量産化試作を支援する『MBC試作ファンド』20億円超でクローズ / ベンチャー向けサプライネットワーク構築で支援体制強化へ
株式会社 Darma Tech Labs(ダルマテックラボ、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野 成将、以下「DTL」)は、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(以下「MBC試作ファンド」)の組合組成を完了したことをお知らせします。2017年7月に立ち上げたMBC試作ファンドに、事業会社1社と金融機関4社、個人投資家がリミテッド・パートナー(LP)として参画し、ファンドサイズは目標額を超える総額20億円強となりましたことをお知らせします。
株式会社 Darma Tech Labs(ダルマテックラボ、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野 成将、以下「DTL」)は、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(以下「MBC試作ファンド」)の組合組成を完了したことをお知らせします。2017年7月に立ち上げたMBC試作ファンドに、以下の事業会社と金融機関他がリミテッド・パートナー(LP)として参画し、ファンドサイズは目標額を超える総額20億円強となりましたことをお知らせします。
※あいうえお順
金融機関:京都中央信用金庫(本店:京都市下京区、理事長:白波瀬 誠)
事業会社:株式会社 サーラコーポレーション(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:神野 吾郎)
株式会社 島津製作所(本社:京都市中京区、代表取締役社長:上田 輝久)
武蔵精密工業 株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚 浩史)
CAC CAPITAL 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:前田 卓也)
個人投資家:1名
【日本全国で取り組む試作支援について】
DTLは一般社団法人 京都試作ネット(本社:京都市下京区、代表理事:鈴木 滋朗)と協力し、IoTやハードウェアスタートアップの試作支援を行う「Makers Boot Camp(以下MBC)」を運営してまいりましたが、今後は他地域との連携も図る予定です。浜松信用金庫のMBC試作ファンドへのLP参加をきっかけとした浜松のものづくり企業との連携推進や、震災復興に取り組む岩手の企業と組込ソフトや精密機械の技術を活かした試作開発を進めてまいります。
京都からスタートしたMBCは浜松、岩手を足がかりとし、連携するモノづくり拠点を日本全国に広げ、日本を試作の一大拠点とする世界へ向けた試作エコシステム作りを目指します。
【投資部門】
新たに投資部門の責任者としてDTL取締役の関信浩が最高投資責任者(Chief Investment Officer)」に就任したことをお知らせいたします。関は、これまで本ファンドにおける海外部門の投資を担当してまいりましたが、今後日本と北米のスタートアップの情報の一本化を図り、資金を必要とする世界中のスタートアップへのアクセスを加速させます。
【MBCサプライネットワークの構築】
DTLは、ハードウェアスタートアップがモノづくりをおこなう上で直面する「資金調達」「試作支援」「生産支援」「部品調達」といった一連の課題を解決するため、新たに「MBCサプライネットワーク」を構築します。これまで、DTLは「MBC試作ファンド」を通じて世界のハードウェアスタートアップの「資金調達」支援と、「MBC」を通じて日本各地の製造業との連携による「試作支援」や「生産支援」サービスを提供してきました。この「MBCサプライネットワーク」では、スタートアップ向けの部品・素材の調達ネットワークを構築し、「少量生産」のために部品や素材の調達に苦労するスタートアップを支援していきます。まずは、MBC試作ファンドにLPとして参画した事業会社と一緒に取り組みを始め、試作支援を提供する日本各地の製造業ネットワークと連携しながら、スタートアップの支援体制を更に強化していく予定です。
*MBCサプライネットワーク
MBCサプライネットワークとは、スタートアップ支援に特化したサプライチェーン(製品を作る最初の段階から 作った製品が消費者に届くまでの一連の流れ)を示し、スタートアップのモノづくりにおける課題解決を連続的 に支援する体制となります。
【MBC試作ファンドの支援ベンチャーについて】
DTLは「量産化試作に取り組む国内外のハードウェア ベンチャー」への投資に特化したベンチャーキャピタルとして、本ファンドを組成後、国内4社、海外4社のシード及びアーリーステージのスタートアップに投資活動をおこなってきました。
技術支援を行ったスタートアップの状況をお伝えします。
■Hoplite Power (米 ニューヨーク)
シェアモバイルバッテリーのサービスを展開する 米 ニューヨーク市を拠点とするスタートアップ です。量産化試作に向けた携帯電話用バッテリーの「自動交換器」を「京都試作ネット」のネットワークを使 い、MBCと共に開発をおこないました。今後は開発済み自動交換器をエンターテイメントやスポーツ会場で設置し、利用拡大を目指しています。
■SmartShopping (東京)
日用品・食品通販の価格比較サイトを運営する スマートショッピングは、商品の残量管理・自動発注に対応できる IoTデバイス「スマートマッ ト」の試作品をMBCのサポートを受け京都で開発済みです。 その後はさらなる量産化に向けて、 MBCのサポートを受けています。
日本・海外に向けたハードウェアスタートアップの成長を投資と技術で支援し、今回の組成を踏まえモノづくりの連携が京都以外の日本全国へ波及することを目指して、世界に向けて「日本をモノづくり・IoTスタートアップの拠点」にすることを目指します。
【ファンド概要】
ファンド名 MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合
無限責任組合員(GP) 株式会社 Darma Tech Labs
有限責任組合員(LP) 株式会社 京都銀行 / DMG森精機 株式会社 / 株式会社 ゆうちょ銀行
株式会社 三井住友銀行 / SMBCベンチャーキャピタル 株式会社
株式会社 日本政策投資銀行 / 京都信用金庫
浜松信用金庫 / マクセル 株式会社 / 京都中央信用金庫
CAC CAPITAL 株式会社 / 武蔵精密工業 株式会社
株式会社 サーラコーポレーション / 個人投資家1名 / 株式会社 島津製作所
*加盟順
ファンド規模 20億円強
予定運用期間 10年間
投資対象企業 日本 / 北米 / 欧州のアーリーステージのハードウェアベンチャー
重点投資領域 IoT/ロボティクス/センシング/ネットワーク/ビッグデータ解析/
メディカル デバイス/介護/ライフスタイル/環境・エネルギー
投資先(国内) アトモフ株式会社 (京都)/ 株式会社ヴェルト(東京)
株式会社スマートショッピング(東京)/ 株式会社 no new folk studio(東京)
投資先(海外) Bonbouton (米 ニューヨーク) / Boston Biomotion (米 ニューヨーク)
Hoplite Power (米 ニューヨーク) / Kakaxi (米 シリコンバレー)
■株式会社 Darma Tech Labsの概要
商号 : 株式会社 Darma Tech Labs(Darma Tech Labs Inc.)
代表取締役: 牧野 成将
設立 : 2015年8月3日
資本金 : 3,405万円
本社所在地: 〒600-8413 京都市下京区大政所町680-1第八長谷ビル3階
事業内容 : シード、アーリーステージのハードウェア企業を対象としたVCファンドの運営
ハードウェア・ベンチャーへの試作コンサルティング業務
【問い合わせ先】
株式会社 Darma Tech Labs
担当者:二神
連絡先:mari@makersboot.camp
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企業情報
企業名 | 株式会社Darma Tech Labs |
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代表者名 | 牧野 成将 |
業種 | 金融・保険 |
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