2019年の製薬・バイオテクノロジー分野における研究開発費は推定1820億米ドル、16,000以上の薬物分子の調査が報告される
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「In Silico/コンピューター支援創薬サービスの世界市場:抗体・タンパク質・ペプチド・核酸・遺伝子治療・ベクター(2020年~2030年)」 (ROOTS ANALYSIS) の販売を7月1日より開始いたしました。
薬理学的リードの発見から商業的発売までの医薬品開発のプロセスは、約10年から15年を要し、40億米ドルから100億米ドルの設備投資がかかると推定されています。さらに、研究の初期段階で詳細な調査のために選択されたリードが、実際に臨床研究のための製品候補となるのはごく一部であることはよく知られています。特に、従来の低分子医薬品よりも複雑な大分子医薬品については、時間の経過とともに創薬の複雑さが増してきています。その結果、製薬・バイオテクノロジー分野における研究開発(R&D)支出全体が増加しています。具体的には、2019年の世界の研究開発費は約1820億米ドルと推定され、16,000以上の薬物分子が調査されたと報告されています。業界は、創薬研究における資本の増加に対処し、失敗した創薬プログラムによる損失を回避するため、多大なプレッシャーにさらされています。また、規制の厳格化が明らかに増加しているため、特に大分子の医薬品の承認プロセスが大変困難になってきています。
ここ数年の間に、薬理学的リード候補の同定、選択、最適化を可能にするための計算ツールがいくつか開発され、導入されてきました。現在、創薬プロセスだけでも、構造に基づく創薬設計、フラグメントに基づく創薬、マルチターゲット創薬のためのリガンドに基づく創薬など、いくつかのインシリコアプローチが利用可能です。これらのインシリコツールの予測能力は非常に有利であることが証明されており、研究者は、数百の大きな分子標的にまたがる数十億の分子のランダムなスクリーニングを回避することができるようになっています。業界の専門家によると、新薬開発に投資した総コストと時間の約35%は、インシリコアプローチを採用することで節約できるといいます。その結果、コンピュータ支援創薬設計(CADD)、分子モデリング、定量的構造活性関係(QSAR)などのインシリコ創薬サービスを提供する企業は、製薬業界の重要な一部となっています。今後、特に大型分子の開発に注力する創薬企業は、それぞれの創薬・開発業務の大部分をアウトソーシングに依存していくことになると思われます。
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企業名 | 株式会社グローバルインフォメーション |
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代表者名 | 樋口 荘祐 |
業種 | その他サービス |
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