対話型AIシステムのイナゴがテクニカルドキュメント制作のクレステックと業務提携
ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の開発を行うイナゴ株式会社と、テクニカルドキュメント制作を中心にグローバルに事業を展開する株式会社クレステックは、企業のCS向上の実現に向けて、2018年9月12日に業務提携しました。クレステック社の製品の技術情報に関するノウハウや構造化データの分析力と、イナゴのAIを駆使した対話型アシスタント技術を融合することで新たなソリューションを創造し、ユーザーが安心して製品やサービスを受けられる環境づくりに貢献します。製造業をはじめ、各種サービス展開を行っている企業に向け、ユーザー向けバーチャルエージェントソリューション、フロント業務支援システム、バックヤード業務支援システムを提供してまいります。
AI ×ドキュメントの融合で、新たなサービスとソリューション提供へ
ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の技術開発・販売を行うイナゴ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ロン・ディカールアントニオ、以下 イナゴ)と、テクニカルドキュメント制作を中心にグローバルに事業を展開する株式会社クレステック(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:髙林彰、以下、クレステック社)は、お互いの得意分野を融合することで新たなサービスとソリューションの開発を推進し、企業のCS向上の実現に向けて、2018年9月12日に業務提携しました。
■業務提携の目的
現在、ITの進化や市場の多様化により一般消費者(以下、ユーザー)を取り巻く環境は大きく変化しています。このような中、ユーザーによる製品使用やサービスの享受では、情報の氾濫や複雑化(多層化)により必要時に迅速かつ正確に情報へアクセスすることが難しい環境となっています。
また、企業内ではユーザーとのアクセスポイントである企業窓口(販売店頭やコールセンター、カスタマーサポート窓口等)に製品情報やサービス情報の集約や整理が不十分であったり、仕組みが無いなどにより、ユーザーに十分かつ適切な情報提供が出来ていません。このことにより、ユーザーの製品誤操作や無駄なオペレーションを招くこととなっています。
これらの問題解決には、より簡易的で正確なユーザーとのアクセスポイントを構築すること、そして企業内の情報の集約と整理を推進することが必要と考え、クレステック社の製品の技術情報に関するノウハウや構造化データの分析力と、イナゴの自然言語理解などのAI技術力や対話エンジン開発力を相互に融合することにより、新たなサービスとソリューションを創造し、市場へ提供することで、ユーザーが安心して製品やサービスを受けられる環境づくりに貢献することを目指します。
■新サービス、ソリューションの概要
企業内の情報の集約と整理には、クレステック社のドキュメント管理・分析力を活用し、商品に添付される取扱説明書だけではなく、整備書やFAQ、動画、カタログ等、各部門が制作するあらゆる商品情報を基に商品の知(ナレッジ・ベース)を構築します。
構築したナレッジ・ベースの有効活用として、情報アクセス者(ユーザーおよび企業窓口等)の利用環境に応じたインタフェースを、イナゴの対話型エンジン・netpeopleアシスタントプラットフォームを利用して構築し、迅速に、より正確な情報提供を実現します。イナゴのAI技術を利用することで、自然な言葉で対話できる音声アシスタント機能やテキストによる対話型バーチャルエージェント機能など、直感的なユーザーインタラクションを提供します。
■概要図
■今後の展開
製造業をはじめ、各種サービス展開を行っている企業に向け、大きく分け3つのサービスまたはソリューション提供を行ってまいります。
1)ユーザー向けバーチャルエージェント(ソリューション)
ユーザーが簡易的にアクセス出来るアプリやWebサイトなどのエージェントソリューション。
スマホやPCなどのデバイスから音声やテキストなどの情報入力により、製品の取扱情報や不具合対応、使用説明など製品やサービスに関わる情報の入手を支援する。
2)フロント業務支援システム(サービス、ソリューション)
ユーザーからの問い合わせに関わる企業の窓口担当への情報提供支援システム。
コールセンターやカスタマーサポート部門、販売窓口部門の方々が、ユーザーの問い合わせに応じて迅速かつ正確な情報を入手し、提供できることを支援する。
3)バックヤード業務支援システム(サービス、ソリューション)
製品のメンテナンスや製造など企業内工程において情報提供する支援システム。
企業内業務として輸送機器を始めとした各種製品のメンテナンスや製造工程におけるインストラクションを音声によりハンズフリーにて作業できる環境構築を支援する。
■両社の特徴
新サービスおよびソリューションの開発には、商品の知(ナレッジ・ベース)となる各種マニュアル等の文書資産に対する解析力と日本語での問い合わせを実現するAI技術が必須となり、両社のそれぞれの強みを融合して実現します。
クレステック社の強み:
・構造化文書の構築、解析、改修(XML/HTML、DTD等)
・マニュアル検証、解析、改修(文書構造、表現、文脈等)
・テクニカルライティング力(商品知識、仕様情報、実機検証等)
・システム開発(ドキュメント管理システム等)
イナゴの強み:
・自然言語対話エンジン(netpeopleアシスタントプラットフォーム)の開発
・対話型インテリジェントアシスタントの開発
・FAQ自動生成エンジン開発
・データベース解析(FAQ、マニュアルデータ等)
イナゴは、音声対話ソフトウェア分野において15年以上にわたる経験とノウハウを持ち、最新のユーザーエクスペリエンスを実現するAIアシスタント技術を提供しています。対話型インタフェースのためのデータベースを自動生成する技術やユーザーとの対話を動的に生成する自然言語処理技術など、音声インターフェース構築にかかる開発負荷を低減するソリューションを、AI技術の先進国であるカナダの大学と共同開発し、企業による自社製品への対話型アシスタントの導入をサポートします。パソコン、スマートフォン、カーナビをはじめとする情報端末から、テレビなどの家電にも対応し、製品とユーザーとの生きたコミュニケーションの活性化を支援しています。
また、一般向けサービスとして、アンドロイド端末用パーソナルアシスタントアプリケーション「mia(ミア)|音声対話アシスタント」を提供しています。
mia(ミア)|音声対話アシスタント (無料)
※Android版のみ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.inago.netpeoplea
本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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◆会社概要
会社名 :イナゴ株式会社
設立 :2000年
代表者 :Ron DiCarlantonio(ロン・ディカールアントニオ)
所在地 :〒106-0045 東京都港区麻布十番1-4-5 深尾ビル5F
事業内容 :ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の技術開発・販売
会社名 :株式会社クレステック
URL :http://www.crestec.co.jp/
設立 :1984年
代表者 :高林 彰
所在地 :〒431-3105 静岡県浜松市東区笠井新田町676
事業内容 :各種マニュアル企画・制作・コンサルティング、翻訳、印刷、パッケージ製造、販売支援サービス、各種コンテンツ制作、制作支援システム開発等
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企業情報
企業名 | イナゴ株式会社 |
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代表者名 | Ron DiCarlantonio |
業種 | ネットサービス |
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