KOUDELKA 1 年 7 か月振りの 2ndアルバム「孵爛標本」2020 年 5 月 8 日全国リリース！

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甲府を中心に活動するオルタナティブロックバンド、KOUDELKA。彼等の1年7か月ぶりとなるNew Album「孵爛標本」が5月8日に全国リリースとなる。このアルバムがまた凄い。心の奥底に眠る憎悪や悲観だけではなく、呆れや諦めまで描かれる歌詞と、それに相反するようなサウンドも出てきたりなど、まさしく”1stを手に取った人を殴る”アルバムになっているのだ。

このアルバムを最初に聞いた時には「あれ？前作よりもかなり POP なのか？」と思わず思ってしまったほど、サウンドが爽やかな楽曲も出てきたり、アコースティックな感じの楽曲も出てきている。

だが、それは彼等の世界をより強力に味わうための罠のようなものだ。彼等の楽曲の歌詞の世界はどれもいわゆる”激重”なものばかりだ。救いや慰め、希望もない。悲観や憎悪ばかりでなく「呆れ」や「諦め」まで描かれる歌詞。そんな世界観の中にどっぷりと浸かっていく序章なのだ。その世界に溺れたものにしか分からないものがある。その世界はきっと多くのものには伝わりきらないものだろう。だが、ハマってしまったらきっと抜け出せない。彼等の描く世界は、この世界の確かなひとつの形なのだから。

さて、この確かな詞世界を描くのは、KOUDELKA のボーカル、小林レオナだ。バンドのビジュアルやグッズなどにも小林のプロデュース力が光り、小林の世界観が濃厚に出ているバンドが KOUDELKA だ。彼の妖艶でミステリアスなルックスの中に、どことなく儚さや弱さのようなものを感じてしまうのだが、そんな彼の心の中を吐き出すかのように描かれたのがこの詞世界だ。

彼の中にある悲観や憎悪というものは、自分が生きている事や人を愛する想い、夢を描くという行動が、人を結果的に傷つけてしまうという事に深いジレンマを感じているというところが発端のようだ。それは杞憂ではないか、と思う人も多いだろうが、彼は都度それを受け取ってしまう人間なのだ。

そしてそれを歌詞に綴る時、彼はそこに自らの想い全てを吐き出していく。時に暴力的に、時に涙を流し、時に叫び声をあげるかのように。それらの強烈な感情は、聴くものの心に見事に引っかかっていくのだ。何故って全力だから。

彼等はまだ若く、悲観や憎悪というけれどもその思いは常に全力で、誰の心にもその瞬間があった事を思い起こさせる。夢に突き進むことも、愛を貫く事も時に残酷で、その残酷さを知るからこそ、彼等の歌にもきっと共鳴する事が出来るだろう。

人はそれを忘却することで、うまく生きているといえる。でも、それができない者もいるのだ。そんな者たちを嘲笑うのが今の世間なのかもしれないが、忘れないからこそ生きていく道があるのだ。それは苦しいものなのかもしれないがそうやって傷を負いながらも生きていく事が出来る人間を「強い」という世界になってほしいと思う。

KOUDELKA New ALBUM 「孵爛標本」
2020 年 5 月 8 日全国リリース

型番：KDLK-0003 / 価格：2,000 円（税抜）
［収録曲］
1. teratoma / 2. 遺書 / 3. 死因 / 4. Erectric Paranoia / 5. co- / 6. d.w. / 7. 因果 / 8. 虚空 / 9. Fuck the Show Time !!! / 10. 受胎 / 11. 唯、漠然として悪。/ 12. レクサプロ

【主なネットショップ】
Amazon➡https://www.amazon.co.jp/dp/B085RNMC35/
タワレコオンライン➡https://tower.jp/item/5038727/ HMV➡https://www.hmv.co.jp/artist_KOUDELKA_000000000771199/item_孵爛標本 _10780815

【CDショップでのご予約方法】

店員に向けて以下の内容を告げるか、ご予約用の用紙に記入してください

①アーティスト名：KOUDELKA（クーデルカ）

②アルバムタイトル：孵爛標本（フランヒョウホン）
③型番：KDLK-0003

④発売日：2020年5月8日

⑤流通：アドニス・スクウェア