2017年3月期の連結業績は、前期に比べ売上高13.2%増、営業利益13.5%増と増収増益
株式会社カプコンの2017年3月期連結業績(2016年4月1日~2017年3月31日)は、売上高871億70百万円(前年比13.2%増)、営業利益136億50百万円(前年比13.5%増)、経常利益125億89百万円(前年比10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は88億79百万円(前年比14.6%増)となりました。
2017年4月27日
報道関係者各位
大阪市中央区内平野町三丁目1番3号
株 式 会 社 カ プ コ ン
代表取締役社長 辻 本 春 弘
(コード番号:9697 東証第一部)
株式会社カプコンの2017年3月期連結業績(2016年4月1日~2017年3月31日)は、売上高871億70百万円(前年比13.2%増)、営業利益136億50百万円(前年比13.5%増)、経常利益125億89百万円(前年比10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は88億79百万円(前年比14.6%増)となりました。
当連結会計年度においては、デジタルコンテンツ事業でVR完全対応の主力タイトル『バイオハザード7 レジデント イービル』および人気シリーズ最新作『モンスターハンターダブルクロス』が堅調に推移したほか、「バイオハザード」シリーズの現行機移植版も健闘しました。加えて、アミューズメント機器事業において、パチスロ機「モンスターハンター 狂竜戦線」が3.7万台を販売する大ヒットとなりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は871億70百万円(前年比13.2%増)、営業利益は136億50百万円(前年比13.5%増)、経常利益125億89百万円(前年比10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は88億79百万円(前年比14.6%増)となり、売上、利益の全項目において前年同期を上回りました。
今後の見通しといたしましては、中期的な戦略マップに基づいた大型タイトルの投入数拡充やダウンロード販売の強化などにより、デジタルコンテンツ事業の継続的な成長を図るとともに、アミューズメント機器事業においてパチスロ機を安定的に発売することで、収益拡大を目指します。なお、2018年3月期の連結業績予想につきましては、売上高930億円、営業利益145億円と増収増益を見込んでいます。
1. 2017年3月期 連結業績(累計)
売上高:営業利益:経常利益:親会社株主に帰属する当期純利益(単位:百万円)
2017年3月期:87,170:13,650:12,589:8,879
2016年3月期:77,021:12,029:11,348:7,745
2. 2018年3月期 連結業績予想
売上高:営業利益:経常利益:親会社株主に帰属する当期純利益(単位:百万円):1株当たり当期純利益(円 銭)
2018年3月期:93,000:14,500:14,000:9,500:173.53
(注)当社は年次での業績管理を行っているため、通期のみの開示としております。
3. 2017年3月期 各事業セグメントの概況
(1) デジタルコンテンツ事業(単位:百万円)
2016年3月期:2017年3月期:増減率
売上高:52,577:58,704:11.7%
営業利益:12,167:11,096:△8.8%
営業利益率:23.1%:18.9%:‐
A. 当事業におきましては、VR完全対応の主力タイトル『バイオハザード7 レジデント イービル』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)がおおむね順調に推移したほか、今年3月に発売した『モンスターハンターダブルクロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)も堅調な出足を示しました。しかしながら、『デッドライジング4』(Xbox One、パソコン用)および低年齢者向けに投入した『モンスターハンターストーリーズ』(ニンテンドー3DSシリーズ用)は、総じて軟調に推移いたしました。一方で、「バイオハザード」シリーズの現行機移植版が安定したユーザーに支えられ健闘いたしました。また、海外向け『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)も定着したブランド力により底堅い売行きを示しました。
B. さらに、オンラインゲームやモバイルコンテンツは、局面打開に向けて開発体制や運営方法の見直しを進める中、女性スタッフが中心となって開発したスマートフォン向け恋愛ゲーム『囚われのパルマ』(アンドロイド、iOS用)が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、新境地を開きました。
C. この結果、売上高は587億4百万円(前期比11.7%増)、営業利益110億96百万円(前期比8.8%減)となりました。
(2) アミューズメント施設事業(単位:百万円)
2016年3月期:2017年3月期:増減率
売上高:9,056:9,525:5.2%
営業利益:699:752:7.5%
営業利益率:7.7%:7.9%:‐
A. 当事業におきましては、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の改正が昨年の6月に施行されたことにより夜間の入店規制が緩和されたこともあり、市場環境は復調の兆しが出てまいりました。
B. こうした状況のもと、「地域一番店」を旗印に各種イベントの開催や快適な店舗運営など、地域密着型の集客展開によりリピーターの確保、中高年齢者や親子連れのファミリー等、幅広い客層の取り込みに努めてまいりました。
C. また、新たなビジネスチャンスを切り開くため、キャラクターグッズ等の販売を目的とする新業態の「キャラカプ」を店舗に併設するなど、新機軸事業を推し進めてまいりました。
D. 当期間は、3店舗を開店するとともに、1店舗を閉鎖いたしました。これにより、施設数は36店舗となっております。
E. この結果、売上高は95億25百万円(前期比5.2%増)、営業利益7億52百万円(前期比7.5%増)となりました。
(3) アミューズメント機器事業(単位:百万円)
2016年3月期:2017年3月期:増減率
売上高:13,343:16,856:26.3%
営業利益:2,812:5,106:81.6%
営業利益率:21.1%:30.3%:‐
A. パチスロ機部門は、目玉機種の『モンスターハンター 狂竜戦線』が家庭用ゲームとの好循環により大ヒットを放つとともに、販売拡大のけん引役を果たしました。
B. また、業務用機器部門につきましては、『マリオパーティふしぎのチャレンジワールド』を発売したほか、既存商品のリピート販売に注力しました。
C. この結果、売上高は168億56百万円(前期比26.3%増)、営業利益51億6百万円(前期比81.6%増)となりました。
(4) その他事業(単位:百万円)
2016年3月期:2017年3月期:増減率
売上高:2,043:2,083:2.0%
営業利益:511:969:89.8%
営業利益率:25.0%:46.5%:‐
その他事業につきましては、主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売で、売上高は20億83百万円(前期比2.0%増)、営業利益9億69百万円(前期比89.8%増)となりました。
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企業情報
企業名 | 株式会社 カプコン |
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代表者名 | 辻本 春弘 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
コラム
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