日本最小のフィルム映画館で傑作アニメ『リトル・ニモ』が現代に蘇る！《『リトル・ニモ』と80年代テレコム・アニメーションの世界》開催

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西横浜にある日本最小のフィルム映画館（全28席）・シネマノヴェチェントでは、この度、《『リトル・ニモ』と80年代テレコム・アニメーションの世界》と題し、今年活動開始40周年を迎える名門アニメスタジオ、テレコム・アニメーションフィルムが80年代に送り出した傑作長編アニメ『リトル・ニモ』をはじめ、その代表作品について特集上映を行うとともに、片渕素直さんや小田部羊一さんらゲストをお迎えしてのトークイベントを開催致します。

今回の特集の目玉となるのは、構想10年・総製作費53億円という日本アニメ史上空前の大プロジェクト、

『リトル・ニモ』の上映です。

ウィンザー・マッケイによるアメリカ合衆国のコミックを原作とし、「世界水準のアニメ作品を生み出す」という藤岡豊プロデューサーの大号令の下、宮崎駿、高畑勲、出崎統、大塚康生、レイ・ブラッドベリ、メビウス、クリス・コロンバス等、多くの著名人がその製作過程に関わった同作は、1989年（平成元年）に劇場公開されるも興行的には不発に終わり、現在では埋もれた存在となっています。

数多くの名だたるクリエイターが関わり想像したイマジネーション溢れるその世界観は、平成の時代が終わろうとしている現在においても何ら色褪せることはありません。

今回はこの『リトル・ニモ』を公開当時の35ミリフィルムで上映するとともに、現存するパイロットフィルム2本も併せて上映致します（イベント開催時のみ）。

今特集ではこの『リトル・ニモ』だけでなく、その製作母体となったテレコム・アニメーションフィルムが80年代に生み出した傑作群の数々の中から、イタリア国営放送局との合作『名探偵ホームズ青い紅玉の巻/海底の

財宝の巻』、ルパン三世人気投票で1位に輝く『ルパン三世　PART２ 155話さらば愛しきルパンよ』、そして高畑勲監督による傑作『じゃりン子チエ劇場版』の3作品を併せてフィルムで上映（『名探偵ホームズ』はニュープリントでの上映！）するとともに、片渕須直さん（『名探偵ホームズ』脚本）、友永和秀さん、富沢信雄さん（『リトル・ニモ』アニメーション監督、『ルパン三世』作画）、小田部羊一さん（『じゃりン子チエ』作画監督）ら、各作品に深くかかわった皆様をゲストにお招きしてトークイベントを開催し、当時の貴重なお話を伺います。

また、今特集に併せ、現在も倉庫に眠る『リトル・ニモ』の膨大な原画・資料類の中から数十点を厳選し、上映期間中、劇場内バースペースにて展示致します。

上映作品及び日程：

『リトル・ニモ』日本語版　1989年作品　35mm　 94分

月日（土）～月日（日）

『リトル・ニモ』パイロットフィルム　(近藤喜文/友永和秀版) 　1984年作品　DVD　約4分

月30日（土）・7月1日（日）

『リトル・ニモ』パイロットフィルム　 (出崎統/杉野昭夫版) 　1987年作品　DVD　約11分

月30日（土）・7月1日（日）

『名探偵ホームズ青い紅玉の巻/海底の財宝の巻』 1984年作品　35mm （ニュープリント）　45分

月日（土）・月日（月）～月日（日）

『ルパン三世　PART２ 155話さらば愛しきルパンよ』 1980年作品　16mm　 25分

月1日（日）