3PAR 、ユーティリティ・ストレージ用の仮想マシンソフトウェアを発表3PAR Virtual Domains 、様々なユーザーに安全性とより高いサービス・レベルを提供

3PARは、3PAR InServ(R)ストレージ・サーバーで、異なるアプリケーションやユーザーグループにおける「安全なアクセス」、「ストレージサービスの向上」を実現する仮想マシンソフトウェア、「3PAR Virtual Domains」 を発表。企業は、3PAR Virtual Domains を導入することにより、付加の統合のための共有インフラストラクチャ上で、複数のユーザー、アプリケーション、部署、顧客などに対して、カスタマイズされた安全なストレージは勿論のこと、「セルフサービス型」のストレージサービスも提供することが可能。階層型で大規模な並列構造を持つ 3PAR InServストレージ・サーバー内に、ユーザーおよびホストに関する管理上の安全な分離を実現することにより、それぞれのユーザーグループとアプリケーションにおけるストレージサービスのレベル (パフォーマンス、可用性、機能性) が、かつての専用負荷インフラストラクチャの使用時に比べて、低コストで大幅に向上する。

3PAR Virtual Domains は、独立したプライバシー、管理体制、レポート、コンプライアンス能力を提供すると同時に、簡易性と効率性を兼ね備えた統合ストレージ環境を必要とする、社内および社外向け IT サービス・プロバイダにとって理想的なシステム。

3PAR Virtual Domains では、ポリシー・ベースの論理方式が採用されており、InServ ストレージ・サーバー 1 台あたり最大 2,000 の仮想アレイに安全な共有アクセスを提供。 Virtual Domains は、ユーザー（またはグループ）、ホスト及び、ストレージ・リソースのプライベートで論理的な分離により、優れた拡張性を備えた階層型ストレージ・プラットフォームの利点を維持したまま、すべてのシステム・リソース (ポート、プロセッサ、キャッシュ、ループ、ディスクドライブなど) であらゆるアプリケーション負荷を精密かつ均等に分配するなど、企業に必要なセキュリティと管理体制を提供することが可能。3PAR Virtual Domains により、企業は、ストレージの全体的な使用率の最大化を達成できると共に、個人ユーザーまたはユーザーグループはエンドツーエンドのセキュリティを維持しながら、より高レベルで低コストなサービスを制御が可能。

課題： セキュリティ及び、制御が統合の障害となる
ストレージ統合の利点は広く理解されているが、プライバシー、管理体制、管理ミス、コンプライアンスなどを懸念するユーザーグループ、部署、顧客によっては、従来のストレージ・リソースを共有しない場合もある。そのような場合、組織（企業）は、高額なシステムを購入し、巨大なストレージ・システム内や、複数の専用モジュラー・ストレージ・システムの分離された物理的なリソースに対して、時間のかかる管理を行う必要がある。いずれの場合も、「リソース使用率の向上」、「管理作業に必要な時間の短縮」、「バックアップ操作の中央集約化」、「エネルギー消費と設置スペースの削減」という、統合によって得られる利点を享受することはできない。

3PAR の解決策：Virtual Domains
企業は、3PAR Virtual Domainsを導入することにより、大規模拡張性のある 1 つのユーティリティ・ストレージ・プラットフォーム内に、ポリシー・ベースの安全な自立型仮想アレイまたは「ドメイン」を複数設定することが可能。ユーザーやグループは、許可された仮想ドメインにのみアクセスできるため、ほかのユーザーおよびドメインによる操作や監視の目を心配することなく、システムを安心して独立管理及び、監視できるようになる。3PAR Domains では、最初にマスター管理者が仮想ドメインを作成し、そのドメインに対して論理的に定義されたエンティティを割り当てる。 このエンティティには、論理的なホスト定義、プロビジョニング・ポリシー (ストレージの階層および容量を定義)、および権限が許可されたシステム管理者が含まれる。ユーザーは、設定されたアクセス・レベルに応じて、標準ボリュームまたは、シン・プロビジョニングされたボリュームを作成、エクスポート、コピーすることができる。この操作は、マスター管理者によって定義された容量内で行われます。3PAR Virtual Domains は完全に仮想化されており、物理的リソースを確保する必要はない。

3PAR Virtual Domains は、統合の利点を理解すると同時に、安全で独立したストレージサービスを複数の管理者、アプリケーション、部署、および顧客に提供する内部および外部ストレージのサービス・プロバイダにとって理想的なシステム。 3PAR Virtual Domains のその他の使用例:

-「セルフサービス型」のストレージ -- 3PAR Virtual Domains を管理のシンプルな InServ ストレージ・サーバーと組み合わせることにより、ストレージ管理者はシステム、データベース、およびアプリケーション管理者にそれぞれのドメインおよび権限を与えることが可能

- エラー管理 -- 複数の管理者がいる信頼度の高い環境でも、3PAR Virtual Domains により、管理者は特定のドメインに対して操作や統計を制限し、ほかのアプリケーションやユーザーグループにも影響を与える、不注意によるエラーを防ぐことが可能

- コンプライアンス -- 一部のサービス・レベル契約および条件では、すべてのデータと管理上の分離が必要となる場合がある。3PAR Virtual Domains では、リソースの物理的プールを許可しながら、リソースの安全な論理的分離が可能。

-統合テスト、開発、および本番 -- 多くの環境では、テストおよび開発リソースを有するシンプルで安全な本番の統合により大幅なコスト削減が可能。



3PAR Virtual Domains は、2007 年 10月上旬よりすべての新規インストールまたは、既存の InServ ストレージ・サーバーでご利用いただけるようになったオプションのソフトウェア。3PAR Virtual Domains の価格は 22万円〜で、InServ の構成によって異なる。標準的な管理インターフェイスのほか、3PAR Virtual Domains は 3PAR InSpire; のアーキテクチャと完全に統合しており、以下のシステムに対応。



- 3PAR Remote Copy -- 複製ボリュームへの安全なアクセス
- 3PAR System Reporter − ドメイン別のパフォーマンス履歴レポートおよび容量利用レポート
- 3PAR LDAP にも対応 − 中央集中型の InServ、ドメイン、負荷の軽いディレクトリ・アクセス・プロトコルを利用した総合的な IT ユーザー認証


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3PAR株式会社　広報担当　清水
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