パナソニックアビオニクス（Panasonic Avionics）社、ダンドークに修理工場を新設

パナソニック アビオニクス社はこのほど、アイルランド・ラウス州ダンドークに修理工場を設立したと発表しました。この投資は、アイルランド政府産業開発庁（IDA）を通じてアイルランド政府が支援しています。

 

パナソニック アビオニクス社は機内エンターテインメント・コネクティビティ（IFEC）システムの供給とサービスを行っています。同社の顧客には世界の航空会社300社あまりが含まれます。

 

パナソニック アビオニクスの主要事業部門であるパナソニック テクニカル サービス（PTS）は、世界70ヵ所を超える拠点で修理や航空機のライン整備、予備部品の供給、および訓練や技術資料の出版、技術サポートなどの技術サービスを提供しています。

 

PTSがカスタマイズして提供するサポートプログラムは、最低の耐用性コストで機器の保守性を保証します。

 

パナソニック アビオニクス社カスタマーサポートサービス担当シニアバイスプレジデントのショーン・ギャビンは「ダンドークの修理工場は当社グローバルネットワークの戦略的な一翼を担い、欧州のお客様にIFEC機器の修理サービスを提供しています。アイルランド航空局（IAA）との協力の下、ダンドークにおける修理作業と欧州の他の地域でのライン整備作業に必要な欧州航空安全機関(EASA) パート145の認証を取得できたことを喜ばしく思っています。この地から欧州にサポートを提供できることを楽しみにしています」と述べました。

 

アイルランド政府産業開発庁マーティン・シャナハン長官はこの発表を歓迎して次のように述べました。「ダンドークをはじめとするアイルランド北東部は、数多くの分野で外国からの直接投資に非常に魅力的な場所です。パナソニックの投資は、この地域におけるIDAのクライアント基盤を拡大する素晴らしいものであり、IDAは今後とも引き続き支援をしてまいります」

 

アイルランド政府産業開発庁日本代表 デレク・フィッツジェラルドは次のように述べています。「パナソニック アビオニクス社が、アイルランドに設立した新しい修理工場から世界中のお客様にサービスを提供するという今回の発表は、日本企業がアイルランドに寄せる信頼の新たな証です。今年すでに発表した、日本総合研究所（三井住友フィナンシャルグループのグループ企業）やインディード社（リクルート ホールディングスのグループ企業）がアイルランドで既存の事業を拡大するというニュースに続くものです。現在の不安定な世界情勢の中、日本企業は、グローバルビジネスを遂行するために、安定し、オープンな、ビジネス重視の環境を求めています。私たちは、日本企業がアイルランドをそのような環境であると認めてくれたことを嬉しく思います」

 

■パナソニック アビオニクス社について

1979年に設立された米国法人、パナソニック アビオニクス社はパナソニック株式会社の主要な北米子会社であるパナソニックノースアメリカ社の子会社です。カリフォルニア州レイクフォレストを拠点に従業員5000人以上を抱え、世界80ヵ所で事業を展開する同社は、1万4300を超えるIFEシステムと2200の機内ネットワークソリューションを世界の大手航空会社に提供しています。

 

パナソニック アビオニクス社は、機内エンターテインメントネットワーク接続システム供給の世界最大手です。同社の専門的保守サービスに支えられたクラス最高のソリューションは客室と完全に統合して、航空会社各社がバラエティ豊富な数々のエンターテインメントにより最高の旅行体験を提供できるようにして、通信システムやソリューションの品質改善、市場展開の時間短縮、全体コストの低減をもたらしています。

 

■アイルランド政府産業開発庁　(IDA Ireland)　について

アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去40年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。

過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/newsroom/　をご覧ください。

 

投資に関するお問い合わせ

アイルランド政府産業開発庁　日本事務所

代表　デレク・フィッツジェラルド

東京都千代田区麹町2-10-7 アイルランドハウス2階

E-mail: idatokyo@ida.ie 　　　ウェブサイト: https://www.idaireland.jp /Twitter: @IDA_TOKYO