【特許庁が認めた!!】バカバカしい暗記モノのお話

　え～一杯のお運びでまことに有り難うございます。毎度馬鹿馬鹿しい暗記モノのお話になります。

　

　しかし何ですな!物を覚えるというのは誠にもって面倒くさいやつであって、特に英語の単語なんていうと、これはもうアタシも経験がありますが、そりゃ～大変な苦労をしたもので、やっとこさ、10個覚えたときには、あなたすでに20個忘れている。20個覚えた日には30個忘れているって具合で、しまいには何個忘れたかも忘れちまったなんてことが良くありましてね。

 

　こないだも、アタシの行きつけの店で隣の夫婦が、こんな話をしておりまして…

 

「だけど、どうしてあの英語ってやつはabc順に並んでいるんだろうね。」

 

「そりゃあ、あんた日本語の辞書だって、むか～しっから『あいうえお』順にならんでいるんだからしょうがないわよ。」

 

「また～？とぼけちゃって、あんたの時代は『いろはにほへと』でしょ。

 

でも何ですね、たいていの単語帳が、アルファベットの順に並んでいますよね。abcまでは気合いが入って見るんだけど、あたしゃどうもdefぐらいで気力がなくなっちまってGHQが出てきたときにはもう降参しちゃうのよ。」

 

 

　なんて与太話を聞いたときには、あ～昔っからこういう人も英単語には散々な目にあってるんだなって、思いましたからね。

 

　うちのお隣に来た日系のロシア人の学生さんも、相当に苦労しているようで、

 

「ピロシキです。ロシア人が英語の動詞を覚えようと励んどりますが、不規則動詞が全然おぼえられんとです。あまりに悩んで先生に聞いたとです。そしたら…『学校の規則も守れんもんが不規則動詞など覚えられるわけなかか、このバカチンが！』と言われてしまいました。ピロシキです。ピロシキです…」

 

　てな具合で洋の東西を問わず、どこにいっても厄介なやつなんですな、不規則に動くものは。

 

　それでもね、アタシもこのままじゃ悔しいっていうんで必死に調べなおしましたよ。一週間を十日かけてね。

 

　そしたらあんた驚くじゃありませんか。バラバラに見えていたあの単語がですよ。キマリに従って変化しているんだ。これにはアタシもびっくり！しましてね。

 

　buyときたらbought/bought,bringときたらbrought/brought、情熱もってfightしてみたらfought/foughtよくよくthinkしてみたらthought/thoughtてな感じで不規則の中にも何かしらの秩序ってものをもってグループを作ってるじゃありませんか。

 

　こいつは、放っとけねぇ･･･というんで片端から、不規則集めて見直したら、ほかにもまだまだグループがある。

 

　「もっと早くにやっとけば･･･」って遅まきながら後悔の念も含めて公開してしまおうというのが、アタシの目論見でね。

 

　おっとついでにこいつを早口言葉で有名な東京特許許可局ならぬ特許庁なんて、アタシには敷居が高いところに持って行きましたところ、タマゲタねぇ、「実用新案」なんていう厳かなものまで頂いてしまいまして、ケツがかゆくていけません。

 

　というわけで、今回はアタシが気づいたこの不規則動詞にあるキマリを皆さんに小声で紹介しようというわけなんで･･･。

 

　え？何ですって？「不規則なのにどうしてグループができるかって？」そこは、あなた、「どうし」だけに「仲間」が欲しい･･･お後がよろしいようで。

 

 

 

 

 

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