人工知能搭載の学習アプリで英検®2次試験の全項目で点数向上 メイツ×Weblioの「スピーキングアプリβ版」の実証実験レポート
株式会社メイツ(本社:東京都新宿区、代表取締役:遠藤尚範)とウェブリオ株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:辻村直也、以下ウェブリオ)は英検®2次対策用「スピーキングアプリ」の実証実験をおこない、研究、開発を進めています。 「スピーキングアプリ」とはメイツの学習アプリ開発ノウハウと、ウェブリオの人工知能技術を掛け合わせたアプリです。 2017年2月17日、24日に株式会社メイツが運営する学習塾では2017年第3回英検®の2次対策講座を開講しました。この講座では「スピーキングアプリβ版」を用いた指導をおこないました。2017年第3回英検®後、2次対策講座を受講していない生徒と、受講した生徒合わせて31名の英検®合否結果を比べ検証をしましたので、報告します。
◆英検®2次試験 各分野に関する結果報告(英検®3級)
英検®の2次試験は大きく分けて「リーディング(5点満点)」「Q&A(25点満点)」「アティチュード(3点満点)」に分かれています。今回、「スピーキングアプリβ版」を用いた2次対策講座を受講した生徒と、受講していない生徒の点数を比べました。
※詳しいグラフ、表は画像をご確認ください。
―リーディング得点(5点満点)
図1 2次対策講座 未受講者(平均点数3.5点)
3点…62.5%
4点…25.0%
5点…12.5%
図2 2次対策講座 受講者(平均点数4.1点)
3点…16.7%
4点…58.3%
5点…25.0%
※全体の83%以上が4点以上
―Q&A得点(25点満点)
図3 2次対策講座 未受講者(平均点数18.0点)
11~15点…37.5%
16~20点…25.0%
21~25点…37.5%
図4 2次対策講座 受講者(平均点数20.1点)
16~20点…58.3%
21~25点…41.7%
※11~15点の生徒なし
―アティチュード得点(3点満点)
図5 2次対策講座 受講者(平均点数1.9点)
1点…50.0%
2点…12.5%
3点…37.5%
図6 2次対策講座 未受講者(平均点数2.1点)
1点…25.0%
2点…41.7%
3点…33.3%
※全体の75%が2点以上
―全分野において、2次対策講座を受講している生徒のほうが高得点
「リーディング」「Q&A」「アティチュード」全分野において「スピーキングアプリβ版」を用いた2次対策講座を受講した生徒のほうが受講していない生徒より良い結果がでました。「リーディング」では、受講していない生徒は4点以上が37.50%に対し、受講した生徒は全体の83.33%が4点以上という結果でした。「Q&A」では、受講していない生徒は15点以下が37.50%いたにもかかわらず、受講した生徒は15点以下の生徒が0%でした。また、「アティチュード」では受講していない生徒は2点以上が50%でしたが、受講した生徒は全体の75%が2点以上でした。
このように全ての分野において良い結果が見られました。
表1【受講していない生徒と受講した生徒の平均点】
未受講者 受講者
平均リーディング点数 3.50/5.00 4.08(0.58+)/5.00
平均Q&A点数 18.00/25.00 20.08(2.80+)/25.00
平均アティチュード点数 1.88/3.00 2.08(0.20+)/3.00
「リーディング」では、受講しなかった生徒は平均3.50点正解だったのに比べて、「スピーキングアプリβ版」を用いた2次対策講座を受講した生徒は4.08点正解しており、講座を受講した生徒のほうが0.58点上回りました。その他「Q&A」、「アティチュード」においても2.80点、0.20点プラスとなりました。
また、合格率においても、受験していない生徒が87.50%受講した生徒が100%と、受講した生徒のほうが22.50%高いという結果になりました。同様に、準2級の受験者においても受講していない生徒は合格率が71.40%に対し、受講した生徒の合格率は85.70%と14.30%上回る結果となりました。
◆調査概要
対象講座 : 2017年第3回英検®「2次対策講座」
講座期間 : 2017年2月17日~2017年2月24日
受講生数 : 31名
検証方法 : 英検®2次試験結果を「2次対策講座 未受講者」「2次対策講座 受講者」にて比較
※掲載しているグラフや内容を引用する場合には、「株式会社メイツ調べ」と明記してください
◆今後について
2019年度の正式リリースに向けて、人工知能技術によるスピーキング評価を厳密にし、約1000名のメイツ塾生に利用させることで、「スピーキングアプリ」のUI/UXを進化させていきます。また、また、2019年度以降の「ライティングアプリ」の共同開発に向けて研究、検討を進めております。
◆株式会社メイツについて(https://mates-edu.co.jp)
―教育業界・世の中が抱えるさまざまな問題をITで解決する
私たちは2020年に教育が大きく変わるところに着目しました。そこで、今後タブレットが教育書代わりになる、教育の現場で使われるようになると予想し、教育業界・世の中が抱えるさまざまな問題をITで解決できると思いITを教育に取り入れることを決めました。もともと教育現場の意見から作りあげているアプリなので、教育現場のかたたちが使いやすいアプリとなっています。業界内のかたから、人手不足が解消された、効率が上がった、コストが削減されたなど嬉しいお声掛けをいただいています。ITを駆使しながら教育の悩みをしっかり解決していくことが弊社の強みです。
―教育をアップデートする
上記のような教育が抱えている問題をメイツは「教育をアップデートする」ことを目指しています。今後、さらにテクノロジーが発達していけば、タブレットの中に本・図鑑・教科書などの教材を入れるだけで、今までよりも多くの子供たちに教育が普及できます。しかし、現在コンテンツが明らかに足りていません。
そこで私たちが教育とITをつなぎ続けていき、現在の教育を1つ上のステージに上げたいと思っています。
◆ウェブリオ株式会社について(https://www.weblio-inc.jp)
―ミッション「インターネットを通じて人の選択肢を広げる」
“さまざまな挑戦や、個性にあった活躍の機会に出会うための人生の選択肢を多くの人に提供したい”そうした想いから、 わたしたちは2005年の創業以来、インターネットが持つ革新性と発展性を活かし、人の選択肢を増やすための、新たなサービスと価値を生み出すことに挑み続けています。
多くの選択肢の創出を通じて無限に広がる人と社会の発展に貢献すること、それが私たちの使命(ミッション)です。
◆リリース中「教育機関向け英検®アプリ」について※法人限定
リリース級:英検®2級、英検®準2級、英検®3級、英検®4級、英検®5級
動作環境:wi-fi環境と、iPad1台から導入可能。(推奨iPad iPadmini2,4/iPad Air2/iPad Pro9.7inch (いずれもiOS9.3以上))
ダウンロード方法:App Storeからダウンロード可能
導入サポート:機能説明書、運用マニュアルの提供、電話、メールでのサポート
「教育機関向け英検®アプリ」 紹介ページ: https://mates-app.jp/eiken/
申し込み電話番号:03-6233-8125 (受付時間 平日10:00~18:00)
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
◆タブレットを活用した指導の見学・取材受付中
株式会社メイツでは教育ICT活用の取り組みの発信と、タブレットを活用した指導の様子の見学・取材等の受け付けもおこなっております。お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
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企業情報
企業名 | 株式会社メイツ |
---|---|
代表者名 | 遠藤 尚範 |
業種 | 教育 |
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