【メセナ】企業活動としての価値重視、「SDGs」への貢献も意識　 ～2017年度「メセナ活動実態調査」結果～

このたび、当協議会が全国の企業を対象に毎年実施する、「メセナ活動実態調査」の最新結果がまとまりました。2017年度調査では企業340社（うちメセナ活動実施企業302社）より回答が得られました。メセナ活動費総額は205億6,478万円（回答社数203社、1社平均：1億130万円）、活動総件数は1,592件でした。調査結果をまとめた『Mecenat Report 2017』は3月23日に発行し、協議会ウェブサイトからもPDF版の閲覧が可能です。また、2018年5～6月頃、「2017年度メセナ活動実態調査」報告会を開催予定。詳細は後日協議会ウェブサイト等にてお知らせいたします。

 

▼プレスリリース（PDF）：

http://www.mecenat.or.jp/_data/about/uploads/mecenat_pressrelease_2018no3.pdf

 

【2017年度調査結果の主なポイント】

1）「企業理念」を活動の基本方針とする企業は48.7％。また、「自主企画・運営」による活動も増加傾向。企業活動の一部として、自社にとっての価値を強く意識したメセナ活動が実施されている。

2） メセナの目的として「芸術・文化による社会課題解決」を掲げる企業が半数を越える。SDGｓの17Goalsに掲げられる社会課題解決（「福祉」「教育」等）を重視する企業も多い。

3） オリンピック・パラリンピックイヤーの2020年を意識したメセナ活動が徐々に増加。

 

【調査報告書『Mecenat Report2017』 について】

◆今年の調査結果ではメセナと「社業との関連」がより密接になり、「地域社会への貢献」や「自社のブランディング」を目的にする企業が多くなっています。

◆近年、企業による社会貢献活動として「持続可能な開発目標（SDGｓ）」への対応が社会的に重視されるなか、企業メセナでも2000年代半ばから注目の高い、社会課題解決とアートを結びつける「複合型メセナ」について、改めて企業の意識や実践内容を尋ねました。

◆企業のステークホルダーへの説明責任や社会的責任が一層求められるようになるなか、メセナ活動の事後評価や成果の測り方について深堀りしました。

＜主な掲載データ＞

メセナ活動の方針／メセナ活動の手法／担当部署／社員参画／時事トピックス「SDGｓとメセナ」／取り組みの目的／事後評価・活動の成果／メセナ活動のプログラム（手法・継続年数・分野）／活動事業費／時事設問「2020年に向けた文化プログラムの実施について」

 

▼『Mecenat Report2017』PDF版はこちらから：

www.mecenat.or.jp/ja/introduction/research/post/2017/

 

▼メセナに関する調査研究：

https://www.mecenat.or.jp/ja/introduction/research/

本件につきまして、ぜひご関心をお寄せいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

公益社団法人企業メセナ協議会

http://www.mecenat.or.jp

芸術・文化振興による社会創造を目的として、企業をはじめ文化に関わる団体が参加、協働する民間の公益法人。創造的で活力にあふれた社会、多様性を尊重する豊かな社会の実現に寄与すべく、企業メセナの推進を中心に、文化振興に関する調査・研究、認定・顕彰、助成、交流、発信等の事業を行う。会長：髙嶋達佳（[株]電通 相談役）、理事長：尾﨑元規（花王[株] 前取締役会会長）。会員：171社・団体／22名（2018年2月6日現在）。

以上

 

【本件に関するお問い合せ先】

公益社団法人企業メセナ協議会 広報担当（末澤・佐藤(華)）

E-mail: press@mecenat.or.jp

〒108-0014

東京都港区芝5-3-2 アイセ芝ビル8階

TEL: 03-5439-4520

FAX: 03-5439-4521

URL: http://www.mecenat.or.jp