プロメテック、自然環境物理シミュレーションエンジン「OctaveEngine(TM)Nature “Sky ”」PLAYSTATION(3)向け新作オンライン配信専用タイトル「四季庭(TM)」に採用
プロメテックは、空と太陽の動きを表現する自然環境物理シミュレーションエンジンが、2008年6月26日(木)、ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売のPLAYSTATION®3向け新作オンライン配信専用タイトル、「四季庭™」の制作に採用されたことをお知らせします。
プロメテック・ソフトウェア株式会社(本社:東京都
文京区、代表取締役社長:藤澤智光、以下「プロメテック」)は、空と太陽の動きを表現する自然環境物理シミュレーションエンジン「OctaveEngineTMNature “Sky ”」(オクターブエンジンネイチャースカイ)が、2008年6月26日(木)よりソニー・コンピュータエンタテインメントより発売予定のPLAYSTATION®3向け新作オンライン配信専用タイトル、「四季庭TM」の制作に採用されたことをお知らせします。ゲーム中では空の表現の制作に使用され、季節や時間とともに変化する庭の様子に合わせて、青い空、夕暮れ、朝焼け
など微妙な色合いの空を表現しています。
「OctaveEngineTMNature」は自然現象の物理シミュレーションに特化したゲーム開発者向けのミドルウェアです。空と太陽の動きを表現する“Sky”、水の動きを表現する“Water Surface”、砂の動き表現する“Sand Surface”という3つのシミュレーション演算部とそれぞれを描画するためのレンダリング機能から構成されています。“Sky”の特長は、東京大学のシミュレーション技術を基にしている点です。空の色は、太陽の光が大気中の分子や微粒子によって散乱することで様々に変化します。“Sky”は太陽の位置やその地点の大気の状態などをもとに、光の散乱シミュレーションを行い、任意の時間帯の太陽と空の色を正確に描画します。描ききりでない動的な空模様を再現することが可能です。
「四季庭TM」に導入するに当たり、光の散乱に関わるパラメータを操作し、空の明るさ、夕焼けや朝焼けの赤色の染まり具合など微妙な色合いを調整して、季節や時間に合わせて庭が変化していく様子をのんびりと眺めて楽しむゲームの内容に即したカスタマイズを行いました。
プロメテックゲーム事業部長/チーフ・ソフトウェアデザインエンジニア 小倉豪放のコメント:
日本のゲーム開発は、精緻なモデリングと繊細に描きこまれたテクスチャーで背景を作りこんでいくことを得意としてきました。この職人的方法は古くからあるアニメーション制作の流れを組んでおります。ところが近年、リアルタイムレンダリング技術の大幅な向上と、プロジェクトの大型化に伴う製作費のコストダウンという観点から、職人的方法だけを追求できなくなり、背景をレンダリングで作りこむ方法が日本の製作スタジオにも導入されてきました。多くのスタジオが古くからある職人的方法とのギャップに苦しみながら導入を進めている最中ですが、一方で、それらの融合を見事に成し遂げ、描いた絵の美しさと実写のリアリティを併せ持つ独特の世界観を演出できるスタジオも出てきました。「OctaveEngineTMNature“Sky ”」は、大気の拡散反射を考慮したレンダリングを行いつつも、前述の職人的方法の醸し出す世界観を壊さないよう柔軟に設計され、こうした需要にお応えできると思います。
今後もプロメテックは、アーティスト、プログラマーの持つ人の力と、シミュレーション、レンダリングによる技術の力、これら両者を高い次元で融合できるエンジンの実現を目指して参ります。
■参考資料
【OctaveEngineTMNatureについて】
「インタラクティブ・エンタテインメント」−ユーザーが見て触って直感的に楽しめるインタラクティブ性のあるコンピュータエンタテインメント−をコンセプトに、プロメテックが開発した自然環境を表現する物理シミュレーションエンジンです。アーティストの手作業では困難な水や砂の複雑な流れをシミュレーションで表現し、ゲームオブジェクトとの相互作用をインタラクティブに処理することができます。エンジンは、「Beat」と呼ばれる3つのシミュレーション演算部と、それぞれを描画するための標準レンダリング機能を搭載しています。「Beat」には、空と太陽の動きを表現する“Sky”、水の動きを表現する“Water Surface”、砂の動き表現する“Sand Surface”、の3つのシミュレーション演算部があり、ゲーム制作では、これらの中から必要な「Beat」を個別に選んでゲームの中に組み込むことができるようになっています。
詳細はhttp://www.octaveengine.com/nature/index.htmlよりご覧下さい。
【プロメテック・ソフトウェア株式会社について】
プロメテックは、シミュレーションとCGの融合技術の事業化を目指して、東京大学生産技術研究所の研究員であった藤澤智光と同大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が2004年10月に設立した大学発ベンチャーです。設立母体である東京大学ほか諸大学との密接な産学連携体制を有し、常に最新の大学の研究成果を取り入れて、産業界に製品やソリューションとして提供しています。事業内容は、防災・製造業向けのCAE解析技術の提供や、映像制作・ゲーム制作向けのミドルウェアの提供などです。大学の研究者のほか、?東京大学エッジキャピタル、三菱UFJキャピタル?、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ?などが出資しています。詳細はhttp://www.prometech.co.jp/よりご覧下さい。
【四季庭™について】
四季庭™ ©2008 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
詳細は「四季庭TM」オフィシャルサイトhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/shikitei/よりご覧下さい。
Prometech SoftwareおよびPrometech Softwareのロゴマークはプロメテック・ソフトウェア株式会社の商標です。
すべての会社名および/または製品名はそれぞれのメーカーの商標および/または商標登録です。機能、可用性および、仕様は予告なしに変更されることがあります。
報道機関お問い合わせ先
プロメテック・ソフトウェア株式会社 広報担当
E-mail: kouhou@prometech.co.jp Tel:03-5842-4082
URL:http://www.prometech.co.jp
文京区、代表取締役社長:藤澤智光、以下「プロメテック」)は、空と太陽の動きを表現する自然環境物理シミュレーションエンジン「OctaveEngineTMNature “Sky ”」(オクターブエンジンネイチャースカイ)が、2008年6月26日(木)よりソニー・コンピュータエンタテインメントより発売予定のPLAYSTATION®3向け新作オンライン配信専用タイトル、「四季庭TM」の制作に採用されたことをお知らせします。ゲーム中では空の表現の制作に使用され、季節や時間とともに変化する庭の様子に合わせて、青い空、夕暮れ、朝焼け
など微妙な色合いの空を表現しています。
「OctaveEngineTMNature」は自然現象の物理シミュレーションに特化したゲーム開発者向けのミドルウェアです。空と太陽の動きを表現する“Sky”、水の動きを表現する“Water Surface”、砂の動き表現する“Sand Surface”という3つのシミュレーション演算部とそれぞれを描画するためのレンダリング機能から構成されています。“Sky”の特長は、東京大学のシミュレーション技術を基にしている点です。空の色は、太陽の光が大気中の分子や微粒子によって散乱することで様々に変化します。“Sky”は太陽の位置やその地点の大気の状態などをもとに、光の散乱シミュレーションを行い、任意の時間帯の太陽と空の色を正確に描画します。描ききりでない動的な空模様を再現することが可能です。
「四季庭TM」に導入するに当たり、光の散乱に関わるパラメータを操作し、空の明るさ、夕焼けや朝焼けの赤色の染まり具合など微妙な色合いを調整して、季節や時間に合わせて庭が変化していく様子をのんびりと眺めて楽しむゲームの内容に即したカスタマイズを行いました。
プロメテックゲーム事業部長/チーフ・ソフトウェアデザインエンジニア 小倉豪放のコメント:
日本のゲーム開発は、精緻なモデリングと繊細に描きこまれたテクスチャーで背景を作りこんでいくことを得意としてきました。この職人的方法は古くからあるアニメーション制作の流れを組んでおります。ところが近年、リアルタイムレンダリング技術の大幅な向上と、プロジェクトの大型化に伴う製作費のコストダウンという観点から、職人的方法だけを追求できなくなり、背景をレンダリングで作りこむ方法が日本の製作スタジオにも導入されてきました。多くのスタジオが古くからある職人的方法とのギャップに苦しみながら導入を進めている最中ですが、一方で、それらの融合を見事に成し遂げ、描いた絵の美しさと実写のリアリティを併せ持つ独特の世界観を演出できるスタジオも出てきました。「OctaveEngineTMNature“Sky ”」は、大気の拡散反射を考慮したレンダリングを行いつつも、前述の職人的方法の醸し出す世界観を壊さないよう柔軟に設計され、こうした需要にお応えできると思います。
今後もプロメテックは、アーティスト、プログラマーの持つ人の力と、シミュレーション、レンダリングによる技術の力、これら両者を高い次元で融合できるエンジンの実現を目指して参ります。
■参考資料
【OctaveEngineTMNatureについて】
「インタラクティブ・エンタテインメント」−ユーザーが見て触って直感的に楽しめるインタラクティブ性のあるコンピュータエンタテインメント−をコンセプトに、プロメテックが開発した自然環境を表現する物理シミュレーションエンジンです。アーティストの手作業では困難な水や砂の複雑な流れをシミュレーションで表現し、ゲームオブジェクトとの相互作用をインタラクティブに処理することができます。エンジンは、「Beat」と呼ばれる3つのシミュレーション演算部と、それぞれを描画するための標準レンダリング機能を搭載しています。「Beat」には、空と太陽の動きを表現する“Sky”、水の動きを表現する“Water Surface”、砂の動き表現する“Sand Surface”、の3つのシミュレーション演算部があり、ゲーム制作では、これらの中から必要な「Beat」を個別に選んでゲームの中に組み込むことができるようになっています。
詳細はhttp://www.octaveengine.com/nature/index.htmlよりご覧下さい。
【プロメテック・ソフトウェア株式会社について】
プロメテックは、シミュレーションとCGの融合技術の事業化を目指して、東京大学生産技術研究所の研究員であった藤澤智光と同大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が2004年10月に設立した大学発ベンチャーです。設立母体である東京大学ほか諸大学との密接な産学連携体制を有し、常に最新の大学の研究成果を取り入れて、産業界に製品やソリューションとして提供しています。事業内容は、防災・製造業向けのCAE解析技術の提供や、映像制作・ゲーム制作向けのミドルウェアの提供などです。大学の研究者のほか、?東京大学エッジキャピタル、三菱UFJキャピタル?、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ?などが出資しています。詳細はhttp://www.prometech.co.jp/よりご覧下さい。
【四季庭™について】
四季庭™ ©2008 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
詳細は「四季庭TM」オフィシャルサイトhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/shikitei/よりご覧下さい。
Prometech SoftwareおよびPrometech Softwareのロゴマークはプロメテック・ソフトウェア株式会社の商標です。
すべての会社名および/または製品名はそれぞれのメーカーの商標および/または商標登録です。機能、可用性および、仕様は予告なしに変更されることがあります。
報道機関お問い合わせ先
プロメテック・ソフトウェア株式会社 広報担当
E-mail: kouhou@prometech.co.jp Tel:03-5842-4082
URL:http://www.prometech.co.jp
企業情報
企業名 | プロメテック・ソフトウェア株式会社 |
---|---|
代表者名 | 藤澤智光 |
業種 | その他非製造業 |
コラム
プロメテック・ソフトウェア株式会社の
関連プレスリリース
-
Prometech Techno Forum 2009 開催
2009年3月27日 9時
-
プロメテックの粒子法、映画「252生存者あり」に協力
2009年1月19日 13時
-
プロメテック、CAEの常識をくつがえす次世代粒子法ソリューションを発表
2008年5月13日 12時
-
プロメテック、最新粒子法CAEをテーマにしたイベントを開催
2008年5月13日 12時
プロメテック・ソフトウェア株式会社の
関連プレスリリースをもっと見る