スマホを使って"菌"や"汚れ"をその場で確認できる、バクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』が「携帯形微生物観察器」としてJIS化されました。
「携帯形微生物観察器」は、食品加工工場や調理現場の衛生管理面での強化ツールとして期待されており、"菌"や"汚れ"を現場で 即時確認することが可能となる顕微鏡の性能特性評価等を標準化しました。 性能の標準化とそれを示す試験方法を定義する事により、食品衛生に携わる方々に安心して導入していただけるようになりました。 なお、この規格は、工業標準化法に基づき、日本工業標準調査会の審議を経て、経済産業大臣が制定した日本工業規格となります。
アクアシステム株式会社(本社:群馬県前橋市、代表取締役:狩野清史)のバクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』が3月20日(水)、経済産業省の「新市場創造型標準化制度」を活用し審議を経て、「携帯形微生物観察器」JIS B 7271に制定されました。JIS化したことで、今まで以上に食品衛生に携わる方々に安心して導入していただけるようになります。
▼バクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』:https://www.mil-kin.com
■コンセプトや製品への客観的評価、従来の市場の空気一変も
『mil-kin(見る菌)』は昨年6月に販売を開始。スマートフォンのカメラ機能を使って細菌や汚れを光学倍率1,000倍で撮影・記録できる携帯形微生物観察器です。
食品加工工場や調理現場での衛生管理面の強化ツールとして、目に見えない"菌"や"汚れ"を現場ですぐに確認できる装置として、性能特性評価等が標準化されました。
大きな特徴としては、プレパラート(スライドガラス・カバーガラス)を使用しない点で、プレパラートレスにする事により、食品の現場でもガラス製品を持ち込む事なく、現場でリアルタイムに"菌"や"汚れ"などを確認でき、衛生確認や清浄度の確認が可能になります。
サンプリングも簡単で、確認したい箇所を綿棒などで拭き取り、対物レンズ上の試料ステージに直接塗布または滴下し、スマートフォンのカメラ機能を使い、静止画や動画をデジタル化が可能。
スマートフォンの大画面で確認することが可能なほか、プレゼンやレポートや論文などにもデータを貼り付ける事やHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point、ハサップ=危害分析重要管理点)の日常の記録として残すことができます。
また、『mil-kin(見る菌)』は、コンパクトに設計なので携帯性に優れており、白衣などのポケットにも収納可能です。
▼『mil-kin(見る菌)』の使い方▼
現在市販されているプレパラートレスの顕微鏡は、スマートフォンなどを置かない状態で光学倍率が1,000倍未満の製品が多く、1μm程度の微生物を観察するのには十分と言えず、その上、解像力が低く、収差(歪み、曲がり、色ズレ等)があるものも見受けられました。そのため、一般的にこの種の製品の市場の信頼が高かったとは言えません。
今回のJIS化は、当社の持つコンセプトや製品が客観的に評価されたと言え、それが市場での信頼性向上につながり、ひいては他社との差別化につながるものと考えていおり、食品業界を中心とした市場の空気を一変させる可能性を秘めていると言っていいでしょう。
■食の安全・安心が叫ばれる時代の要請に応える。食品衛生管理の向上へ
当社が『mil-kin(見る菌)』を開発したのは、近年、食の安全・安心がより注目されるようになったことがあります。2018年6月に食品衛生法が改正され、広域的な食中毒予防への対策が進められるようになりました。HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point、ハサップ=危害分析重要管理点)に沿った衛生管理の制度化や営業許可制度の見直し、営業届出制度、食品リコール情報の報告制度の創設などです。
そうした時代の要請に合わせ、簡易に確実に、現場で菌や汚れを確認できるようにするため『mil-kin(見る菌)』は誕生しました。製品の性能を広くPRし、HACCPに関わる企業の衛生管理強化ツールとして多くの方に利用していただくことで、我が国の食品衛生管理の向上に役立てればと考えております。
■市場はグローバルに
世界では毎年6億人が食中毒や感染症にかかっており、このうち42万人が亡くなっていると、2015年にWHOが発表しました。特に、アフリカや東南アジアなどの発展途上国における発症率と死亡率が高いとされております。
『mil-kin(見る菌)』は、"菌"や"汚れ"を「見える化」できるので、子供からお年寄りまで誰でも簡単に理解でき、まさに百聞は一見にしかずです。
現在は、世界20カ国に販路を開拓しており、この「携帯形微生物観察器」JIS B 7271に制定により、Made in JAPANの技術をもってさらに加速させたいと考えております。
■取扱店説明会を開催
今回の携帯形微生物観察器のJIS化を受け、取扱店説明会を開催します。
2019年4月 5日 金曜日 13:30〜15:30まで(受付開始:13:00) 20社限定(各社1名づつ)
2019年4月 9日 火曜日 13:30〜15:30まで(受付開始:13:00) 20社限定(各社1名づつ)
2019年4月16日 火曜日 13:30〜15:30まで(受付開始:13:00) 20社限定(各社1名づつ)
場所:〒100-0004 東京都千代田区大手町 2-6-1 朝日生命大手町ビル2F
https://fabbit.co.jp/facility/global-gateway-otemachi/
お申込み方法:『mil-kin(見る菌)』ホームページのお問い合わせからお申込み下さい。
https://www.mil-kin.com/contact/
※定数になった場合は、こちらからご連絡をさせていただきます。
<商品概要>
商品名:バクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』
光学倍率:1,000倍
最大可視可能サイズ:1マイクロメートル(0.001ミリメートル)以上
光源および電源:LED、単三乾電池2本
サイズ:本体W5.5×D11.3×H14.0センチ
スマートフォン用スタンドを含む本体:W17.5×D11.3×H14.6センチ
重さ:約450グラム(本体、スマートフォン用スタンド、乾電池2本を含む)
標準付属品:ピペット(2本)、マイクロチューブ(2本)、綿棒(2本)、単三形アルカリ乾電池(2本)
価格:9万9,800円(税別) ※送料1,500円(税別、全国一律)
※本体にスマートフォンは含まれておりません。
【資料】
▼平成31年3月20日(号外 第55号) 日本工業規格(経済産業省)
https://kanpou.npb.go.jp/20190320/20190320g00055/20190320g000550005f.html
▼新市場創造型標準化制度について(2016年12月1日 経済産業省発表)
日本工業標準調査会(工業標準化法に基づいて経済産業省に設置されている審議会) は、中堅・中小企業から提案のあった 2 件について、「新市場創造型標準化制度」を活用 して標準化を行うことを決定しました。今後、中堅・中小企業等の優れた技術や製品の標 準化を進め、新たな市場の創出につながることが期待されます。
https://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161201004/20161201004.html
本社:〒371-0114 群馬県前橋市富士見町田島191番地の1
サテライトオフィス:〒100-0004 東京都千代田区大手町 2-6-1 朝日生命大手町ビル2F
代表者:代表取締役 狩野清史
設立:1986年5月
電話番号:027-288-7711(代表)
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企業情報
企業名 | 株式会社 mil-kin |
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代表者名 | 狩野 清史 |
業種 | 精密機器 |
コラム
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