バイオテクノロジーの基礎研究を支え、生体内環境をクリエイトする 乾熱滅菌機能付き炭酸ガス培養器の発売開始
エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:野路井 達)は、再生医療や細胞治療、遺伝子治療など、バイオテクノロジーからライフサイエンスまでさまざまな基礎研究で大きな役割を担う乾熱滅菌機能付き炭酸ガス培養器を2005年9月より発売開始いたします。
炭酸ガス培養器は、主に動物細胞や微生物の培養に使用されますが、
最近の再生医療の進展や遺伝子操作による薬品の開発など
新たな用途が生まれており、より清潔な培養環境が求められています。
この度、エスペックでは+160℃の乾熱滅菌機能を搭載した
炭酸ガス培養器を開発し、2005年9月より発売開始いたします。
これにより、従来のアルコールによる洗浄作業の手間を省くと伴に、
お客さまにより安全で安心な培養環境の提供が可能となりました。
――――――――――――――――――――――――――――――
? 新製品の主な特徴
1.パフォーマンス 〜優れた培養環境の創造〜
■庫内を乾熱滅菌
炭酸ガス培養器に+160℃の乾熱滅菌機能を搭載しているため、
CO2センサなどの庫内部品を取り外すことなく、ボタン一つで庫内の
隅々まで完全に滅菌でき、清潔な培養環境を維持できます。
これにより、アルコール洗浄で防げない細菌の繁殖を防ぐなど、
コンタミネーション(注1)対策を講じています。
■庫内は抗菌仕様
棚板素材にはA5052P(抗菌アルマイト処理(注2))を採用するなど
抗菌・抗カビ対策を施しており、雑菌やカビの発生を防いでいます。
(JIS-Z-2801・JIS-Z-2911準拠)
■洗浄・清掃作業がしやすいシームレス設計
庫内の洗浄や清掃が容易に行えるように、庫内装備品はすべて脱着可能。
庫内のコーナや背面部分のシームレス化をはじめ、棚受一体成形で清掃が
容易に行えます。
■内扉ガラスの結露を防止
扉コーナ部など微小の温度差で生じる結露対策として、内扉ガラスに
ヒータガラスを採用し、結露による雑菌の繁殖を防止しています。
■確かな培養環境をつくる優れたCO2センサ
扉開閉時など、湿度条件が安定していない場合でも、正確な炭酸ガス濃度測定
が行える赤外線式CO2センサを採用しています。
庫内組込みタイプですので、より培養物近くで炭酸ガス濃度の測定を行うこと
ができます。また、リファレンスセンサ方式により、
キャリブレーション(注3)の際に外気を取り込む必要がなく、
培養環境に影響を与えません。
■壁面ヒータの加温方式が立ち上げ時間の短縮を実現
運転開始後短時間で設定条件に到達できる壁面ヒータ方式を採用。
各壁面にヒータを設置し、庫内の温度分布が±0.25℃が確保できる
最小循環風量を設定するなど、きめ細やかな培養環境をつくり出します。
■バリデーション(注4)をサポート
サンプルポートから取り出した炭酸ガスを庫内に戻すリターン回路や、
標準装備のケーブル孔により、庫内環境に影響を与えず、
より正確なキャリブレーションが行えます。
また、当社ではお客さまに代わって、各種要領書の作成から記録書の完成、
また定期的なキャリブレーションにいたるまで、炭酸ガス培養器の
バリデーションを承っています。
2.ユーティリティー 〜使いやすく、充実した安全対策〜
■加湿バットの浸水検知機能
培地の蒸発を防ぐためには、加湿バット内の水の維持は大変重要です。
そのため渇水検知機能を搭載し、加湿水の補充時期を知らせます。
加湿バットは水がこぼれにくい丸型バットを採用しました。
■充実した安全対策
温度設定と同時に+2℃の範囲で自動設定される2重自動設定温度警報、
炭酸ガス濃度が設定値より1%ずれると警報を発する炭酸ガス濃度警報や
漏電遮断器など、試料や使用者を守る充実した安全対策を行っています。
さらに、警報・安全装置が働くと操作パネル部に異常内容がデジタル表示
されます。
3.コントロール オペレーション
■使いやすさの追求から生まれた簡単操作
キー操作で温度・炭酸ガス濃度の設定が行えます。さらに、温度・炭酸ガス
濃度設定にあわせて、温度警報設定と炭酸ガス濃度警報設定は自動設定され
ます。スライドカバーにより設定部に誤って触れることを防止します。
(注1) 実験の培養液などに雑菌や異物が混ざっていて汚染されること。
また、その汚染が起こっている状態。
(注2) 素材のアルミニウムを陽極として硫酸などの溶液中で電流を流して
アルミニウムの表面を酸化させること。
この処理によって表面に形成された酸化皮膜は、硬度、耐磨耗性、
耐食性が非常に高くなる。
(注3) 較正すること。測定器が正しく測定値を測定できるかどうかを
(別の高精度で、かつ厳重に管理された測定器で)検査し、
必要ならば修理、調整を行うこと。
(注4) 定められた機能と品質基準が一貫して満たされることを検証し
保証すること。
関連ホームページ :エスペックホームページ>製品情報(後日掲載予定)
http://www.espec.co.jp/products/products.html
エスペックホームページ>技術情報誌(10月3日掲載予定)
http://www.espec.co.jp/techinfo/spcial_report/index.html
≪お問合せ先≫
エスペック株式会社(http://www.espec.co.jp)
『プレスリリースに関するお問合せ』
総務部 IR・広報グループ
TEL:06-6358-4741 FAX:06-6358-6382 E-MAIL:ir-div@espec.co.jp
『製品・技術に関するお問合せ』
営業本部 バイオサイエンス営業部
東京 TEL:03-5633-7291 FAX:03-5633-7303
大阪 TEL:06-6358-4746 FAX:06-6358-5176
***********************************************************************
【エスペック株式会社の概要】
所 在 地 大阪府大阪市北区天神橋3−5−6
代 表 者 代表取締役社長 野路井 達(のじい すすむ)
設 立 1954年1月
資 本 金 6,778百万円(2005年3月期現在)
売 上 高 38,789百万円(2005年3月期現在)
従業員数 1,187名(2005年3月期現在 連結)
事業内容 環境試験機器・半導体試験装置・液晶関連製造装置・バイオサイエンス
機器などの製造・販売
製品が高い性能と品質を確保するために不可欠な環境試験−温度、湿度、圧力、
光などの環境因子による影響を評価する信頼性・耐久性試験−。
これらを行う環境試験機器の市場において、エスペックは世界シェアNo.1
のトップメーカーです。この環境試験事業で長年培ったノウハウ・技術を応用し、
電子デバイス装置事業、バイオや環境といった成長分野における新規事業など、
幅広く事業を展開しています。
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最近の再生医療の進展や遺伝子操作による薬品の開発など
新たな用途が生まれており、より清潔な培養環境が求められています。
この度、エスペックでは+160℃の乾熱滅菌機能を搭載した
炭酸ガス培養器を開発し、2005年9月より発売開始いたします。
これにより、従来のアルコールによる洗浄作業の手間を省くと伴に、
お客さまにより安全で安心な培養環境の提供が可能となりました。
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? 新製品の主な特徴
1.パフォーマンス 〜優れた培養環境の創造〜
■庫内を乾熱滅菌
炭酸ガス培養器に+160℃の乾熱滅菌機能を搭載しているため、
CO2センサなどの庫内部品を取り外すことなく、ボタン一つで庫内の
隅々まで完全に滅菌でき、清潔な培養環境を維持できます。
これにより、アルコール洗浄で防げない細菌の繁殖を防ぐなど、
コンタミネーション(注1)対策を講じています。
■庫内は抗菌仕様
棚板素材にはA5052P(抗菌アルマイト処理(注2))を採用するなど
抗菌・抗カビ対策を施しており、雑菌やカビの発生を防いでいます。
(JIS-Z-2801・JIS-Z-2911準拠)
■洗浄・清掃作業がしやすいシームレス設計
庫内の洗浄や清掃が容易に行えるように、庫内装備品はすべて脱着可能。
庫内のコーナや背面部分のシームレス化をはじめ、棚受一体成形で清掃が
容易に行えます。
■内扉ガラスの結露を防止
扉コーナ部など微小の温度差で生じる結露対策として、内扉ガラスに
ヒータガラスを採用し、結露による雑菌の繁殖を防止しています。
■確かな培養環境をつくる優れたCO2センサ
扉開閉時など、湿度条件が安定していない場合でも、正確な炭酸ガス濃度測定
が行える赤外線式CO2センサを採用しています。
庫内組込みタイプですので、より培養物近くで炭酸ガス濃度の測定を行うこと
ができます。また、リファレンスセンサ方式により、
キャリブレーション(注3)の際に外気を取り込む必要がなく、
培養環境に影響を与えません。
■壁面ヒータの加温方式が立ち上げ時間の短縮を実現
運転開始後短時間で設定条件に到達できる壁面ヒータ方式を採用。
各壁面にヒータを設置し、庫内の温度分布が±0.25℃が確保できる
最小循環風量を設定するなど、きめ細やかな培養環境をつくり出します。
■バリデーション(注4)をサポート
サンプルポートから取り出した炭酸ガスを庫内に戻すリターン回路や、
標準装備のケーブル孔により、庫内環境に影響を与えず、
より正確なキャリブレーションが行えます。
また、当社ではお客さまに代わって、各種要領書の作成から記録書の完成、
また定期的なキャリブレーションにいたるまで、炭酸ガス培養器の
バリデーションを承っています。
2.ユーティリティー 〜使いやすく、充実した安全対策〜
■加湿バットの浸水検知機能
培地の蒸発を防ぐためには、加湿バット内の水の維持は大変重要です。
そのため渇水検知機能を搭載し、加湿水の補充時期を知らせます。
加湿バットは水がこぼれにくい丸型バットを採用しました。
■充実した安全対策
温度設定と同時に+2℃の範囲で自動設定される2重自動設定温度警報、
炭酸ガス濃度が設定値より1%ずれると警報を発する炭酸ガス濃度警報や
漏電遮断器など、試料や使用者を守る充実した安全対策を行っています。
さらに、警報・安全装置が働くと操作パネル部に異常内容がデジタル表示
されます。
3.コントロール オペレーション
■使いやすさの追求から生まれた簡単操作
キー操作で温度・炭酸ガス濃度の設定が行えます。さらに、温度・炭酸ガス
濃度設定にあわせて、温度警報設定と炭酸ガス濃度警報設定は自動設定され
ます。スライドカバーにより設定部に誤って触れることを防止します。
(注1) 実験の培養液などに雑菌や異物が混ざっていて汚染されること。
また、その汚染が起こっている状態。
(注2) 素材のアルミニウムを陽極として硫酸などの溶液中で電流を流して
アルミニウムの表面を酸化させること。
この処理によって表面に形成された酸化皮膜は、硬度、耐磨耗性、
耐食性が非常に高くなる。
(注3) 較正すること。測定器が正しく測定値を測定できるかどうかを
(別の高精度で、かつ厳重に管理された測定器で)検査し、
必要ならば修理、調整を行うこと。
(注4) 定められた機能と品質基準が一貫して満たされることを検証し
保証すること。
関連ホームページ :エスペックホームページ>製品情報(後日掲載予定)
http://www.espec.co.jp/products/products.html
エスペックホームページ>技術情報誌(10月3日掲載予定)
http://www.espec.co.jp/techinfo/spcial_report/index.html
≪お問合せ先≫
エスペック株式会社(http://www.espec.co.jp)
『プレスリリースに関するお問合せ』
総務部 IR・広報グループ
TEL:06-6358-4741 FAX:06-6358-6382 E-MAIL:ir-div@espec.co.jp
『製品・技術に関するお問合せ』
営業本部 バイオサイエンス営業部
東京 TEL:03-5633-7291 FAX:03-5633-7303
大阪 TEL:06-6358-4746 FAX:06-6358-5176
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【エスペック株式会社の概要】
所 在 地 大阪府大阪市北区天神橋3−5−6
代 表 者 代表取締役社長 野路井 達(のじい すすむ)
設 立 1954年1月
資 本 金 6,778百万円(2005年3月期現在)
売 上 高 38,789百万円(2005年3月期現在)
従業員数 1,187名(2005年3月期現在 連結)
事業内容 環境試験機器・半導体試験装置・液晶関連製造装置・バイオサイエンス
機器などの製造・販売
製品が高い性能と品質を確保するために不可欠な環境試験−温度、湿度、圧力、
光などの環境因子による影響を評価する信頼性・耐久性試験−。
これらを行う環境試験機器の市場において、エスペックは世界シェアNo.1
のトップメーカーです。この環境試験事業で長年培ったノウハウ・技術を応用し、
電子デバイス装置事業、バイオや環境といった成長分野における新規事業など、
幅広く事業を展開しています。
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企業情報
企業名 | エスペック株式会社 |
---|---|
代表者名 | 代表取締役社長 進 信義 |
業種 | 未選択 |
コラム
エスペック株式会社の
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