『君学』発売のお知らせ

報道関係者各位




『君学』発売のお知らせ

君子は本を務む　本立ちて道生ず
世、枝葉大いに茂る
されど本を伝えるもの、少なし
枝葉甚だ多くして、用なし難し
本修めれば、枝葉なし易し
よってここに本を記す
（まえがきより）

　「君子は本（もと）を務む　本（もと）立ちて道生ず」は『論語』における有子の言葉であり、意味としては「進むべき道に志すものは根本のことに努力する。根本が定まって初めて道もはっきりする」となる。
　その後に続くのは著者自身の言葉であり、事理の末節への信奉が横行する現代を嘆き、それに対するアンチテーゼとして本書を記したことを明言している。
　日本にも「米百俵」の逸話があるように、かつては物事の本質・根本教育を重要視する土壌があったものの、現代においてはその精神も薄れている。今日の教育・受験制度自体、物事の本質を深みから考察し、後の人生の糧とし得るシステムであるとは言い難いのが現状だ。
　本文は28編からなり、いずれも人生において不可欠な概念「親子」「死」「幸福」「生」などを記し、そして「人倫」については儒教の基本的徳目である「仁義礼智信」を中心に取り上げ、それぞれの概念に対する根本のメッセージを、簡潔で深い言葉により記している。
　本書により、現代の日本という小さく狭いものではなく、国を超え、時を越えて通ずる、本（もと）への扉を開けて欲しいと願うものである。

　上記書籍、是非ともお取り上げいただけますようお願いいたします。

2008年3月1日初版第一刷発行　　定価840円（税込）　ISBN978-4-434-11705-3
発行所 ブイツーソリューション
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