【クラファンディング実施中】まちに本屋を残したい!『まちの本屋リノベーションプロジェクト』by 石堂書店
■概要 まちに本屋を残したい!という想いから、横浜で創業70年を迎える石堂書店が中心となり、これからのまちの本屋のモデルをつくる『まちの本屋リノベーションプロジェクト』を起ち上げました。まちの出版社が入るワークスペースや、本を中心にしたブックスペースなどを中心に、「あたらしい まちの本屋」をつくります!
【クラファンディング実施中】まちに本屋を残したい!『まちの本屋リノベーションプロジェクト』by 石堂書店
みなさまはじめまして。
石堂書店の3代目店主 石堂智之です。
昭和24年に『東横線 妙蓮寺駅』で創業した石堂書店は、2019年で70周年を迎えました。
私たち石堂書店は、暮らしのまち・妙蓮寺の『まちの本屋』として、地域の皆様が気軽に立ち寄れる店であることを心がけてきました。
創業者である私の祖父は、『本のオアシス 石堂書店』という屋号を命名しました。
今となっては「本のオアシス」の正確な由来はわからないのですが、私は「砂漠の中のオアシスに人が集まるように、本を介して人と人がつながる場、日々の暮らしの憩いの場、地域の文化が育つ場」であると思い、日々仕事に取り組んでいます。
『まちの本屋』の新しいビジネスモデルをつくりたい!
ここからが本題になります。
近年の業界の急速な変化により、2000年当時に20,000店以上あった書店は、半分近くにまで減ってしまいました。その中でも、石堂書店を含めた『まちの本屋』の役割は、ますます小さくなってきていると感じています。
雑誌売上の低迷によって、お客さまが定期的に足を運んでくれる機会が減ったこと。
Amazonに代表される、バラエティと利便性に優れたネット書店が台頭したこと。
スマートフォンやタブレットが普及し、活字を読む手段が変わりつつあること。
今までと同じやり方で『まちの本屋』を続けていくことは、すでに難しいものになりつつあるかもしれません。
しかし、私たちは『本屋が、まちの人から必要とされなくなった』とは感じていません。
私たちのお店には、子供がお小遣いを握りしめ好きな本やマンガを買いに来たり、
年配の方が趣味の本を毎月買いに来てくれて何気ない世間話をしたり、
買い物帰りに子供と一緒に絵本を選ぶお母さんがいたり、
そんな『まちの本屋の風景』が、今でもこの小さなまちの本屋にはあります。
そして、まちに本屋が『ある街』と『ない街』だったら、私たちは『まちに本屋がある街』に住みたいと思うのです。
しかし同時に、私たちは『今までと同じまちの本屋でいい』とは思っていません。
ネットやスマホが台頭してきた現代だからこそ、それに合わせた『まちの本屋』が必要であり
情報があふれる時代だからこそ、オアシスとして『新しい まちの本屋』が必要なんだと感じています。
そこで私たちは、これからの『まちの本屋』の役割を見直し、新しい店へと生まれ変わるためのプロジェクトとして、
『まちの本屋リノベーションプロジェクト』
を起ち上げることにしました。
コアメンバーは私、石堂書店に加え、
妙蓮寺のまちづくりに関わっている不動産建築の『住まいの松栄』さんと、
暮らし視点の本づくりをしている隣駅菊名創業の出版社「三輪舎」さんに加わってもらいました。
【妙蓮寺の不動産建築屋 住まいの松栄について】
石堂書店と同じ妙蓮寺にある不動産建築屋。(松栄建設は1960年創業)
不動産・建設業の他、古民家カフェ(2015-2017)、おばあちゃんの家事付シェアハウスの企画運営、古民家スタジオ、各種イベント等の運営等を通じて『ひととまちにしあわせのたねを』まく活動を行っている。
【三輪舎 中岡祐介について】
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)に8年間勤務後、子どもが生まれたことをきっかけに横浜市港北区で2014年に出版社を開業。速さを求められる自転車創業の世の中に対して「三輪的」活動で本の出版を続けている。2019年7月、それまで仕事場にしていた菊名の自宅から、隣町・妙蓮寺の石堂書店の2階に事務所を移転。
これまでのプロジェクトの実績
【「ホンヤノニカイ」をオープン】
プロジェクトの第一歩として、2018年6月と10月にまちの本屋について語る場として『本屋BAR』を開催し、2019年7月には、石堂書店の二階に隣駅菊名駅の出版社「三輪舎」さんが入居するイベント&ワーキングスペース「ホンヤノニカイ」をオープンさせました。
この『ホンヤノニカイ』では、2019年6月にDIYを実施し総勢30人近い方々にご参加いただきました。
今後は、本やカルチャーにまつわるイベントを中心に、まちと人がつながる場として運営していきます。
※9月以降は「暮らしの街で本と本屋を考える」というシリーズで、本と本屋関係のイベントを開催していきます。
【まちに開いた『こいしどう書店』】
そして、これからDIY第二弾として、石堂書店の向かいにある現在倉庫として使っているスペースを、気軽に立ち寄れるブックスペース『こいしどう書店』に改装し、リニューアルオープンしたいと考えています。
この『こいしどう書店』は、
・みなさまから『ブックファンディング』(詳細は文末に記載)で寄付いただいた本の販売
・近隣のお店から飲食物を持込める カフェスペース
・まちの人が利用できる小上がりの ブックスペース
・まちの作家さんの作品を展示する アートギャラリー
・音楽、紙芝居、読み聞かせ、作家さんによるトークショーなど、路面型のイベントスペース
として運営をしていく予定です。
文字通り「まちに開かれた本屋」としての活動を行っていきます。
こいしどう書店になるスペースは、かつてはコミック・児童書を置いていましたが、ここ数年は落語や紙芝居、講座等のイベントで使ったり、現在は倉庫とガチャガチャスペースとして利用しています。
【『あたらしい まちの本屋』のこれから】
今後は、これらの「こいしどう書店」や「ホンヤノニカイ」などの新しい活動に加え、出版社である三輪舎さんとタッグを組んで、本の品揃えや流通、サービスの見直しも行い、現在ご利用頂いているお客様を大切にしながら、まちの本屋である石堂書店を、令和の時代に合った
『あたらしい まちの本屋』
へと、アップデートしていきたいと思っています。
ただ、このプロジェクトはまだ走り出したばかりです。
また、現メンバーだけでは実行できないことがたくさんあります。
地域の皆さま、そして本と本屋を愛する皆様の協力があって、はじめてこのプロジェクトは進められるものと思っており、そんな皆様に自由にかかわっていただけるよう、このプロジェクトは『オープンなプロジェクト』として進めていければと思っています。
そのためプロジェクトで行う事業内容やその結果等については、オープンソースとして広く公開し、他のまちの本屋のリノベーションでも活用できるような形をとっていく予定です。
私たちは、今回のこのクラウドファンディングをきっかけに、まちの本屋の未来、あたらしいまちの本屋のモデルを、皆様と一緒に考えていければと思っています。
今後もプロジェクトの情報については、SNS等で共有し、地域の皆さま、本と本屋を愛する皆さまのお力添えをいただきながら、一歩ずつ進んでいきたいと思っております。
何卒よろしくお願いいたします。
※長文を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。DIYイベントやこいしどう書店のお披露目会で皆様とお会いできること、心から楽しみにしています。
まちの本屋リノベーションプロジェクト代表
石堂書店3代目店主
石堂智之
【プロジェクトを起ち上げた人】
石堂書店
https://note.mu/mrp/n/n00264c00d206
住まいの松栄
https://syo-ei.com/
【まちの本屋リノベーションプロジェクト関係リンク】
Facebook
https://www.facebook.com/events/436936366869063/
Instagram
https://www.instagram.com/local_bookstore_renovation/?hl=ja
Twitter
https://twitter.com/BookstoreLocal
note
https://note.mu/mrp/
これまでのインタビュー記事まとめ
【これまでの活動】
2018.06.09 本屋BAR Vol.1 『まちの本屋さんと古民家で語るナイト』
2018.10.13 本屋BAR Vol.2 『まちの本屋さん・出版社さんと古民家で語るナイト』
2019.06.16 本屋の2階をシェアオフィスにするDIYを実施
2019.07.20 白楽ドッキリヤミ市場に出店
2019.7.28 ホンヤノニカイ オープニング
【資金の使い道】
ブックスペース「こいしどう書店」の改修費用・什器備品費用 100万円
書店2階のシェアオフィス「ホンヤノニカイ」の什器備品費用 50万円
※こいしどう書店は皆様からのブックファンディングで運営する予定にしています。
【実施スケジュール】
2019.7月 ホンヤノニカイ運営スタート
2019.10月 こいしどう書店の改修
2019.10月 こいしどう書店運営スタート
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企業情報
企業名 | 石堂書店 |
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代表者名 | 石堂智之 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |