第三データセンター、540ラック増設のお知らせ

その後、データセンターに対する市場の高い需要を捉え、着実に稼働ラック数を増加させてまいりました。この度、当初計画どおりに2007年11月1日に最終フロアをオープンすることとなり、今期に提供可能なラック数が540ラック増加しますのでお知らせいたします。なお、第一から第三データセンターまでを合わせ、提供可能なラックのキャパシティは2,940ラックとなり、1拠点のデータセンターの規模としては都内で有数のデータセンターとなります。

記

1.第三データセンターの特徴
当社は2000年6月の設立以来、顧客企業のITニーズをワンストップで提供する総合ITアウトソーシング企業を目指して事業を拡大してまいりました。当社のコア事業の1つであるiDCサービスにおいては、2001年3月に第一データセンターを開設後、順調に販売ラック数を増やし、堅調なiDC需要に応えるべく自社でiDC施設を設計し、運営するノウハウを活かし、昨年8月に第二データセンター、11月に第三データセンターをオープンいたしました。
　
　第三データセンターではデータセンターの共通の課題となっている排熱処理の問題や急増する電力供給ニーズに応えるため、ラックメーカーと共同で開発した前面扉ファン吸気ラックを採用し、フロアの空調設備とあわせることで排熱効率を最適化し、消費電力を抑えることが可能となりました。また、昨年10月には受電設備の増強工事を完了し、受電容量が2.5倍になり、今後も増大が予想される電力供給ニーズに応える十分な供給能力を備えることができました。

2.第三データセンターの概要
a.総床面積　3,500平方メートル
b.設置ラック数　810ラック（今期オープンしたのは540ラック）
c.セキュリティ　非接触型ICカード・一部生体認証（虹彩認証）による入退室管理、ITV監視による常時監視、アンチパスバック
d.地震対策　耐震構造（建築基準法上の1.25倍の耐力）
e.消火設備　IG55ガス消火設備、超高感度煙検知器を設置
f.電力受電設備　特別高圧66kv（ループ受電方式）、15,000kw
g.非常用発電設備　ガスタービン式発電装置　3,000KVA　2台
h.無停電電源設備　n+1冗長構成UPS　500KVA　7台
i.空調設備　n+1冗長構成　高顕熱型　空冷式空調機（PAC）
前面扉ファン吸気ラックと組み合わせた新空調方式（特許出願中）

3.ラック販売の概況
　今期のラック販売も順調に推移しており、期首計画に見込んでおりました通り、来期前半には第一から第三データセンターを完売する見通しです。それに合わせ平成19年9月26日に発表した第四データセンターの来期初頭オープンに向けた準備を着実に進めることで、引き続き堅調なiDC需要を捉え、販売ラック数を更に伸ばしていきたいと考えております。

　当社が提供可能なラックのキャパシティは第一から第三データセンターで合計2,940ラックであり、それに第四データセンターで計画している2,600ラックを合わせると、5,500ラック程度の規模になります。今後、増加が予想される大型案件とこれまで実績を積上げてきた個別案件の販売能力を組み合わせ、拡大するデータセンター市場のシェア獲得を目指してまいります。



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