子どもの貧困対策でJリーグとの連携がスタート! Jリーグサッカークラブとフードバンクとの連携によるフードドライブが始まります
子どもの貧困問題解決に向けた取り組みとして、「全国フードバンク推進協議会」※1に加盟するフードバンクとJリーグサッカークラブが連携し、各地でフードドライブ※2が開催されます。今回、「日本プロサッカーリーグ」(Jリーグ)のご協力により、6つのフードバンク団体とサッカークラブとの連携が実現しました。フードドライブで集まった食品はフードバンク団体を通して、子ども食堂、学習支援団体、児童養護施設、生活困窮世帯等に配布されます。
日本国内では、まだ食べられるのに廃棄される食品(食品ロス)は年間621万トンと推計されています。これは日本人1人当たりお茶碗1杯分のご飯を毎日捨てていることにあたります。その一方で子どもの貧困率は2015年時点で13.9%、実に7人に1人の子どもが貧困状態で暮らています。
まだ食べられる食品が大量に捨てられている一方で、1日の内、十分な栄養が採れる食事が給食だけという子どもがたくさんいます。このような食の不均衡を解決するために、食品ロスを福祉に役立てる活動として全国各地でフードバンク活動※3が行われています。
フードバンクに対する社会的なニーズは増加し続けている一方で、各地のフードバンク団体では、支援に必要な食品が不足しています。そのため、不足する支援用食品の確保、フードバンク活動や貧困問題に対する認知度の向上を目的として、全国フードバンク推進協議会に加盟する6つのフードバンク団体とJリーグサッカークラブとの連携が始まりました。※4
今回のJリーグサッカークラブとフードバンク団体との連携は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)から、各地のサッカークラブに連携を呼びかけていただき実現しました。各クラブから、試合当日にスタジアムに設置されるブースを提供いただきフードドライブが実施されます。
フードドライブで寄付された食品は、フードバンク団体を通して、児童養護福祉施設や子ども食堂、学習支援団体等の施設、団体に加えて、食品の支援が必要な世帯に無償で配布されます。
今後も全国フードバンク推進協議会では、フードバンク活動や子どもの貧困問題に対する認知度の向上、不足する食品を確保するため、同様の連携を他の地域へ広げて行きたいと考えています。
※1 全国フードバンク推進協議会概要
団 体 名:全国フードバンク推進協議会
代 表 者:米山けい子
設 立 年:2015年11月13日
所 在 地:東京小金井市梶野町1-2-36 東小金井事業創造センターKO-TO内
HP:http://www.fb-kyougikai.net/
事業内容:政策提言活動、広報活動、フードバンク団体へのノウハウ支援、食品寄贈の仲介
加盟団体:2017年9月現在21のフードバンク団体が加盟
※2 フードドライブとは
家庭にある食品を学校や職場、グループなどで集める活動。集まった食品はフードバンクや福祉施設などに寄付されます。
※3 フードバンク活動とは
一般家庭からの余剰食品や、まだ安全に食べられるのに包装の印字ミスや、外箱の変形などで通常の販売ができない食品を企業から引き取り、福祉団体や食品の支援を必要とする生活困窮世帯に無償で提供する活動。
※4 サッカークラブとフードバンク団体との連携予定
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企業情報
企業名 | 一般社団法人全国フードバンク推進協議会 |
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代表者名 | 米山 けい子 |
業種 | その他サービス |
コラム
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