株式会社折兼・株式会社パックスタイル、自然素材の食品容器で海ごみゼロアワード環境大臣賞受賞

2021年10月6日、株式会社折兼(愛知県名古屋市、https://www.orikane.co.jp/ 以降折兼）、株式会社パックスタイル(愛知県名古屋市、https://www.packstyle.co.jp/ 以降パックスタイル）は、海ごみゼロアワード環境大臣賞を受賞いたしました。

■受賞について

折兼・パックスタイルは、「植物原料100%から作られた生分解性食品容器であるバガス容器（BB・WB・ABシリーズ）の商品化と事業展開」で環境大臣賞を受賞し、10月6日、東京都の日本財団ビルにて表彰式が開催されました。本来廃棄されていたサトウキビの搾りかすであるバガス、竹や麦など植物の廃棄物有効利用や、使い捨てされるプラスチック容器の使用量削減に寄与している点が大きく評価されました。

■海ごみゼロアワードについて

海ごみゼロアワード（https://uminohi.jp/umigomizero_award2021/）とは、日本財団海と日本PROJECT「Change for the Blue」（https://uminohi.jp/）と環境省「プラスチックスマート」（http://plastics-smart.env.go.jp/）が共同事業の一環として進めるアワードです。このアワードは、海洋ゴミ問題による海洋環境の汚染、人々の生活・健康への影響が危惧される中、海洋ごみ対策の取り組みを世界へ発信する目的で開催されています。2021年は、企業・研究機関・NPO・NGOなど276団体の応募がありました。

「海と日本PROJECT」ロゴ　　　　　　　　　　　　　　　プラスチックスマートロゴ

■需要が高まるバガス、前年比で販売量3 倍に

バガスとは、サトウキビの搾りかすや竹、麦の非可食部を使用した植物由来原料100%で、自然な風合いが特徴の素材です。近年、消費者の環境への意識が高まり、エコ容器の使用がさらに重要視されるようになりました。2020 年以降、テイクアウト需要が高まった影響で、2021 年には月間約42 万枚の売り上げを達成し、前年同月比でも約3 倍の販売量となっています。折兼のバガス容器は弁当容器だけでなく、カレーやどんぶり容器、青果のトレーなど幅広く商品展開することで、廃棄物の有効活用に貢献できる上、プラスチックの使用量を削減できます。また、生分解性（※）を備えており環境に優しいことはもちろん、耐熱・耐油・耐水（24 時間）機能を備え、加えて電子レンジ対応と容器として必要な機能を備えております。今後も、世界的に環境問題への意識が高まり、さらなる需要拡大を期待できる商品です。

※生分解性…ある一定条件下で分解される性質。パックスタイルのバガスシリーズは90 日で土中や海中に分解される研究結果が出ている。