世界最小!電子部品の微細化はここまで進んだ! 日本初の「0201チップはんだ付け教材」発売開始 ~ハンダゴテを使った手実装の限界に挑戦~
NPO法人 日本はんだ付け協会(所在地:滋賀県東近江市 理事長:野瀬 昌治、以下、日本はんだ付け協会)は、このたび、電子機器や電気製品の製造企業でのはんだ付け教育を支援する目的で、日本で初めて「0201,0402,0603チップはんだ付け教材」を販売いたします。
2018年に入って多くの企業から 「セラミックコンデンサなどの大手製造メーカー(村田製作所やロームなど)が、従来から電子機器に多量に使用されていた1608や1005チップの製造ラインを0603向けに変更したため、入手が困難となり、やむなく0603、0402サイズのチップ部品を使用しなければならなくなった」「0603,0402チップの修正や手実装で困っている」との声が寄せられるようになりました。
0603(0.6×0.3mm)チップは、図のように非常に小さく、既にスマホなどには搭載されていますが自動機で実装されています。また、0402(0.4×0.2mm)チップはiphoneなどで実用化されていますが、0201(0.2×0.1mm)に至っては、部品は製造されているものの実装技術が確立されていません。(どちらも人間がハンダゴテではんだ付けできるようには設計されていない)
しかし、こうした極微細な部品も製品の試作や改造、修理作業では、人間がハンダゴテを使ってはんだ付けする必要性が必ず出てきます。
そこで、NPO日本はんだ付け協会では、0603,0402,0201サイズのチップ部品を実際にはんだ付け、あるいは修正の練習をするための教材を制作、販売を開始しました。現在、日本国内では0201サイズの部品の入手は困難であるため、一度も実物を見たことのない技術者がほとんどです。一度実物に触れてみて将来の技術革新に備えておくべきであると考えられます。
実際に、0201,0402チップをはんだ付けする動画はこちら(youtube)
https://goo.gl/AMU7jP 0201実装
https://goo.gl/Ntg2WC 0402実装
部品が微細化すると、フラックスの粘度や、融けたはんだの表面張力の影響、周囲や、
ピンセットの静電気、部品の持つ静電気、クリームはんだの粒々の影響など、0603チップレベルでは気にならなかった現象が多数現れてきます。
■販売開始日
2018年12月17日
日本はんだ付け協会はNPO法人であるため、販売は、ゴッドはんだ株式会社に委託
■超微細 練習用基板 仕様
基板の実装パターンは、それぞれ
0201は104個
0402は80個
0603は80個
1005は80個
実装できる設計になっています。 ※部品は各40個です
<「はんだ付け検定」について>
※「はんだ付け検定」で検索してください。
日本はんだ付け協会が構築した、はんだ付け教育システム。
NPO日本はんだ付け協会は、2011年7月よりはんだ付け検定を開始しました。全国ではんだ付けの講習会を開催すると共に、中小企業が自社でのはんだ付け教育ができるように、はんだ付け教育のための教材を開発、提供してきました。
日本はんだ付け協会は、「はんだ付け検定」を広く認知していただくことで「はんだ付け教育システム」を定着させ、多くの企業、技術者のはんだ付け技術力アップを図り、日本の「ものつくり」の振興に貢献することを目指します
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企業情報
企業名 | NPO法人日本はんだ付け協会 |
---|---|
代表者名 | 野瀬 昌治 |
業種 | その他サービス |
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