
これからの友好と復興のため書籍『デンマーク「希望の絆」』を3月11日の東松島市追悼式にて、日本デンマーク協会会長が東松島市長と駐日デンマーク大使に手渡す。
2021年3月11日に宮城県東松島市で実施された東日本大震災犠牲者追悼式典に参列した佐野利男日本デンマーク協会会長が渥美巌東松島市長とピーター・タクソイェンセン 駐日デンマーク王国大使に書籍『デンマーク「希望の絆」』を贈呈いたしました。本書は震災後のデンマークのフレデリック皇太子の東松島市訪問やデンマーク関係者の復興支援などを取材し、2021年3月11日にマイティブックが発行したものです。デンマークと東松島市の友好を深める「希望の絆」として、そして今後の東北のさらなる復興を願い日本デンマーク協会が編集・企画しました。
デンマークの東松島市復興支援を取材した書籍『デンマーク「希望の絆」』を3月11日の同市追悼式にて、日本デンマーク協会会長が東松島市長と駐日デンマーク大使に贈呈。
2021年3月11日に宮城県東松島市で実施された東日本大震災犠牲者追悼式典に、東松島市と交流を深めるデンマークの関係者として、ピーター・タクソイェンセン 駐日デンマーク王国大使と佐野日本デンマーク協会会長が参列し、犠牲になられた方々への献花を行いました。
その追悼式典会場で、デンマークのフレデリック皇太子の2度の東松島市訪問やデンマークに関係する人々の国内外での被災地支援活動を日本デンマーク協会が東日本大震災から10年の節目としてまとめた書籍『デンマーク「希望の絆」』が、佐野利男日本デンマ―ク協会会長から渥美巌東松島市長とピーター・タクソイェンセン 駐日デンマーク王国大使へと手渡されました。
2021年はコロナウィルスの影響により、宮城県内の沿岸自治体のうち12市町が式典を取りやめ、3月11日を自由献花での追悼としました。
しかし、東松島市は未曽有の災害で失われた1133人の尊い命や災害の記憶を風化させず、今後の防災と復興につなげるとし追悼式の実施を決定。会場の市民体育館に訪れた参列者はマスク着用とアルコール消毒、座席は間隔を空けるなど、市は感染防止対策を徹底して行い、さらに入場数制限や開催時間の短縮といった配慮をしながらの追悼式を行いました。
10年の節目であっても、復興はまだこれからも続きます。この東松島市の静かな祈りを受け止め、デンマークの「希望の絆」がこれからもたくさんの方と結ばれ、未来への「希望の絆」になっていくことを願っています。
【書籍購入】
マイティブックの書籍案内から購入できます。
https://www.mightybook.net/l/denmarkhope/
【書籍内容】
●童話の国デンマークとデンマークに関わる人々が被災地に届けた希望の復興支援●
東日本大震災直後の3月末、混乱の中で駐日デンマーク大使が現金を抱えて東松島市へ。2011年6月にはフレデリック皇太子が来日し、東松島の子どもたちとフットサルで交流…。そして、フレデリック皇太子は2017年に再び東松島市へと、デンマークと東松島市の「希望の絆」は今でも固く結ばれています。この他、デンマークに関係する、企業や学校、様々な人々が社会貢献の枠を超え東北各地で復興支援活動に取り組みました。
東日本大震災から10年の記憶と記録
デンマーク「希望の絆」
野口 武 取材・文
日本デンマーク協会 企画・編集
ISBN978-4-902617-35-1
価格 1980円(税込み)
発行 マイティブック
判型:A5サイズ/本文208ページ
発行:2021年3月11日
第1章では…
なぜデンマークはそれまで交流のなかった
東松島市の復興支援を始めたのか?
デンマークは東日本大震災後、日本の赤十字や被災した自治体へ義援金や物資など総額約3億円以上を届けるなど、積極的な復興支援を行っています。
中でも東松島市には、被災した子どもたちへの支援を目的にした基金設立の資金など、約1億円を寄付しています。また、デンマークの次期国王になられるフレデリック皇太子は震災後2度東松島市を慰問に訪れ、地元の子どもたちと交流をしました。
このデンマークと東松島の関係は、未曽有の災害の中での偶然の出会いや誠意から生まれた奇跡でした。「希望の絆」が結ばれた当時の様子や今の姿を、ライターの野口武が東松島でインタビュー。
2章からは…
支援する!じゃないの。みんなで助け合うの…。
それが、幸せの国デンマーク流
日本中から、「自分に何かできないか」という復興支援の声が上がった東日本大震災。その声は遠いデンマークにも届きました。そして、東日本大震災はボランティアの取り組みが、どれほど大切な力になるかを心に根付かせた震災でもあります。日本デンマーク協会会員の活動も多方面に及び、アーティスト、学校、企業のボランティアの取り組みをインタビューでまとめています。
東日本大震災10年の記憶と記録 デンマーク「希望の絆」【目次】
第1章
東日本大震災で被災した東松島市の「希望」になったデンマーク
●デンマークのフレデリック皇太子来日
目的はただひとつ、被災者の激励
●東松島市の復興への歩み
デンマークとの絆で持続可能な「まちづくり」を目指す
〈メッセージ〉フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン元駐日デンマーク王国大使
逆境を共に乗り越える ~ 東松島にもたらされた希望
●デンマークの伝統文化を地域産業に
東松島を刺繍の町にする「東松島ステッチガールズ」の挑戦
「東松島ステッチガールズ」の生みの親 岡田美里さん
第2章
震災前の人々の暮らしを奏で、地震の教訓を伝える「TSUNAMIヴァイオリン」
第3章
被災地の支援活動に参加した学生や生徒たちの想い
●学校法人東海大学
「3.11生活復興支援プロジェクト」で学生たちが動いて生まれた
木造の仮設住宅「どんぐりハウス」
●学校法人自由学園
十三浜への被災地訪問から新しい交流へと姿を変化
第4章
社員ひとりひとりが共感し復興支援活動を広げる
●アンデルセングループ
被災地で焼きたてパンを提供する「サンライズプロジェクト」
●公益財団法人井上バレエ団・スタジオアーキタンツ
デンマークから芸術監督を招き 復興支援チャリティーの特別クラスを開催
●KDDI株式会社
被災地の悩みをICTで解決! 異業種「スマート漁業」の取り組み
●サントリーホールディングス株式会社
被災地に心の「水」を届ける「サントリー東北サンさんプロジェクト」
●大日本印刷株式会社(DNP)
「社員食堂」を通じた被災地支援や社員による「現地ボランティア」を実施
第5章
公的な活動で被災地を応援、未来をつなぐ取り組み
●安城市役所(愛知県)
近代日本で「日本デンマーク」と呼ばれた安城市の支援活動
●ふなばしアンデルセン公園(千葉県)
アンデルセン童話で東松島市の子どもたちを笑顔に!
第6章
デンマークで広がった支援の輪
日本のために自分たちができること
〈現地の活動報告〉東日本大震災の追悼シンポジウム開催
2012年3月8日 コペンハーゲン大学にて
第7章
〈寄稿〉3・11から10年の復興メッセージ
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【取材・文】 野口武
編集者・ライター。1977年新潟生まれ、埼玉県育ち。2000年東洋大学文学部英米文学科卒業。大学時代はバックパッカーとして旅をする。編集プロダクション・出版社に勤務し、ガイドブックなどの本を手掛ける。現在、編集プロダクションJET(ジェット)に所属し、多岐にわたる本の制作や取材に携わる。著書に、被災地支援を取材してまとめた『タオルの絆』(コープ出版)、しかけ絵本『はたらくくるまとまちをつくろう』(まる出版)、編集物に、国際児童図書評議会(IBBY)機関誌初の多言語版『ブックバード日本版』(マイティブック)などがある。
【装丁画】 アネ=ソフィーィ・ヘリャ
イラストレーター。1966年デンマーク生まれ。フランス人の母とデンマーク人の父のもと、幼いころに家族でルクセンブルグに移り住み、その後パリのアカデミー・シャルパンティエで美術を学ぶ。 現在、スタジオをデンマークのコペンハーゲンに構え、学校や美術館、図書館などで美術の指導を行いながら、出版社、雑誌、政府機関などさまざまなプロジェクトに携わっている。
【日本デンマーク協会】
日本デンマーク協会は、1930年から日本とデンマークの親善交流を図る団体。
設立/1938年3月、総裁/常陸宮正仁親王殿下、会長/佐野利男、名誉会長/ピーター・タクソ‐イェンセン駐日デンマーク王国大使、宮川学駐デンマーク王国日本大使
【会社概要】
株式会社マイティブック
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-17深澤MKビル201
設立:2004年2月14日
資本金:2004円
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企業情報
企業名 | 株式会社マイティブック |
---|---|
代表者名 | 松井紀美子 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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