園児のバス置き去り事故防止に向け【幼稚園・保育園バス向けにAIカメラサービスの無料提供を開始】～事故防止に向けて毎月10施設限定で実証実験を開始～

IT関連サービスおよびシステム開発・運営事業などを手がけている株式会社TARA（タラ）（本社：神奈川県藤沢市、代表取締役：岩崎祥大　以下：当社）は、独自開発・提供しているAIカメラサービス『メバル』を幼稚園・保育園の施設向けに無償でサービス提供することを決定しました。

■毎年繰り返される置き去り事故の防止をIT・AIの力で解決したい

2021年7月に福岡、2022年9月に静岡で園児がバスに置き去りにされ亡くなるという痛ましい事故が毎年のようにおき、大変心を痛めております。今回の事故で亡くなられたお子様のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。

当社では2020年より提供開始したAIカメラサービス『メバル』を活用して、この悲惨な事故が繰り返されないようにできないかと考え、毎月10施設様にAIカメラレンタルサービスを無償提供開始いたします。実証実験の中で現場の皆様や保護者の方々の意見を取り入れ、サービス改善していきます。

■年々深刻さを増す人手不足による、現場スタッフへのしかかる責任や業務量の増大も解消したい

少子高齢化社会による、労働人口の減少、働き手の不足が年々深刻になってきている一方、現場スタッフ

の皆様に求められる命に対する責任、マンパワーで解決することによる業務量の増大が今回の事故が起きた根本にある問題の一つではないかと考えております。

『1日を1週間に』という理念を掲げて活動している当社では、ITやAIの力を活用して、より人が安心で快適に過ごせる時間を増やしたいという思いがあります。

今回のような事故を、人手・マンパワーだけで解決することは、年々難しくなっていると感じています。自社で提供しているAIサービスが人々の仕事や暮らしの手助けをしてくれ、よりよい社会を作っていけることを願っています。

■AIカメラサービス『メバル』サービス概要

『メバル』は、カメラを設置するだけで写った画像から人工知能（AI）が自動で人物を判別・学習するサービスです。電源さえあればどこでも利用ができ、設置すればその日から使えるといった特徴があります。ITの知識も、設置工事の複雑さもなく、いつでもだれでも簡単に始められることが最大のポイントとなっています。

また、解析は現地に設置した端末で行うことが可能なため、園児のプライバシーに配慮し、画像の流出をさせない仕組みも標準搭載しています。

■通園バス　置き去り防止検知カメラのシステム概要

バスに取り付けたカメラが、人（園児）をとらえて、バスの中に何人いるのかをリアルタイムで検知します。検知したデータはパソコンやスマートフォンなどインターネットにつながる機器であればいつでもどこでも確認可能です。オフィスの会議室や、休憩室、喫煙所の混雑検知に利用していた同システムを活用し、現場スタッフへ負担をかけることなく、子供の安全を守ることを実現します。