中国向け越境EC、ソーシャルECサービス「Youzan」を本格的にスタート

　株式会社Youzan Japan（以下、Youzan Japan）は、CHINA YOUZAN　中国有賛有限公司（以下、CHINA YOUZAN）との資本業務提携に合意し、2020年5月に日本の製品を中国で販売する越境EC、ソーシャルECサービス「Youzan」を本格的にスタートさせました。

　現在、中国ではモールと呼ばれるECサイトに対し、多彩な機能を持つ中国最大SNS、WeChatや動画配信サイトTiktokなど、SNSを駆使したソーシャルECが急成長を始めています。ソーシャルECは知り合いや好感を持つ人、フォローしている人からSNSで情報を得るため、インフルエンサーの発信、フォロワーの口コミから商品に対する信頼が築かれ、顧客獲得、企業のブランドイメージの構築につながります。

　CHINA YOUZANは中国で4億人を超える消費者、490万以上の店舗を抱えるECプラットフォーマーです。PaaS、SaaS企業でもあるCHINA YOUZANは、コミュニティ共同購入や代理販売登録など、各店舗の運営を後押しする1400以上の機能を提供しています。さらに、WeChatを有するTencent（騰訊）との提携により、データ分析を通した加盟店へのビジネスマッチング、リピート率向上につなげる販売促進策の立案、WeChat上での各種広告による顧客獲得など、ポジティブなECサイクルを形成する仕組みを提供する実績ある企業です。

　Youzan JapanはCHINA YOUZANのECプラットフォームを活用することで、日本企業が越境EC、ソーシャルECをスピーディかつ低価格で初期構築から運用まで実現することを目指し、今回のサービス開始を決定いたしました。

　一般的な越境ECは出店の為の初期費用（中国スタッフ配置などの運用費用、売上に対するレベニューシェア、出店後のプロモーション費用など）など、売上見込に関わらず大きな投資と労力が必要となります。「Youzan」は初期構築から出店商品PRのためのグラフィックデザイン、商品登録、中国国内バイヤーとのマッチングなどの通訳サポートを定額で提供することで、日本企業、小売店は専門的な知識がなくても少額投資で中国への販売ルート開拓を可能にします。また、参入後の運用においても、荷物を出荷するだけで、国際物流を日本国内の専門会社が担うことで、通関などの煩雑な手続きをすることなく直接中国のユーザーへ届けることができ、さらに売上金を日本円で回収することができます。

　中国での日本製品のニーズや人気は根強く、コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、訪日外国人が減少する中でも、その勢いは衰えることなくさらなる拡大が見込まれています。インバウンドからもたらされる収益が激減する中、日本企業が中国の新たな市場へ参入することは次の活路を開くことになります。

　今後、Youzan JapanはソーシャルECが広がりを見せる中国において、日本企業と個人のお客様をつなぐだけでなく、「Youzan」のクラウドプラットフォームを利用することで、日本の卸売りや生産者に直結した様々なサービスを拡充し、市場規模の大きい中国への卸売りを容易に実現することを目指していきます。

■YOUZAN　JAPANについて

2013年   株式会社IBSとして会社創立            

2020年1月  株式会社Youzan Japanに社名変更    

CHINA　YOUZAN中国有賛有限公司と株式会社InfoDeliverの合弁会社として設立

資本金：2億円

拠点：

・国内拠点

東京都港区愛宕2-5-1

北海道札幌市中央区南一条西4丁目5－1

・海外拠点

广东省深圳市南山区后海大道2378号芒果网大厦

公式ウェブサイト：https://www.youzanjapan.com/

■CHINA YOUZANについて

CHINA YOUZAN中国有賛有限公司は2012年設立。4億人以上の消費者にサービスを提供しているECプラットフォーマーです。1日あたり数百万件の注文と数億件のメッセージを処理しています。オンラインのネットショップだけではなく、オフラインの店舗システムも対応し、1つの店舗のオンライン、オフライン両方を管理しています。支払い・広告・マルチレベルマーケティングなどのSaaSを基盤とした付加価値サービスを提供しています。

公式ウェブサイト：https://www.chinayouzan.com/