電気自動車およびEVインフラの市場、2021年には418万台規模へ、CAGR22.1%の成長を見込むも、COVID以前の予測からは34%の減少
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「新型コロナウィルス(COVID-19)が電気自動車(EV)およびそのインフラ市場に及ぼす影響:車種(乗用車、商用車)、推力形式(BEV、PHEV、FCEV)、充電スタンド、地域別:2021年までの世界市場予測」 (MarketsandMarkets) の販売を6月23日より開始いたしました。
COVID-19後のEV・電気自動車のインフラ市場は、2020年の342万台から2021年には418万台に達し、CAGR22.1%で成長すると予測しております。これは、COVID以前の予測と比較して34%減の数値となります。
電気自動車市場は、自動車部門の継続的な発展に伴い、急速な進化を遂げています。補助金や助成金、税金の払い戻し、相乗り車線への優遇という形での政府の方針や支援策が、市場の成長を牽引する要因です。特に中国では、一部の都市でICE(内燃機関)車の新規登録が禁止されているため、新車市場も成長に重要な役割を果たすと予想されています。
電気自動車市場で最も影響を受ける乗用車部門
電気自動車の普及率は上昇しており、世界の多くの国が研究開発に多額の投資を行っています。カナダ、フランス、インド、オランダ、フランスなどの国は、電気自動車の採用を後押しするために様々なキャンペーンを実施しています。しかし、COVID-19の発生後、世界的なロックダウンにより電気自動車の生産が制限され、自動車産業は減速しています。COVID-19流行の影響を受けた重要な企業には、日産自動車、起亜自動車、BMW AG、ダイムラーAG、およびテスラなどがあります。これらの企業の多くは、電気自動車の生産施設を閉鎖し、個人用保護具の製造に重点を移しています。
充電ステーション部門は、急速な成長が予測される
COVID-19がもたらした経済危機を乗り切るための政府の景気刺激策として、EV市場の充電インフラに対する多額の投資が挙げられます。中国も、自動車産業の活性化を支援するために、充電インフラ投資を予定する国の1つです。中国政府は、貿易摩擦とコロナウイルスの影響による経済減速の後、景気を後押しするための刺激策として「新しいインフラ」を強調しています。トップの方針を受けて多くの行政地区で、景気刺激策としてインフラの再生が推進されています。
電気自動車の部品部門は大幅な減収に直面
2020年のCOVID-19によるロックダウンの影響で、第1四半期の欧米を含む主要市場での電気自動車販売台数は大幅に減少すると予想されています。消費者需要の低下や川上、川下でのサプライチェーンの混乱、政府のガイドラインによる、主要な自動車OEMやバッテリーメーカーで生産の縮小や停止が行われています。欧米の自動車メーカーは、自動車需要が不透明な中、2020年第2四半期に予定されていたアジアでのリチウムイオン電池の出荷を延期しています。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama933787-covid-19-impact-on-ev-ev-infrastructure-market-by.html
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