住宅の購入予算は「〜3000万円以内」が5割。住まいに対する不満度が最も高いのは「間取り」34％

現在の住まいについて、全国9エリアで調査を実施した結果、「一戸建持家」の割合が最も高く6割を占めた。「民間賃貸マンション」「民間アパート」「民間分譲マンション」がそれぞれ約1割。エリア別では、関東・近畿エリアでマンションの割合が高かった。

今後、住宅の購入を検討している人は27％いることがわかった。そのうち、「1年以内」に購入を検討している直近の検討者は12％であった。購入を希望している居住形態は「一戸建て」が8割を占めており、“マイホーム＝一戸建て”の考えが窺えた。但し、エリア別でみると関東・東海では、「マンション」の割合も他のエリアと比べ高い傾向となった。

＜ＴＯＰＩＣＳ＞
■現在の住まいに対する満足度が最も高いのは「場所（72.4％）」　　　　　　　　　　　
　一方、不満度が最も高いのは「間取り（33.5％）」
■今後、住宅の購入を考えている人は26.8％
■住宅の希望　　　【全国平均】　　　　　　　　【一都三県】
居住形態　：　「一戸建て（78.4％）」　　　「一戸建て（72.9％）」
間取り　　：　「4LDK（49.2％）」　　　　　「4LDK（50.0％）」
面積　　　：　「100?〜（16.0％）」　　 　「100?〜（25.0％）」
予算　　　：　「〜3000万円（38.4％）」　 「〜4000、〜5000万円（29.3％）」
■購入意向ありの人の住宅についての情報源は「インターネット（HPなど）（55.0％）」「折り込み広告（46.4％）」「住宅展示会（43.4％）」

調査対象：エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチパネル
調査手法：インターネットリサーチ
サンプル数：1,350名　（全国9エリア・各150サンプル）
調査期間：2008年3月3日〜3月6日 （4日間）

＜回答者プロフィール＞
回答者の性別は、男性61.9%、女性38.1%。年代を見ると、30代の割合が最も高い。
　エリアは全国9エリア150サンプルの均等割り付けで、各エリア11.1％。
現在の居住形態は、「一戸建持家」の割合が最も高く56.8％。

＜調査結果＞
現在の住まいについての満足度を尋ねたところ、「場所」に対する満足度が最も高く、「とても+やや満足」の割合が72.4％であった。一方、「間取り」は「とても+やや不満」の割合が33.5％と、他と比べ不満度が高い。
また、自由回答で住まいについての不満点を挙げてもらったところ、狭い・使いにくいなど「間取り」に対する不満のほか、「収納スペースが少ない」「駅が遠い・交通の便が悪い」「古い」などの意見が多くみうけられた。

全体で「とても+やや不満」の割合が最も高かった「間取り」について、年代別にみると60代以上を除いた全ての年代で「とても+やや不満」の割合が3割を超えた。一方、60代では「とても+やや満足」の割合が約6割と高い。

今後の住宅購入意向について、「住宅を購入する予定（4.0％）」+「具体的には決まってないが将来的には住宅を購入する予定（22.8％）」の人が全体の26.8％。現在の居住形態別にみると、「住宅を購入する予定+具体的には決まってないが将来的には住宅を購入する予定」の割合が高いのは、「一戸建借家」で52.1％。

購入意向のある人「住宅を購入する予定（4.0％）+具体的には決まってないが将来的には購入する予定（22.8％）」に購入予定時期を尋ねたところ、「それ以上」「決めていない」といった遠い将来に住宅の購入を検討しているという人が65.2％であった。

　希望する居住形態をみると、全体では「一戸建て（注文住宅）（60.2％）」という回答が最も多い。「一戸建て（注文住宅）」と「一戸建て（建売）（18.2％）」を合わせると、7割を超えた。エリア別にみると、「一戸建て」の割合は「北陸（88.3％）」「四国（87.2％）」で高い傾向。

購入意向のある人に希望する間取りを尋ねたところ、全体では「4LDK」という回答が49.2％と最も多かった。希望している居住形態別にみると、マンションで「3LDK（41.3％）」という回答が最も多い。

住宅購入意向ありの人に希望する建物面積を尋ねたところ、全体では「100?〜」という回答が最も多く、16.0％。次いで、「80?〜（15.5％）」、「150?〜（12.4％）」と続く。

住宅購入意向ありの人の購入予算は、「〜3000万円」が38.4％と最も多かった。次いで、「〜4000万円（23.6％）」、「〜2000万円（17.0％）」と予算が3000万円以内という人が5割を占めた。
住宅購入意向ありの人は住宅について、「インターネット（HPなど）」から情報を得るという回答が最も多く、55.0％。次いで、「折り込み広告（46.4％）」「住宅展示会（43.4％）」と続く。

年代別にみると、40代までは「インターネット（HPなど）」から情報を得ることが最も多く、50代では「住宅展示会」「折り込み広告」から情報を得るという回答が最も多く、46.5％となった。

＜備考＞
※一都三県＝東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のこと
※住宅の購入予算について：土地のみの予算、住宅のみの予算など区別していないため、マンション、一戸建て（建売）に関しては、土地+住宅を合わせた予算について回答している可能性もある
※居住形態別の「その他」、希望居住形態別の「その他」について：サンプル数が少ないためグラフ表示を省略している

＜今回実施した調査詳細項目＞
◎現在の居住形態、居住期間、現在の住まいの満足度
◎今後の住宅購入意向、購入予定のない理由、賃貸がよい理由
◎住宅購入の理由、住宅購入時に立地面・商品面で重視した点、住宅購入時の情報源、住宅購入の目的
◎希望している居住形態、購入予定時期、希望している間取り、希望している土地面積、希望している建物面積、購入する際の予算、頭金、住宅ローンの予定、購入する際に立地面・商品面で重視する点、住宅の情報源
◎属性項目

■ターゲットリサーチについて
弊社が運営するインターネットリサーチシステム「ターゲットリサーチ」は、他にはない優れた特徴があり、高精度なリサーチが効率的に実施できます。
●パネル数は、業界最大規模の173万人（2008年3月現在）
●アクティブなパネル維持のために年間60万人の入替えを行い、フレッシュさを確保
●セグメントは330項目。年齢別、性別は元より、地域別や年収等さまざまなセグメント属性をご利用いただけます
●ターゲットが絞り込めるので、時間のかかるスクリーニング調査は不要です
●実査期間は標準で3日間（期間は１日からでもご利用いただけます）

＜ターゲットリサーチのご利用に関するお問い合わせは、こちらまで＞
株式会社エルゴ・ブレインズ　事業統括本部　リサーチ事業部　リサーチ担当TEL: 03-5775-6070 Email: soudan@t-research.net
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経営戦略本部 広報担当：松島弘子
事業統括本部　リサーチ事業部：宇野芙美　　　　
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