新型コロナの影響でアルバイト求人数が50.9%減少。医療関係職種のみ昨年同時期より増加。ー官公庁向け「HRogリスト for アカデミア」に伴う求人数分析発表ー
人材業界向けに約10億件を超える求人情報のビッグデータを提供し続けてきた、株式会社ゴーリスト(所在地:東京都千代田区、代表取締役:加藤 龍、以下「当社」)は、2020年5月28日、新たに官公庁・大学・研究・報道機関向けに分析用求人ビッグデータサービス「HRog(フロッグ)リスト for アカデミア」をリリースします。
本サービスを活用したトライアル分析を行ったところ、コロナショック下でも採用意欲の衰えない職種が浮き彫りになりました。
「HRogリスト for アカデミア」
https://list.hrog.net/academia/
【分析内容】
「HRogリスト for アカデミア」を活用し、コロナ感染拡大前後のアルバイト採用市場の分析を実施しました。
●アルバイト媒体における2020年2月と2020年5月の求人件数比較
<5月求人数調査結果サマリー>
●コロナショック前の2月と比較すると、求人数は50.9%減少
●求人数を昨年同時期と比較すると57.5%に減少
●「医療・福祉系」は、昨対比117.0%と昨年同時期より増加
●「教育・語学系」の求人増減率は、他職種と比較すると20.0%以上の差が発生
●求人数が最も変動した職種は、「アミューズメント系」で86.1%減少
集計元媒体:イーアイデム https://www.e-aidem.com/
タウンワーク https://townwork.net/
フロムエー https://www.froma.com/P01/
マイナビバイト https://baito.mynavi.jp/
集計日 :2月分=2020年2月3日、5月分=2020年5月4日
<調査結果詳細>
職種別に見てみると「医療・福祉系」が新型コロナウイルスの影響もあり、昨対同時期の求人数と比較して増加傾向にありました。
また2月の求人数と比較して、「医療・福祉系」についで2番目に減少率の低かった「教育・語学系」(-22.0%)は、4月のデータではコロナショック後にもかかわらず出稿件数が増加傾向にあったという結果も出ています。
「教育・語学系」職種は大学生の卒業・入学シーズンである3月~4月に求人出稿が増える傾向にありますが、4月1週目時点には過去1年間で最高求人数を記録(2020年4月6日時点 107,827件)していました。昨対比を見てみると102.2%と、昨年と比較しても同水準の求人ニーズを維持していたようです。
4月2週目から求人数は減少しているものの、他職種と比較してもその減少率の推移は緩やかであるといえます。
学習塾を経営する関係者によると、新型コロナウイルスの影響で全国で一斉休校が行われた中でも子どもが学ぶ機会を確保するため、学習塾や個別指導のニーズが高まってきているようです。また大手の学習塾を中心に、オンラインによる学習指導の対応をいち早く進めたところが求人ニーズを維持していると考えられます。
一方で不要不急の外出自粛要請の影響で打撃を受け、「アミューズメント」(-86.1%)、「アパレル系」(-83.4%)、「イベント・キャンペーン系」「ホテル・旅館系」(共に、-79.3%)の求人は大きく減少しました。
また対面接触が必須となる職種の中でも「販売・接客」(-46.2%)などのエッセンシャルワーカー(※)の募集求人は、比較的求人件数の影響が少なくなっています。
(※)医療従事者、公共交通機関の職員、スーパーやドラッグストアの店員、配達員など、生活を営む上で必要不可欠な仕事に従事している人々。
<まとめ>
今回の分析では、コロナショックを境にアルバイト求人媒体利用企業の出稿状況から各業界の採用動向を調査し、「医療・福祉系」の他に「教育・語学系」のニーズも高まっていたことが明らかになりました。
今後ますます盛り上がる業界・停滞する業界の明暗が分かれるであろうコロナショックの渦中において、最新情報や過去データの重要性はさらに高まるのではないでしょうか。
【「HRogリスト for アカデミア」展開の背景】
昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により解雇や雇い止めが相次いでおり、一部では経済への損失は2008年のリーマンショックをも超えるという予測の声も上がっています。
今後も見通しが立たずさらなる拡大の恐れがある中、過去との比較や、データの定点観測・分析の重要性を感じ、当社へ調査依頼をいただくことも増えてきました。
そこで「HRogリスト for アカデミア」は、求人の変動分析、また未来予測に役立つような求人ビッグデータを提供します。
<求人データの活用例>
1:求人動向から見通しをたてる
求人推移のレポートから各業界・職種の実態を把握し、今後の施策の参考にすることができます。
例えば、対面接触が多くコロナの影響を大きく受けた飲食・フード関連のアルバイト求人は▲64.0%など、具体的な業界・職種に絞って求人を分析できるため、政府からの要請がどのような影響を与えているのか、また必要な労働力が確保される見込みはあるかなどの分析に役立っています。
2:市場の実態を把握
求人内容項目の比較を行い、コロナ前後の変化をデータで明示することができます。
特定の雇用形態へ与える賃金や契約期間などへの影響や、業界・職種をまたいで給与水準は担保されているかどうかなど、市場の実態を求人内容から予測することに役立っています。
3:データ分析
過去同時期のデータや、カスタマイズした項目でデータを分析することにより、様々な切り口から比較を可能にしています。
昨年と比較して求人数が落ち込んだ業界・職種はあるのか、都道府県・市区町村別に分析用フォーマットのデータも作成可能です。
【「HRogリスト for アカデミア」について】
「HRogリスト for アカデミア」は、求人にまつわる職種、雇用形態、賃金、勤務地など詳細なデータの取得時期・掲載媒体も指定できるため、横断的・俯瞰的な視点での調査および分析を可能にします。
「HRogリスト for アカデミア」
https://list.hrog.net/academia/
1:取得から提供まで7日、スピーディーに反映
毎週データ取得を行い、常に最新データを保有しています。
取得データが1ヶ月後の開示になることはなく、タイムラグが少ないのが特徴です。
2:雇用形態、エリア、賃金などで経年比較など分析軸が豊富
取得したデータを分類し、カラムごとに分割してデータを保有しています。
求人情報のかたまりを様々な軸で分析することができます。
3:区分問わず100媒体以上を取得、マーケットを網羅
中途、アルバイト・パート、派遣、新卒の全区分で総合サイトから専門サイト、エリア特化型サイトまであらゆる求人媒体をチェックすることで偏りなく日本中の求人動向を把握することができます。
【関連サービス】
HRビッグデータ事業
求人情報を元にした、HR業界のための企業リスト「HRogリスト」
人材業界向けデータクレンジングサービス「HRogクレンジング」
約130の求人媒体から調査・分析ができる「HRogチャート」
エリア×職種の時給分析に特化した採用支援ツール「HRogマップ」
人材業界の一歩先を照らすメディア「HRog」
【会社概要】
商号 : 株式会社ゴーリスト
本社 :〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-18 アーバンスクエア神田ビル7階
大阪支社 :〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町1-6-5 MITエクシードビル4階
関連会社 :Goalist Vietnam(ゴーリスト100%子会社)
No.155, WeWork 22F, E.Town Central Building, 11 Doan Van Bo Street,
Ward 12,District 4, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立 : 2011年1月
代表者 : 加藤 龍
事業内容 : HRビッグデータ事業、グローバルHR事業、ITソリューション事業
資本金 : 1,000万円
URL : https://goalist.co.jp/
【サービスに関するお問い合わせ先】
担当者名 : HR事業部 菊池(きくち)
TEL : 03-5577-5162
Email : sales@goalist.co.jp
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企業情報
企業名 | 株式会社ゴーリスト |
---|---|
代表者名 | 加藤龍 |
業種 | ネットサービス |
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