
就活生「親の良かった所=金銭的・物質的援助」「嫌だった所=親の意見を押しつけてきた」。1/3が終了、内々定7割<2022年卒ブンナビ学生調査(2021年5月)>
◆「就活終了した」約4割。内々定1社以上保有も、7割超え◆保護者とのかかわりで良かったこと「金銭的・物質的援助をしてくれた」55%◆一方で保護者とのかかわりで嫌だったこと「嫌だったことはない」63.2%◆大学名による就職格差「あると感じた」6割超え
株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:平田眞人)は、2022年卒業予定の学生を対象とした「2022年卒ブンナビ学生調査(2021年5月実施)」の調査結果を発表しました。5/1-5/15で、380件の回答を得ました。概要は以下の通りです。
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■「就活終了した」約4割。内々定1社以上保有も、7割超え
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現在の就活状況について「就職活動終了した」38.7%(前回比+14.2pt) と、4割近くが活動終了に。また「これまでもらった内々定の数」も、「1社以上」73.1%(前回比+20.4pt) と大幅増となった。
▼これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)
※【】内は昨対比
【-18.7↓】26.9社:0社
【+ 4.6↑】34.1社:1社
【+ 5.0↑】21.2社:2社
【+ 3.8↑】 8.5社:3社
【+ 2.9↑】 4.9社:4社
【+ 2.4↑】 4.4社:5社以上
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【+ 0.5↑】 1.4社 平均
▼現在の就職活動状況を教えてください。(択一)
【-17.3↓】 29.9%:まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
【+ 1.0↑】 11.0%:現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
【- 2.4↓】 20.3%:現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
【+18.7↑】38.7%:就職活動終了した
※【】内は昨対比
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■保護者とのかかわりで良かったこと「金銭的・物質的援助をしてくれた」55%
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「保護者とのかかわりで良かったこと」について「金銭的・物質的援助をしてくれた」55.8% が最も多い結果に。一方で「良かったことはない」は2.5% にとどまった。
▼保護者とのかかわりで良かったことを教えてください。(複数選択)
55.8%:(スーツ代や交通費等)金銭的・物質的援助をしてくれた
44.8%:自分の活動を肯定し、普段と同じ態度で接してくれた
41.2%:食事面・生活面の援助をしてくれた
37.4%:励まし、癒し、心の支えになってくれた
34.3%:保護者としての意見をくれた
30.8%:(必要な時以外)何も口出しをされなかった
29.9%:社会人としての意見をくれた
10.2%:就職に関する情報を集めたり、教えたりしてくれた
8.2%:ES添削や模擬面接の相手など、選考のアドバイスをしてくれた
5.8%:志望業種についてアドバイスをくれた
5.2%:ライフプラン・キャリアプランについてアドバイスをくれた
4.4%:志望職種についてアドバイスをくれた
2.7%:進路決定後に進路についてアドバイスをくれた
2.5%:良かったことはない
2.2%:就職活動の進め方についてアドバイスをくれた
▼上記で具体的に良かったことを教えてください。
・就活に対して必要以上に介入してこなかったこと。良くも悪くも普段通り接してくれたこと。
・実家暮らしということで、洗濯、食事などで不便なことがなかった。
・援助の金額に制限がなかったこと。
・スーツ代をくれた。一人暮らしだから干渉の余地はあまりなかったが、自分の決めたことを尊重してくれるという確信がある。
・自己分析(幼少期のエピソード)等、自分に一番身近な家族からのフィードバックが非常に役に立った。
・アルバイト代も就職活動に専念していたため、少なかったときに、交通費を出してくれたのがありがたかった。
・全く干渉されなかったので自由にできた
・ESの添削をしてくれた、もちろん親だけでなく他の人にも頼ったのであくまで一例として頼った。
・就活中に、お菓子や本など、息抜きになるような物資を送ってくれた。
・これからシステムでもできる仕事は避けた方がいいのではないか等。
・こちら側が話すまで就職活動の話をしないでおいてくれたこと。自分が就職活動に関する話をした時は相談に乗ってくれたり、話を親身になって聞いてくれたりしたこと。
・ESに関しては、自分で書いて読むだけでは本当に人に伝わるか分からなかったので、親や兄弟など忖度せずにものを言い合える関係の人から意見を貰うことで、第三者の目線になって考えることができるようになった。
・内定先を複数持った時に、どっちの会社の良い点も調べてくれたところ
・就職活動に関する新聞の切り抜きを送ってくれた。
・周りの人との就活状況を比べるのではなく、自身の話を聞いてくれた
・選考落ちした企業を一緒に文句言ってくれた
・ライフプラン・キャリアプランについてアドバイスをくれた
・女性の働き方に関して、実例を交えながらアドバイスしてくれた
・友達が少なくて他己分析に困っていたら、親がしてくれた。
・早期内定を喜んでくれたこと
・今年は無理でもまた来年頑張ればいいと言ってくれた
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■一方で保護者とのかかわりで嫌だったこと「嫌だったことはない」63.2%
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「保護者とのかかわりで嫌だったこと」については、「嫌だったことはない」63.2% が最も多かった。次点で多い「保護者としての意見を押しつけてきた」も、13.7% にとどまる。
▼保護者とのかかわりで嫌だったことを教えてください。(複数選択)
63.2%:嫌だったことはない
13.7%:保護者としての意見を押しつけてきた
5.5%:社会人としての意見を押しつけてきた
5.5%:志望業種について意見された
5.5%:就職活動の進め方について意見された
5.2%:志望職種について意見された
4.9%:同年代の親戚・知人などと比べられた
4.7%:保護者や他の世代の人・兄弟などと比べられた
4.4%:何も助言・サポートをされなかった
4.1%:ライフプラン・キャリアプランについて意見された
3.8%:励ましや癒しなど、心の支えになってくれなかった
3.6%:進路決定後に進路について意見された
3.0%:食事面・生活面の支援をしてくれなかった
2.7%:就職に関する情報を勝手に集めたり、教えてきた
2.2%:(スーツ代や交通費等)金銭的・物質的援助をしてくれなかった
1.1%:ES添削や模擬面接の相手など、選考のアドバイスをしてきた
▼上記を選んだ理由を教えてください。
・親の世代の価値観を押し付けてきた。子供の意思を尊重しない。
・志望業界について相談しないでいると怒鳴られた
・バイトが減るのに金銭的援助が無かったためキツかった
・公務員の兄と比べられた。また、大手に行かせたいというニュアンスを含む文が送られてきた。
・自分の若い頃の苦労と比べて大卒で養われている立場のお前は何も努力していない頑張ってもいないと怒鳴られたこと
・身内で情報共有されるのが嫌だった。
・結婚などについてはまだ考えていないのにそれを視野に入れている
・内定をもらった時に信じてくれなかった。嘘でもおめでとう、という言葉もなくスルーされた。
・家族とは言えど、子供の考えることや意見は自分たちと同じと捉えているのがダイバーシティの思考の欠片もなく、子供じみており、実の子ながら残念な大人だなと思った。
・無理だ向いていない等と一方的に決めつけられた
・民間企業の選考中に、公務員をしきりに勧められたのが嫌でした。
・大手企業以外は会社じゃないと言われた
・企業勤めの人がいないので参考にならなかった
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■大学名による就職格差「あると感じた」6割超え
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「就活を行ってみて大学名による就職格差はあると感じたか」について、「ある」61.0% となった。シチュエーションとしては、「ES、応募書類の扱い」が64.4% で最も多い結果に。
▼実際に就活を行なってみて、「大学名による就職格差」はあると感じましたか?あると感じた方は自分にとって有利・不利どちらと感じましたか。(択一)
【+2.8↑】21.7%:「ある」と感じた。優遇されていると感じる事が多かった
【-2.5↓】 9.9%:「ある」と感じた。冷遇されていると感じることが多かった
【+4.5↑】29.4%:「ある」と感じた。有利・不利どちらともいえない
【-4.8↓】 28.8%: 大学名による就職格差を感じることはなかった
【-0.0↓】 10.2%: 考えた事がなかった
※【】内は昨対比
▼「ある」と感じた、を選択した方にお聞きします。どのようなシチュエーションで感じることが多いですか。(複数選択)
【+11.3↑】64.4%:ES、応募書類の扱い
【+ 3.5↑】28.4%:ネットの掲示板情報などを見て
【- 6.8↓】27.5%:他の学生と情報交換をした際に
【- 1.5↓】19.8%:説明会参加時
【- 0.0↓】19.4%:説明会申込時
【- 2.2↓】 5.9%:その他
※【】内は昨対比
▼就職格差を感じたエピソードがあれば具体的に教えてください。
・通常であれば、ESの段階で選考があるようだが、私はESはとりあえず提出するだけで、2次面接まですぐに通過した。
・説明会やセミナーなど、先着順での申し込みでは他の大学の人では枠が空いているが自分は満席表示になっていることがあった。
・ESやインターンの参加申し込みが、私は通ったが別の大学に通う友人は通らないということがあった。また、他大学ではまだ面接すら始まっていない中で、私だけ先に内内定をいただけたりと、かなり優遇されていた。
・説明会参加者が全員国公立大学だった
・県外に目を向けたときにその地域の大学と連携している法人があり、私は他県であるので確実に不利だと感じた。
・マイページ登録を行っただけで、企業の方から大学OBOGのリクルーター面談のお誘いを頂けたこと。
・GMARCH限定セミナー等の存在を知ったこと。
・「抽選」という名目のインターンシップにおいて参加学生が全員高学歴だったため
・自分より偏差値が高い人の話を親身に聞いてくる面接官がいました
・夏のインターンで参加学生が高学歴ばかりだった。
・あるコンサルティングファームの書類で大学名と受験方法を打ち込み、すぐ合格が出た
・おそらく、私よりも学歴の低い友人がテストセンターので私より高い(であろう)点数を取っていたが、私だけ通過したこと
・ある企業にて、大学名と基本情報を記入したのみで志望動機すら書いた記憶がないのだが、書類審査を通過したので適性検査に進むことを許されたこと。
・WEBテスト免除、インターンシップへの優遇
・そもそも学校推薦でしか募集していない企業や推薦枠で大半が埋まってしまう企業があると聞いた。
・チューターがつきやすいかどうか
・就活サイトで学校名から、その企業の自分の合格率が表示された。
・選考を受けていない、応募すらもしていない企業から選考の案内に関する電話がかかってきたこと。
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トピックス以外の調査結果をご覧になりたい方は、
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■2022年卒ブンナビ学生アンケート調査概要
調査名 :2021年5月アンケート
調査対象 :2022年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始:2021/5/1 ~ 終了:2021/5/15
調査方法 :Webアンケート
有効回答数:380件
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社文化放送キャリアパートナーズ
担当者:高野
Email:sjk@careerpartners.co.jp
URL:https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/
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企業情報
企業名 | 株式会社文化放送キャリアパートナーズ |
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代表者名 | 平田眞人 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
コラム
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