デビュー20周年記念 リサイタルシリーズII 竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル

世界の第一線で活躍するヴァイオリニスト、竹澤恭子が、3年にわたる「デビュー20周年記念リサイタルシリーズ」の第2回目として、ピアニスト、小川典子を共演者に迎えお贈りするリサイタル・コンサート。

[公演企画意図]

 ヴァイオリニスト、竹澤恭子は、1986年、インディアナポリス国際コンクールで優勝を飾り、以来、世界の第一線で活躍を続けてきました。昨年は、サントリーホール(東京)とカーネギーホール(ニューヨーク)での華々しいデビューリサイタルから20年目を迎え、3年にわたる「デビュー20周年記念リサイタルシリーズ」をスタートさせました。2008年はその第2回目にあたり、フランスの名曲を、室内楽に最もふさわしいと言われる、東京・紀尾井ホールにて行います。

 竹澤恭子は、幼少の頃より才能教育研究会に学び、桐朋女子高校音楽科在学中に日本音楽コンクールで第1位に輝くなど、その才能は早くから注目を集めておりました。1985年には、世界的名門と言われるジュリアード音楽院へ留学。世界で活躍するトップソリストを多く輩出していることで知られる名教師、ドロシー・ディレイに師事し、優れた才能を開花させました。今回、共演者に迎える小川典子は、竹澤と同じ世代であり、同時期に、ジュリアード音楽院で学びながら、これまで、一度も共演の機会に恵まれなかったピアニストです。互いに20年を越える年月を経て実現するこの機会は、音楽界をはじめ、一般の聴衆にとっても大きな話題と期待を集めることでしょう。

 現在、日本の音楽教育の水準は、世界レベルと比較しても遜色ないレベルに達しています。恵まれた環境の中、多くの若い才能が発掘され、育てられています。ただ、その才能を、たゆまぬ努力と精進を重ね、楽壇へデビューしてからも、世界の第一線で長く活躍を続けることは、並大抵のことではなく、数少ない演奏家だけが果たしうる厳しい世界なのです。竹澤恭子や小川典子は、それを成し遂げている、まさに選ばれた演奏家といえましょう。その活動は、多くの注目を集め、次世代を担う子供達にも刺激と影響をあたえるものです。ヴァイオリンとピアノの両分野において、日本を代表する奏者による本公演は、幅広い層に支持されることでしょう。

デビュー20周年記念リサイタルシリーズ II
竹澤恭子 ヴァイオリン・リサイタル
〜フランス珠玉の名曲〜
共演:小川典子(ピアノ)

<プログラム>
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
イザイ:冬の歌
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
メシアン:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
※使用楽器:1710年製ストラディヴァリウス/カンポセリーチェ(Camposelice)

2008年 
11月28日(金)19:00開演 東京・紀尾井ホール
チケット料金:6000円(全指定席)
http://www.kajimotomusic.com/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 梶本音楽事務所
担当:広報 岡本/高橋
TEL:03-3574-0969

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