マスク不足の原因。「店頭のみ購入難民」の実態。ネットでは溢れているマスク販売購入の調査
法人向けの記念品販売を手掛ける株式会社スリーズコム。感染予防対策品としてマスクも販売しているが、未だにマスク不足を叫ぶ人が多い。そこで調査した結果、多くのマスク不足を伝える内容は「店頭での購入のみ」を想定した流れであり、国内有名ブランドメーカーなどのマスクのみを「指定買い」する傾向にある。すでに楽天市場やヤフーショッピングのネットモールでは、自由に購入できる流れになっている現実があります。
4月末から大量のマスクが中国から輸入され、マスク不足が解消されると予想されますが、未だにマスク不足を伝える内容には、ある一定の法則がありました。
それがスーパーやドラックストアーやコンビニでの「店頭販売専用」です。
全国にある店頭用棚には、いつ見ても「マスクが無い」という感じが、常にマスク不足の雰囲気を出していると思います。
しかし、調査をしてみると、楽天市場やヤフーショッピングには、マスクの購入が全く問題なく可能です。どこにも「マスク不足感」がありません。
<楽天市場>
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF/?f=1&grp=product
<ヤフーショッピング>
<国民生活安定緊急措置法で1円でも高いものがダメだから、売ってはいけない雰囲気>
店頭での販売流通が進まないのは、転売を禁止した国民生活安定緊急措置法が大きな原因にもなっております。
高額転売行為は無くなりましたが、規制のため、1円でも高いマスクは流通出来なくなり、その流れで、有名メーカーのマスクは基本、原価が高騰しており高額転売と判断しやすくなります。
現在のネットでのマスクは、ブランド品ではないので「規制外」のため販売可能であります。このため、ネットでマスクが溢れている事に気づかない人も多いです。
特に、ドラックストアーなどで朝から並んでいる高齢者などは、「ネット購買難民」とも言われ、もともとネット通販が得意でないため、店頭でしか購入できない層が、このマスク不足を更に加速されております。
<店頭のみマスク購入難民とは>
ウイルス感染予防のため、巣篭り消費が加速されております。このため、普段はネット通販を使わない人も、多くのネットショップでマスクを購入しております。
しかし、高齢者などのネット通販を不得意とする層は、自然と店頭に足を運び、毎日・毎日、店頭にマスクが無い事で、「マスク不足」と勘違いしております。
ネットでは、1枚50円から120円の間で、好きなだけ購入が可能です。それをわざわざ、競合相手であるお店のスーパーやドラックストアーが「告知」することはなく、悪くいえば、自分の店で売りたいため、マスク不足が演出されています。
<世界的なマスク需要のため、原価は高騰の事実>
ウイルス前までは、1枚5円・6円が相場でしたが、世界的なマスク需要のため、自然と原材料が不足し、原価の高騰になっております。
このため需給関係で、マスクの原価は右肩上がりになっており、高額転売とは全く異なる状況となっております。
この事は、国民生活安定緊急措置法を管理する消費者庁が早く伝えるべきであります。多くの「マスク購入難民」は、この現実を知らず、1枚50円から100円近くで購入することに非常に高い嫌悪感を抱き、購入するのをためらう流れになっております。
結果として、これが「更なるマスク不足」となっており、高いから買わない=使えない=在庫があるけど買わない、というサイクルになっております。
特に、これから不景気となるため、財布の紐は固くなり、少しでも損をするような買い物はしたくないという心理も加速されております。
ネットでマスクの購入が出来る事を知っても、「高いから買わない」というのは自然な流れですが、マスクを永遠に買えない状態になっているのも事実です。
<病院でマスク不足情報があるが、買えばある現実の不思議>
京都新聞が報道した「「1週間に1枚」マスク不足深刻 京都の病院、他の感染症リスク懸念」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/191462
こちらもマスク販売をしている当店にとっては不思議です。
楽天市場やヤフーショッピングでは、「在庫あり」「当日出荷」のマスクがあります。
結果として、
・高いから買わない
・店舗が怪しいから買わない
・医療系マスクの高機能が必要だから、該当していなので買わない
・国内ブランド品ではないから買わない
などの理由がありますが、安全対策からすれば、非常に矛盾しております。
しっかりと情報を収集し、マスクの原価が上がり、どの程度が「底値」であるのかを調査して、少しでもコストを抑えて、安全対策のためマスクを購入した方が良いです。
こうした事の1歩1歩が、世間でのマスク不足を大きく解消すると思います。
【スリーズコムとは】
埼玉県川越市で2001年に創業。企業向けのネット通販で、周年記念品や卒業記念品などを販売。専門店「記念品ストアー」にて販売中。従業員3人の零細企業。
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企業情報
企業名 | 株式会社スリーズコム |
---|---|
代表者名 | 角田和司 |
業種 | ネットサービス |
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