平成30年7月豪雨からの復興にあたる「米作りから酒を醸す　赤磐雄町ファンド」「マルクラ食品　麹を活かす新製品ファンド」が満額の資金調達を達成しました。

平成３０年７月豪雨からの復興を目指す、２つの事業

岡山県が推進する「岡山ふるさと投資応援事業」は、「岡山県内各地域の特色などを活かし、全国に誇り得る魅力ある商品や事業ブランド力強化を目指すもの。又は平成３０年７月豪雨による災害からの復興を目指すもの」を対象事業とした、地域経済の活性化や地域のブランド力の強化を支援する取り組みです。

今回、岡山県の支援のもと、MS社のインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」で２つの企業が復興のための資金調達を行いました。

 

「米作りから酒を醸す　赤磐雄町ファンド」

事業者である利守酒造は、岡山県赤磐市にルーツを持つ「雄町米」を酒蔵主導で復活させ、地元米による酒造りとブランド力強化を目指す酒蔵です。

平成３０年７月豪雨により、生命線である冷蔵設備に大きな被害を受け、商品の保管が困難になりました。

今回の被災を機に新たな低温貯蔵・熟成できる貯蔵庫を改良設置し、従来では出せなかった、熟成によって雄町米の旨味を持つ「赤磐雄町」と「酒一筋」ブランドを新しい販路へも出荷できる体制に整えます。

本ファンドでは、一定温度（10度以下）で貯蔵可能な冷蔵設備の購入・設置資金を募集し、10日で1,500万円という早さで資金調達を達成しました。

ファンド詳細ページ：https://www.securite.jp/fund/detail/4856

 

出資いただいた方の声

「災害大変だったかと思います。少しでも設備改良・復興に役立てていただければ。」

「熟成酒に期待しています。」

「こだわりの酒造りを応援します。今後とも頑張ってください。」

 

 

「マルクラ食品　麹を活かす新製品ファンド」

事業者であるマルクラ食品は、天然の発酵技術による高糖度のあま酒や、ライスシロップなどを独自の技術で製造している会社です。

平成３０年７月豪雨により、有機米を育ててきた地域の米農家が有機米認証を得られず、収支面から死活問題に。農家からそのお米を買い取り、自社技術で付加価値をつけ商品展開をするため、お米の買取費用をファンドで募りました。

2日間で300万円の調達を達成しています。

ファンド詳細ページ：https://www.securite.jp/fund/detail/4857

 

 

出資いただいた方の声

「少しでも災害復興の足しになればと思います。がんばってください。」

「いつも甘酒を愛用していますが、甘酒を通して貢献できるのは嬉しいです。応援しています。」

「農家と一緒に頑張ってください。」

 

 

■インパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」：https://www.securite.jp/

セキュリテは、１口数万円の少額からご出資いただけるインパクト投資プラットフォームです。

経済的なリターンを求めるだけではなく、それぞれの地域で抱える課題や貧困や環境などの社会的な課題に対して、皆様からの出資を通じて解決しようとする、経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する新しい投資の仕組みです。被災地支援や途上国支援、地域創生等あらゆる分野で「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。