大政奉還150年記念特別企画展「幕末維新と桑名藩 ━ 一会桑の軌跡 ━」開催 ~松平定敬書簡を初公開 <10月21日(土)~11月26日(日) 桑名市博物館>

桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)は、大政奉還150年記念特別企画展「幕末維新と桑名藩 ― 一会桑の軌跡 ―」を10月21日(土)から11月26日(日)まで同館で開催します。本展では、平成29年(2017)が大政奉還150年となることから、幕末時に京都所司代として活躍した桑名藩を取り上げ、その激動の軌跡を追います。なかでも、桑名藩主松平定敬(まつだいらさだあき)の書簡は今回、初めて公開されます。

 桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)は、大政奉還150年記念特

別企画展「幕末維新と桑名藩 ― 一会桑の軌跡 ―」を10月21日(土)

から11月26日(日)まで同館で開催します。本展では、平成29年(201

7)が大政奉還150年となることから、幕末時に京都所司代として活躍

した桑名藩を取り上げ、その激動の軌跡を追います。

なかでも、桑名藩主松平定敬(まつだいらさだあき)の書簡は、今回

初めて公開されます。

 本年が大政奉還、さらに来年が明治維新150年の節目の年となるた

め、昨今、幕末への関心が増してきています。しかし、大政奉還をは

じめとする幕末京都政局において、桑名藩が一橋慶喜(ひとつばし よ

しのぶ)・会津藩松平容保(まつだいら かたもり)らと、いわゆる一会

桑勢力を形成し、どのような政治行動を行ったのかは、近年ようやく

学術研究が進展しつつあるものの、あまり広く知られていません。そ

こで、本展では、桑名藩主の松平定敬や雷神隊長の立見尚文ら桑名藩

に関する同時代資料の展観を通じ、歴史の転換点ともいうべき幕末維

新における地域理解の一助となればと企画しました。展示内容は「プ

ロローグ ―迫る外圧―」「第一章 京都所司代・松平定敬 ―一会桑

政権の成立―」「第二章 禁門の変から大政奉還へ ―動乱の幕末―」

「第三章 戊辰戦争 ―桑名藩の戦い―」「第四章 明治の時代へ

―桑名藩を支えた人々―」で構成しました。

 

大政奉還150年記念特別展

「幕末維新と桑名藩 ― 一会桑の軌跡 ―」

概要

 

主催:桑名市博物館

助成:公益財団法人 岡田文化財団

会期:平成29年10月21日(土)~11月26日(日) 

   ※32日間

 

主な展示資料と構成(予定):

プロローグ ―迫る外圧―

<主な出品資料>

浦賀湾警備状況絵巻(会津若松市)

 

第一章 京都所司代・松平定敬 ―一会桑政権の成立―

関ヶ原後、本多忠勝が配された桑名は東海道の要衝であり、

代々譜代の有力大名が治めてきた。江戸末期の安政5年

(1858)、松平定猷(まつだいらさだみち・定敬の義父)が

京都警衛を受け持ったことにより、京都との関わりを持っ

ていくことになる。

<主な出品資料>

和歌短冊(松平定敬)/書「至誠」(茨城県立博物館)

/松平定敬消息「白寒・・・」(桑名市博物館蔵★初公開)

/冠 伝徳川慶喜所用(茨城県立歴史館)

 

第二章 禁門の変から大政奉還へ ―動乱の幕末―

 

元治元年(1864)、松平定敬は京都所司代に就任する。

これで京都に一橋慶喜・会津藩松平容保(京都守護職)の

三者がそろい踏みすることになり、「一会桑勢力」が成立

することとなる。これ以後、京都政局の中心として池田屋

事件・禁門の変・長州征伐・天狗党の乱などの政治課題に

取り組んでいくことになる。

<主な出品資料>

桑名藩軍艦購入一件英文書簡(館蔵)

/勝海舟手造茶碗 銘 春の夜(館蔵)

/[パネル]討幕の密勅(薩摩藩宛)

 (原本・鹿児島県歴史資料センター黎明館玉里島津家資料)

/[パネル]討幕の密勅(長州藩宛)(原本・毛利博物館)

 

第三章 戊辰戦争 ―桑名藩の戦い―

慶応3年(1867)大政奉還が実施され、「一会桑勢力」は

権力の座から一転して薩長と対立する立場となる。

鳥羽伏見の戦い以降、桑名城は開城し、抗戦派は北越から

東北へと戦いの場を移していく。

<主な出品資料>

刀 銘 津藩廣山茂左衛門吉永造之 津藩須田市蔵正信自望

慶応三丁卯歳八月二日(桑名市博物館蔵)

/柏崎町絵図(桑名市博物館蔵・桑名市指定文化財)

 

第四章 明治の時代へ ―桑名藩を支えた人々―

箱館まで転戦した定敬は、最後横浜で謹慎する。

謹慎が解けた後は各地で桑名藩士の慰霊を行い、明治27年

(1894)には日光東照宮宮司に就任する。

また、定敬を支えた桑名藩家臣団から、恭順を説きながら

暗殺された家老吉村宣範(よしむらのぶのり)、責めを一身に負い

江戸桑名藩邸で切腹した森陳(たつみなおふみ)などを紹介する。

<主な出品資料>

諸戸清六宛立見尚文書翰(桑名市博物館蔵★初公開)

/会津芳山様御筆(鎭國守國神社)

 

会場:桑名市博物館 1・2階企画展示室(三重県桑名市京町37-1)

交通案内:

 ◎車

 東名阪自動車道桑名I.C、伊勢湾岸自動車道桑名I.Cより約10分

 〔無料駐車場20台〕

 ◎電車

 JR・近鉄・養老鉄道「桑名」駅、

 三岐鉄道「西桑名」駅より徒歩20分

 ◎バス

 市内循環バス「宮通」より徒歩3分

休館日:月曜日(ただし祝日は開館、翌日休館)

開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は閉館の30分前)

 

入館料:大人[高校生以上]500円※20名以上の団体は1人100円引き

    桑名市博物館メールマガジン購読者は携帯画面を見せるか、

    プリントアウトしたものを見せれば本人

    および同伴者合計2名まで100円引き

催 し:

 ◆特別展示解説=水谷憲二氏(三重県総合博物館)

    10月22日(日)午後1時30分から、予約不要。

    入館料のみで参加できます。

 ◆展示解説=担当学芸員による展示解説

    11月5日(日)午後1時30分から、予約不要。

    入館料のみで参加できます。

 ◆関連講演会(桑名市商工観光文化課主催)

   演題:「一会桑」勢力と『公議』

   日時:11月12日(日)午後1時30分から

   場所:桑名市中央公民館

   講師:奈良勝司氏(立命館大学文学部助教)

   ※10月10日(火)午前9時より電話(0594-24-1361)

       にて要予約

 

以上

 

本件に関するお問い合わせ先

桑名市博物館

〒511-0039 三重県桑名市京町37-1

TEL:0594-21-3171 FAX:0594-21-3173

Email:hakubutum@city.kuwana.lg.jp



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企業情報

企業名 桑名市
代表者名 伊藤徳宇
業種 国・自治体・公共機関

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