大阪府高槻市に初の重症心身障がい児対応に特化した放課後等デイサービス・児童発達支援『リールメディカル高槻』開設！

株式会社ケア21（大阪市／代表取締役社長　依田雅）は、2021年7月1日より大阪府高槻市にて、重症心身障がい児対応に特化した放課後等デイサービス及び児童発達支援を実施する事業所として運営を開始します。株式会社ケア21は、総合福祉企業としてグループ全体で475事業所にも及ぶ事業を全国で展開しており、大阪府高槻市で初、ケア21が展開する障がい者（児）支援の放課後等デイサービス事業所全体では、12ヶ所目の施設として開設し、ひとりひとりの特性や興味を生かし心配りの行き届いたケアとサービスを提供してまいります。

●重症心身障がい児に特化した放課後等デイサービス事業所

　事業所は、阪急京都線「富田」駅より徒歩17分、高槻市のなかでも伝統的な街並みがある閑静な住宅街の落ち着いた好環境の摂津富田エリアにあります。

　重症心身障がい児に特化した支援を行うため、一日5名の定員で受け入れる予定で、少人数の児童に対し医療など専門的なケアを行う看護師、リハビリなどを行う機能訓練士、未就学児や児童を細やかに見ながら介護する保育士などの資格をもつ有資格者が毎日常駐し、児童が安全に支援を受けられる体制を整え、手厚いサービスを行ってまいります。また、隣接する茨木市で運営している重症心身障がい児対応事業所から、高槻市在住児童の移籍のほか、新たに児童と未就学児を受け入れてまいります。

子どもたちも、ご家族も、スタッフも、楽しい場に

　学校が終わると子どもたちの送迎から、必要に応じてスタッフが、昼食を準備し提供します。施設内は、バギーでの移動もスムーズに行えるよう広々としたスペースを確保しており、子どもたちの五感にたくさんの良い刺激になるよう、興味を持ってもらえるさまざまなツールを用意しております。一方で、子どもたちのケアや、疲れた時などに横たわれるベッドも2台設置しており、子どもたちのペースに合わせたサポートができるようにご用意しております。また、食事介助や排せつ介助などを保育士が担当します。

　リールスメディカル高槻のテーマは、子どもたちが心から楽しみ、スタッフも楽しくサポートすることで、その楽しさが子どもたちにも伝わり、毎日来たいと思える場所になることを掲げています。ご家族が安心して子どもたちを預けられ、ご家族が介護以外の時間を自由に過ごしていただけるようサポートしてまいります。

特に、未就学児童のご家族にとって、子どもの成長とともに初めて経験することも多く不安を感じる場面も増えていくことが予想されます。当事業所を通して、就学児童のご家族と積極的に交流し、その経験によるアドバイスを受けることで不安を払拭し安心していただけるよう、今後、ご家族同士の交流も促進できる場を企画していく予定です。

●オランダ発祥のスヌーズレンルーム

　重度の知的障害を持つ人々とのかかわりの理念としてオランダで生まれ、全世界へと広まったスヌーズレンルーム。当施設でも心地よい感覚刺激（光、音楽、触感、香りなど）を提供し楽しみながらリラックスしてもらう場所としてスヌーズレンルームを設けました。まるで宇宙にいるような空間と、光、水のゆらめく動きなどを見ながら子どもたちが感じるまま、気のおもむくまま、気持ちがリラックスできるのを待ちます。30分から1時間ほどこの空間で過ごすのが良いとされています。スタッフも一緒に寄り添いますが、導いたりすることなく、時間と空間、子どもたちの感じ方や喜びを共有するだけで、子どもたち自身の意思で選択し、自分自身の時間を持ってもらいます。子どもたちの心身の緊張がほぐれ、気持ちが落ち着き、感情が安定するなどスヌーズレンの効果が報告されています。あくまでも効果を早急に期待するのではなく、子どもたちがリラックスできることに主眼をおいた空間として活用してまいります。