震災から10年、メモリアル事業「3.11明日への備え~過去を心に刻み、命をつなぐ~」。岩手県普代村(ふだいむら)は津波の教訓を後世に伝えるイベントを開催します。
岩手県普代村は三陸に面した岩手県北部の村です。東日本大震災では甚大な被害を受けながらも、大きな防潮堤や水門が機能し、人的な被害を最小限にとどめることができました。あれから10年。普代村では震災メモリアル事業を2021年2月23日(火)から3月31日(水)まで実施いたします。記録写真の展示、関連絵本の朗読、ラジオ番組での特集などを予定しています。
過去の津波の教訓を伝える
岩手県普代村(ふだいむら)は岩手県北部の沿岸の村で、北緯40度東端の村です。
普代村には、大きな水門と防潮堤があり、東日本大震災ではそれらが機能し人的被害を最小限に抑えることができました。
このたびは、その歴史的な背景を若い世代に伝えて防災意識を高め、海とともにある村で暮らすことを考え、未来の命を守るメモリアル事業を行います。
2度あったことを3度起こしてはならない。
巨大防潮堤と水門は、明治・昭和の三陸大津波を教訓としたかつての村長が強いリーダーシップで実現し建設されたものでした。普代村の防災は、先人たちが三陸の歴史、村の歴史に教訓を得て「いつかまた来る津波」に対して、行った備えが基礎となっています。
そのエピソードを子供たちや若い世代に伝えるため、東日本大震災津波伝承絵本「普代村を守った『奇跡の水門』」を発行します。
この絵本の朗読を3月11日にYouTubeにてライブ配信する予定です。
震災記録のメモリアル展示
2021年2月23日から3月31日まで震災記録の写真と備蓄品の展示を行います。また三陸を中心とした他の市町村の震災記録誌等も展示します。
普代村役場村民ホールとアンテナショップ「あいで」内の展示スペースで開催します。
普代村役場 村民ホール
(〒028-8392 岩手県下閉伊郡普代村第9地割銅屋13番地2)
あいで 三陸鉄道普代駅構内の観光物産施設
(〒028-8332 岩手県下閉伊郡普代村第9地割字銅屋5-3 三陸鉄道普代駅内)
ラジオでの震災放送
また岩手県内向けにFM岩手ラジオで「津波を語り継ぎ、備えるために」をテーマに震災放送を3回実施します。16:45〜17:00の15分間、下記日程で放送予定です。
①3月1日(月)津波の証言等
②3月8日(月)普代中図書委員の津波絵本の朗読
③3月15日(月)3.11イベントの様子と写真展の告知
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企業情報
企業名 | 岩手県 普代村 |
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代表者名 | 柾屋 伸夫 |
業種 | 国・自治体・公共機関 |