Web分離を簡単に、低料金で実現！ Citrix Secure Browserサービスを販売開始

株式会社ピー・ビーシステムズはアセンテック株式会社の技術協力と自社のCitrix製品導入ノウハウを生かして、企業等の情報セキュリティをWeb分離により強化するCitrix社のクラウドサービス「Citrix Secure Browser サービス」を本日より販売開始しました。

「企業の基幹システムをクラウド化する」ことを旗印として事業拡大中の株式会社ピー・ビーシステムズ（福岡県福岡市、代表取締役社長：冨田和久、以下、当社）は、アセンテック株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：佐藤直浩、東証一部・証券コード：3565）の技術協力と当社の持つ豊富なCitrix製品の導入現場ノウハウを生かし、Citrix社のクラウドサービスである「Citrix Secure Browser サービス（以下、当サービス）」を本日より販売開始いたしましたので、お知らせいたします。

企業等における一般的な業務遂行の場合、パソコン等の端末上に基幹業務システム、Officeソフト、メールやグループウェアなどと並行して、ブラウザを立ち上げて情報収集等を行うのはよくある状況です。その場合、ブラウザは直接危険なWebサイトに接続される恐れがあり、常にマルウェア等の感染リスクにさらされています。組織内の端末がいったんマルウェア等に感染すると、個人情報や基幹業務システム他への多大な影響を与えます。当サービスはパソコン等の端末上のブラウザを直接インターネットに接続する代わりに、クラウド上のブラウザを経由することで、マルウェア等の感染リスクから組織を防御するものであり、こうしたセキュリティ方式は「Web分離」と呼ばれます。

一般的なクラウド型Web分離サービスは、ブラウザの画面を組織内の端末に表示するためのネットワーク通信量が肥大化しがちなため、回線の渋滞、画質劣化、操作レスポンス悪化などが起きやすい欠点がありました。その点、当サービスはCitrix HDXという画面転送技術を用いることで高い画質となめらかな操作性を両立しており、この問題を解決しています。

また、当サービスではポリシー制御機能により、クリップボード、印刷、キオスクモード、リージョンフェイルオーバー、クライアントドライブマッピング等を組織のシステム管理者が組織の要件にあわせて柔軟に調整することができます。そのため、組織のセキュリティや業務の要件に適した形で導入できることも特長です。

当サービスにおいては、専用のハードウェアを用意することなく、1-2日の短期間で利用開始できます。また、Microsoft Windowsライセンスが不要のため、月額1,600円と低料金にてサービスを利用可能となっております。

新常態（ニューノーマル）への適応に向けて、業務におけるインターネットの活用が官民を問わず進む現在、ランサムウェア、マルウェア、データ窃盗などインターネットの脅威はブラウザを入口として組織に侵入するケースは後を絶たず、金融機関、医療機関、自治体をはじめ、あらゆる組織でWebの脅威から効果的に組織を守る方法が求められています。このような中、当社は、導入しやすい料金設定と短納期、なめらかな操作性と安全性の両立をすぐに実感できるという当サービスの特長を生かして金融機関、医療機関、自治体などの潜在顧客のセキュリティ需要に応え、新規顧客開拓につなげると同時にストック型売上増加に取り組んで参ります。

なお、本件が当社の2020年9月期業績に与える影響は軽微であると見込んでおります。

■サービス概要

・サービス名：Citrix Secure Browser サービス

・料金：1,600円 / 月 / ユーザ（消費税別）

※年間利用時間：25ユーザで計12,000時間まで

・画面転送プロトコル：Citrix HDX

・ポリシー制御機能

　クリップボード（クリップボードコピー/貼付の制御）

　印刷（Citrix PDFプリンターによるWebページのPDF保存の制御）

　キオスクモード（公共機関の待合室など不特定多数の利用者が使う公衆端末の制御）

　リージョンフェールオーバー（障害発生時の自動復旧/再接続先クラウドを指定地域内に制御）

　クライアントドライブマッピング（端末上のファイルのアップロードを制御）