あがれる「松下村塾」を萩市中⼼部に完全再現 〜吉⽥松陰先⽣ ⽣誕の地・萩に「交友館」を開館。松陰先⽣の銅像も正式公開〜
令和4年4⽉21⽇、全国に学習塾を展開する株式会社ショウイン(本社:福岡県福岡市/代表取締役会⻑:⽥中正徳)が、社名の由来でもある吉⽥松陰先⽣(幕末の教育者・思想家)の遺徳をたたえる総合施設「交友館(⼭⼝県萩市⼟原178-5)」を開館する。 ⽊造建築の最新技術CLT(直交集成板)を駆使した先進建築として萩市では2例⽬の導⼊ となる。⽊造2階建て(延床⾯積227平⽅メートル)。総⼯費は約1.5億円。
令和4年4⽉21⽇、全国に学習塾を展開する株式会社ショウイン(本社:福岡県福岡市/代表取締役会⻑:⽥中正徳)が、社名の由来でもある吉⽥松陰先⽣(幕末の教育者・思想家)の遺徳をたたえる総合施設「交友館(⼭⼝県萩市⼟原178-5)」を開館する。
⽊造建築の最新技術CLT(直交集成板)を駆使した先進建築として萩市では2例⽬の導⼊
となる。⽊造2階建て(延床⾯積227平⽅メートル)。総⼯費は約1.5億円。
同館は多⽬的研修施設、談話室、松陰塾萩校、⼀般開放エリアからなる。
⼀般開放エリアのシンボルとなるのは、松陰神社の協⼒のもと、精緻な実測図をもとに完全再現された松下村塾(講義室)の模築と、その脇に佇む松陰先⽣の銅像。
柵のない上がれる松下村塾に親しみ、未来を指差す若き精悍な姿の松陰像とともに記念撮影ができる。来萩が楽しくなる新たな写真映えスポットとしてもぜひ訪れてほしい。
なお、株式会社ショウインは、松陰神社の北参道「学びの道」整備(平成30年)のほか、ながらく⼿つかずとなっていた萩市堀内「古明倫館」の⼟地も取得(令和3年)し、観光活⽤を計画するなど、吉⽥松陰先⽣が愛した萩へのご恩返しの各種事業を進めている。本年は松陰神社に現存する「松下村塾」の開塾180年・国史跡指定100年の節⽬。交友館開館が、ここ数年のコロナ禍で落ち込んだ萩観光復興の弾みとなることを祈念している。
■補⾜資料:「松下村塾」を完全再現
萩市の松陰神社境内にある松下村塾は、⽇本の近代化・産業化に重要な役割を果たした⼈材を多く輩出した私塾として知られる。⼩舎を改修し塾舎の体を成して以来165年間の⾵雪に耐え、国史跡指定・世界遺産登録を経て当時の姿そのままに⼤切に守られてきた。
そのため柵が設けてあり、現在は講義室には特別な機会を除き⽴ち⼊ることはできない。
当施設のコンセプトは、多くの⼈を招き⼊れた原初の姿さながらの「柵のない上がれる松下村塾」。開館後は、⼀般公開するとともに各種イベントや特別講義などでの活⽤が予定されている。
模築では安政4年(1857)塾舎原初の姿8畳1室を再現した(松下村塾は後の改修で18畳に拡張)。明治以降、松下村塾の模築例は全国各地で他に6例ほどあるが、当施設は最先端のIT技術を駆使した学習塾「松陰塾」と⾏き来できる扉(タイムスリップドア)や、観光PRのためライトアップ機能を設けた。全国初のユニークな仕掛けも話題を呼びそうだ。
模築にあたり、松陰神社のご厚意で精緻に実測された図⾯を⼿掛かりにできたのが完全再現たる所以である。地元萩に誇れる仕事を残そうと奮闘した協和建設⼯業の匠たちの⼿で講義室は完成した。なお、塾⽣⼼得を標した床の間に掲げる⽵の聯(れん)は、現在の松下村塾の聯を⼿掛けた鈴⽊義蔵⽒に快諾いただき製作された貴重な品を納めることができたのも特筆しておきたい。
■補⾜資料:萩観光に新感覚の銅像を。イケメンの若き吉⽥松陰先⽣像(銅像)
銅像は⽴像で全⾼は約1.8メートル。テーマである吉⽥松陰先⽣が著した⼠規七則を要約した3つの⾔葉「⽴志」「択交」「読書」のメッセージを込めた。
従来の吉⽥松陰像と異なり、古き慣習に抗う若き指導者の姿にこだわった。志を⽴て、恐れることなく時代の⾵上に⽴ち、書物を⼿に友らと常に学び続け、未来を⾒つめ⾏動し続けて変⾰の世代にバトンを渡した。満29歳で早世するまで時代を駆け抜けた若々しい⻘年の姿を表現した。
原型制作はJR岐⾩駅前の「⻩⾦の信⻑像」など約1千体超の彫像を⼿掛けてきた彫刻家、⽥畑功⽒(⽇展会員・審査員)。鋳造・仕上げには400年の伝統を誇る富⼭県の⾼岡銅器の匠の⼯芸技が込められている。
題字は松陰先⽣崇敬の中⼼地、松陰神社の名誉宮司上⽥俊成⽒に揮毫いただいた。また
同⽒には像のイメージ監修もいただいた。⿊御影⽯の台座制作は、地元萩の⽩井⽯材店(明治創業)が担当した。
■補⾜資料:最新の⽊造建築技術CLTを⽤いた「交友館」の建築
⾵致ある歴史の街・萩の⾵景に溶け込みながらも、モダンなアプローチで新たな価値提案をしたい。建築家・智原聖治⽒(智原聖治アトリエ/福岡市)が提案したのは、広々とした吹き抜けのホール(談話室)を中⼼に据えた、⽊の薫りに包まれる総⽊造建築だ。
提案の根幹を⽀える技術はCLTという最新⼯法である。通常、⽊造建築は線材(柱や梁)で⽀えるため、中⾼層建築や広い空間の構築には不向きである。その最適解として登場したのがコンクリートに匹敵する強度の⽊製の⾯材で⽀える⼯法「CLT(直交集成板)」である。これを⽤いればビル建築も可能だという。
無機質な鉄⾻造・RC造の⾵景を変えるドイツ発祥のこの⼯法は、ヨーロッパや⽇本の先進的な建築に取り⼊れられ次々と美しい建築が誕⽣している。萩でのCLT施⼯は本館で2例⽬。智原聖治⽒はこの⼯法を⽤いた「WIL-BU⼭王(福岡市)」で2019年度グッドデザイン賞にも輝いている。
交友館の総敷地⾯積は約885平⽅キロメートル。本館は総⽊造2階建て(延床⾯積227平⽅メートル)で、1階は忠実に再現した松下村塾(8畳1室)に繋がる学習塾「松陰塾」とキッチンを備えた吹き抜けの談話室で構成される。2階は資料展⽰コーナーと、研修
等で訪れた際に宿泊可能な、プライベートルーム3室、萩の街を眺望が楽しめるウォークスルーテラスを備えている。
建築は地元萩の協和建設⼯業、本館の照明デザインは、照明デザイナーの森秀⼈⽒(LightingM)、造園は浦⽥ 知裕(浦⽥庭園設計事務所)が担当した。
なお、⼀般⾒学は予約制。現在のところ「吉⽥松陰先⽣像」と「松下村塾模築」の無料⾒学が可能だが、詳しいサービス内容は今後開設するホームページでお知らせする予定である。
■補⾜資料:最先端AI学習の「松陰塾」
松陰塾とは、株式会社ショウインが全国・海外に約300校舎展開する⼩・中学⽣対象の完全個別指導塾ブランドである。「松陰塾」では吉⽥松陰先⽣の教育法にならい、教え込む授業ではなく、個々の⾃⽴学習⼒を引き出すため、パソコンやタブレットPCを活⽤する。
松陰塾では、吉⽥松陰先⽣を「⾃⽴学習の祖」と位置づけ、松下村塾の教育⽅法を多く取り⼊れている。松陰塾萩校は、交友館内に併設する本部直営校で、「松下村塾(模築)」と⾏き来できる扉(タイムスリップドア)があり、松陰先⽣のお膝元である萩の地
として、徳育教育実践の場としても期待されている。なお、2022年の松陰塾イメージキャラクターを務める「ぺこぱ」によるCF撮影も萩校等で収録予定。
■補⾜資料:松陰神社境内「学びの道」
萩の松陰神社境内、松陰先⽣の⾨⼈らをお祀りした末社「松⾨神社」に⾄る北参道を「学びの道」として明治150年(平成30年)、吉⽥松陰先⽣殉節160年(時期改元年)に開発した。吉⽥松陰先⽣珠⽟の⾔葉を25本の句碑で紹介。松陰先⽣の⾔葉を学びながら散策できる。ライトアップ機能も備えており、新たな名所として観光・参拝で訪れる⼈々に親しまれている。
■補⾜資料:古明倫館(堀内)
⽇本三⼤藩校として名⾼い「明倫館」の原初の地。吉⽥松陰が11歳の頃、藩主・⽑利敬親に講義してみせたのが古明倫館跡地である。吉⽥松陰先⽣の教育における源流の地であることに着⽬し令和3年現地を取得。980平⽅メートルの敷地内に古⺠家を有する。世界遺産のなか(堀内)に位置するため、今後の史跡保護や観光活⽤など市との協⼒体制などを協議予定。
■補⾜資料:⽴志の三道(みち)構想
株式会社ショウインが提唱する、松陰先⽣をテーマとした⽴志の地・萩の魅⼒を全国へ発信する構想。学びの道、交友の道(交友館)、源流の道(古明倫館)を起点とし、市や各種事業者に向け、新たな視点の観光ルート開発を提案している。
■補⾜資料:(株)ショウイン
現会⻑・⽥中正徳が1980年に創業。個別指導塾の草分けとして誕⽣し、現在は全国・海外に⼩・中学⽣対象の完全個別指導塾「松陰塾」を約300校舎展開。さらにネット塾も展開している。
2020年施⾏の学習指導要領には、21世紀社会を⽣き抜くために「問題解決能⼒」の必要性が挙げられている。「何を教えるか」から「何ができるようになるか」へ、⽇本の教育は⼤きな変⾰期を迎える。
時代に即した学習法は益々発展していく。しかし、その⼀⽅で学習する意味と意義を⼦供たちに伝える教育は疎かにできない。
株式会社ショウインが創業時から個別指導に徹してきた理由の⼀つに、吉⽥松陰の⾔葉がある。
『 学は⼈たる所以を学ぶなり』
(⼀⼈の⼈間としてどう⽣き、どう役⽴つかを学ぶ、これが学問の⽬的である)
株式会社ショウインは⽇本全国・海外に「現代に蘇る松下村塾=松陰塾」を広げて、「創造⼒豊かで世界に貢献できる⼈づくり」を進めていく。
◆交友館開館式情報
⽇時:2022年4⽉21⽇(⽊)午前11:00(受付10:30〜)
場所:交友館 萩市⼟原178-5
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企業情報
企業名 | 株式会社ショウイン |
---|---|
代表者名 | 因 脩祐 |
業種 | 教育 |
コラム
株式会社ショウインの
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株式会社ショウインの
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