、太陽光パネルの不具合や故障を直感的にすばやく特定できるソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」の新製品2モデル3月1日発売
株式会社アイテスは、太陽光パネルの竣工点検、年次点検に役立つソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」を2012年9月に発売。これまで1,000台超の導入実績により、ユーザーからのフィードバックを活かした全面改良と2017年4月の改正FIT法の施行に先がけた2つのニューモデルを発売します。
日本アイ・ビー・エム野洲事業所の品質保証部門を母体に1993年に設立された株式会社アイテス(本社:滋賀県野洲市、代表取締役:五十嵐 靖行)は、独自開発の技術を採用して天候の影響が少なく直感的に太陽光パネルの不具合・故障を点検できるストリングチェッカー「ソラメンテ-Z」およびソーラーパネルチェッカー「ソラメンテ-iS」の新製品として2モデルの販売を3月1日(水)に開始します。
2012年9月に発売した「ソラメンテ」は、メガソーラーや住宅用太陽光発電システムの現場で潜在的に発生している太陽光パネルの不具合や故障を迅速かつ効率的に発見できる点検装置として多くの太陽光発電市場のユーザーから高い評価を獲得しています。
アイテスは3月1日(水)~3日(金)、東京・江東区の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「スマートエネルギーWeek2017」で、太陽光発電検査協会との共同出展ブースで「ソラメンテ」の新製品2モデルを展示・紹介します。
▼ ソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」商品紹介ページ:https://www.solamente.biz/
■2012年9月の発売以来、1,000台超の導入実績を誇る「ソラメンテ」を全面改良した2つのニューモデル発売
アイテスが3月1日(水)から販売を開始するストリングチェッカー「ソラメンテ-Z(SZ-200)」およびソーラーパネルチェッカー「ソラメンテ-iS(SI-200)」は、天候の影響が少なく直感的に太陽光パネルの不具合や故障を判断できるソーラーパネル点検装置のニューモデルです。
アイテスのソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」は、太陽光発電所の点検・保守業界ですでに1,000台超の導入実績があり、市場から高い評価を得ています。
これをもとに、多くのユーザーからの現場の声と多数の太陽光パネルの不具合・故障事例から得た探索技術の検証フィードバックを活かして全面改良した新製品2機種を開発。改正FIT法の施行に先んじて3月1日(水)から販売を開始します。
さらにこの2機種を連携させることにより、竣工前から太陽光パネルの健全性確認ができる独自の「Z/iS連携モード(Solamente-Link)」を開発。この新技術は現在、太陽光発電所での最終実地評価を行っており、今年夏の発売を予定しています。
アイテスは今後、さらに「ソラメンテ」の製品ラインアップの拡充を図り、2017年中に2億円以上の売上げを見込んでいます。
■アイテスが考える太陽光発電業界の現状と課題、その課題解決
2012年の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(略称:FIT法)の施行から5年目になって、太陽光発電の導入量は30ギガワットを超えて認定容量を含めると80ギガワット以上になります。
一方で、これらの再生可能エネルギーの普及支援策を背景に太陽光発電バブルといえる状況も生まれました。不十分な施工によるパネル飛散事故や太陽光パネルの故障による発電量の低下などが顕在化しています。
将来の日本の基幹エネルギーのひとつである太陽光発電について経済産業省は、太陽光発電システムの使用前自己確認制度による技術基準適合性確認および点検・保守の義務化を前提とした改正FIT法の施行を2017年4月1日に予定しています。
参考リンク先URL:
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kaisei.html
*1
■太陽光パネルのクラスタ高抵抗化による焼損の事例
クラスタ*2高抵抗化の状態が続いたことによりバックシートが焼損しガラス面が破損している事例です。
故障パネルはできるだけ早く特定し交換することにより、事故を未然に防ぐことができます。
■「ソラメンテ」開発および全面改良の背景
従来のソーラーパネル点検手法である「IV測定」や「熱画像測定」などは、天候の影響を受けるため判定がしにくいケースがあり、点検時間や天候などの制約が多い現場では必ずしも効率的ではないのが実情です。
改正FIT法の施行による使用前自己確認の義務化に伴い、タイトな工期に追われる施工業者や点検業者は、より効率的な点検手法が求められています。
こうした太陽光発電の現場で起きている課題解決のため、施工業者や点検・保守業者からのフィードバックをもとに迅速かつ効率的にソーラーパネルの不具合・故障を判断できる測定装置「ソラメンテ」を開発、さらに全面的に改良したのが「ソラメンテ-Z(SZ-200)」および「ソラメンテ-iS(SI-200)」の2モデルです。
*1:経済産業省資源エネルギー庁ウェブサイト
*2クラスタ:太陽光パネルのバイパスダイオードで分割された部分的な太陽電池セル群
■ソーラーパネル点検装置「ソラメンテ」新製品の概要
製品名1:「ソラメンテ-Z(モデルSZ-200)」
発売日: 3月1日(水)
目的:太陽光発電所の故障ストリングを特定
機能:インピーダンス測定、開放電圧測定
製品の特長:
SZ-200は、発電所内のケーブル配線やパネル配置などによるノイズ成分をカットする独自の信号送信技術を実装した「インピーダンス測定法」を新たに採用。ストリング単位でのパネル故障の有無をより正確に判断できる点検装置です。大型の表示画面と新機能の自動測定や測定個所の自動ナンバリングにより作業者の負担を大幅に低減します。
製品名2:「ソラメンテ-iS(モデルSI-200)」
発売日: 3月1日(水)
目的:故障太陽光パネルを発電中にケーブルを外さずに特定
機能:発電電流をパネル表面から感知し、故障部位を特定
製品の特長:
すでに高い評価を得ているソーラーパネル点検装置「ソラメンテ-iS」をリニューアルした後継機種です。SI-200は新たに開発した高感度固定モードにより、発電電流が少ない低照度の環境下でも確実に故障クラスタを特定します。便利な自動感度調整、LEDとブザー音で直感的に判断できる機能を踏襲しつつ、ユーザーニーズを反映させた自動パワーオフ機能など操作性と堅牢性をさらに向上させました。
製品名3:「ソラメンテZ/iS連携モード(Solamente-Link)」
発売開始予定:2017年夏(予定)
目的:発電停止状態での故障パネル特定
機能:故障パネル探索信号の送受信により故障パネルを特定
製品の特長:
改正FIT法により義務化される使用前点検のニーズに応えた新製品です。
Z/iS連携モードでは、SZ-200とSI-200が通信してソラメンテ-iSに装着したZ/iS連携センサーでストリング回路に配置されたパネルの表面をトレースし、故障パネルをすばやく特定します。発電電流が発生していない発電停止状態での特定作業ができるため、竣工前点検や停電点検、夜間など従来手法ではむずかしかった点検が行うことができ、限られた計画点検・保守期間で効率的な作業を可能にします。
【株式会社アイテスについて】
本社:〒520-2362 滋賀県野洲市市三宅800
代表者:代表取締役 五十嵐 靖行
設立:1993年1月
電話番号:077-599-5015(代表)
事業内容:検査装置の開発、電子部品の解析・評価サービス、電子機器修理サービス、ウェハー加工サービス
【お問い合わせ先】
企業名:株式会社アイテス
担当者名:製品開発部 営業課 谷畑 潤
TEL:077-599-5040
Email: sales02@ites.co.jp
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企業情報
企業名 | 株式会社アイテス |
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代表者名 | 五十嵐 靖行 |
業種 | その他製造業 |
コラム
株式会社アイテスの
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