10月31日、竹林の廃材絵の具で描いた壁面巨大アートを公開

廃寺を再生、住民の交流拠点活性化へ新プロジェクト

現在、日照や里山再生に影響を及ぼす竹林の整備問題は全国にも広がっており、本寺でも生い茂る竹が道を塞ぐなど課題を抱えている。また伐採しても竹の廃棄場所が少なく、管理面も今後検討が必要な状況だ。そこで今回、本寺が解決策の一つとして考えたのが、廃材を地域と資源ととらえ活用するエコアート。

廃材問題の解消とともに、本寺をアートに囲まれた環境に整備することで、住民が集う寺子屋としての役割を一層果たしながら、廃寺から再生したこの場を次世代へつないでいきたいという狙いがある。

制作を担当した田村綾海さんは 廃材を循環させる「エコアート」で環境問題に取り組むアーティスト。フィールドワークで全国をまわりながら、地域の廃材で絵の具を作り作品を制作している。また、一般社団法人を立ち上げ、アーティストの活躍の場を創出する活動も行っている。

今回の壁面アートプロジェクトは、「循環」が一つのテーマとなっており、田村さんの廃材アートへの想いと廃寺再生プロジェクトの想いが重なり開催の運びとなった。

【イベント概要】

◆ 名所：壁面アート制作風景公開、完成お披露目（アーティスト本人による説明会含）
◆ 会場：光心寺（〒370-2111 群馬県高崎市吉井町小串771  TEL 090-5200-7766）
◆ 日時：制作風景公開　10月25日～10月30日　9:00～17:00
   完成お披露目イベント　10月31日（日）12：00～16:00
   ・期間内はいつでも観覧いただけます。
   ・ 14：00～15:00で、アーティスト自身が作品を説明いたします。（ネット配信）
◆ 内容：壁面巨大アート制作現場公開（25日～30日）、完成披露会（31日）
 

主催：光心寺　古寺再生プロジェクト
協力：株式会社わくわくランド