音楽著作物の放送モニタリングシステム:実験から本格稼働へ

音楽著作物の使用実績報告の確認に関する「放送使用モニタリングシステム」の実験が米国グレースノートとの連携により終了、本格稼働の段階に移行!

音楽著作物の放送使用モニタリングシステム:実験から本格稼働へ
2008.03.11 株式会社イーライセンス

 著作権管理事業参入から6年、権利者及び使用者の皆様の複数管理事業に対するご理解と、新たな時代に対応した著作権管理サービスへのご賛同に心より御礼申し上げます。
 さて、弊社は、一昨年4月文化庁の申請受理を受け「放送権・有線放送権」管理事業に参入させていただき、「作品毎使用料設定」「使用管理作品全曲報告」を確認させていただいております。
 しかしながら、各放送事業者の皆様からいただく使用実績報告の確認につきましては、「放送使用モニタリングシステム」の運営が必須であり、その開発を続けて参りました。
 今般、米国「グレースノート社」との連携にてシステム実験が終了し、今後の弊社管理作品を対象としたモニタリングサービスに関する本格稼働に向け、グレースノート社との契約交渉が進行しておりますので、ここに概要をご報告させていただきます。

放送使用におけるモニタリングシステム実証実験

目的:実験用システムを用いて実際に放送されたラジオ番組のモニタリングを実施することで、
   弊社管理作品の検知精度を検証する。
実験内容:放送された番組を一定時間録音し、モニタリングシステムにより弊社管理作品の音源
   データ(フィンガープリント)とマッチングさせる。(詳細別紙システム図:参照)
   放送は、2放送局・12/9〜12/11の計28時間、MP3形式で録音
   放送に利用された弊社管理作品の作品情報、放送時刻、利用時間等を検出
対象放送局:東京及び隣接県FM放送局(2局)
システム協力:米国グレースノート社
コンテンツ&ライツ提供:弊社登録著作権者、実験対象放送局

放送使用モニタリングシステム今後の運営計画案

運用第1フェーズ:[対象]ご契約いただいた全国放送局からテレビ、ラジオを選択
       [対象時間]各1ヶ月24時間録音(毎月実施)
運用第2フェーズ:[対象]全国全ラジオ局及び東京テレビキー局
       [対象時間]365日24時間録音
運用目的:(図1)放送使用モニタリング:各放送事業者の使用実績報告の確認に使用
     (図2)放送事業者報告業務サポート:モニタリング結果を各放送事業者に報告、
         確認後、利用実績報告書として活用

お問い合わせ:(株)イーライセンス 担当:伊藤圭介、上園美穂
       Mail:fp@elicense.co.jp Tel:03-5447-1080

企業情報

企業名 株式会社イーライセンス
代表者名 三野 明洋
業種 エンタテインメント・音楽関連

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