いつか来るとわかっていた介護 その現状と映画
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本書は、前半部で著者が体験した「リアル」な介護・看護の問題を、 後半部では、日本の映画作品において表象された「フィクション」としての 介護・看護の問題を、重ね合わせることで、各時代背景を軸に批評を行った ものである。
今泉 容子 (著)
四六判
240ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN 978-4-7791-2809-7
Cコード C0036
初版年月日 2022年11月頃
発売予定日 2022年11月頃
紹介
本書は、前半部で著者が体験した「リアル」な介護・看護の問題を、
後半部では、日本の映画作品において表象された「フィクション」としての
介護・看護の問題を、重ね合わせることで、各時代背景を軸に批評を行った
ものである。
「経験したことを書いて社会のためになるような本を出しなさい」……
それは父から発せられたものだった。常に社会に役立つことを念頭においていた父。
その時は、自分の壮絶な経験を書くことはしなかった。しかし今回は書こうと決意した。
これによって社会への貢献が期待できるかもしれない。
多岐にわたる介護サービスを「利用者」の視点から具体的なエピソードに言及しつつ記述することで、映画とともに、介護に関わる問題点、及びその課題を探る。
目次
【第1部・介護の現状】
第1章 スタートは要介護認定申請
第2章 ケアマネージャーを見つける
第3章 元気なときにデイサービスへ通う
第4章 ショートステイの体験と老人ホームへの入居
第5章 訪問介護を担うヘルパー
第6章 ヘルパーが書き記す介護記録
第7章 ヘルパーが引き出す利用者の内面
第8章 スーパーヘルパーの演技力
第9章 介護のゆくえとAI(人工知能)
【第2部・介護の映画】
第1章 ヘルパーを利用しない/ 1970年代/『恍惚の人』(豊田四郎監督)
第2章 自宅へ連れ戻し看取る/ 1980年代/『花いちもんめ』(伊藤俊也監督)
第3章 在宅介護の限界/ 1980年代/『人間の約束』(吉田喜重監督)
第4章 老々介護の明暗/ 1990年代/『午後の遺言状』(新藤兼人監督)
『ユキエ』(松井久子監督)
第5章 デイサービスの登場/ 2000年代『アカシアの道』(松岡錠司監督)
第6章 在宅介護が成功した秘訣/ 2000年代/『折り梅』(松井久子監督)
第7章 ホームに入居する/ 2000年代/『そうかもしれない』(保坂延彦監督)
第8章 万歳、介護保険制度/ 2010年代/『ペコロスの母に会いに行く』(森崎東監督)
著者プロフィール
今泉 容子(著)
いまいずみ・ようこ 筑波大学名誉教授。名古屋市生まれ。
名古屋大学大学院博士課程在学中に米国留学、イエール大学から1985年に博士号(Ph.D)を取得。文学博士。専門は映画研究および英文学研究。名古屋大学、筑波大学にて教鞭。フルブライト、ハーヴァード・イェンチェン、ブリティッシュ・カウンシルなどのフェローとして米国や英国にて研究。後年、それらの研究助成の選考審査委員を務める。
著書に『日本シネマの女たち ちくま新書』(筑摩書房、1997年)、『スクリーンの英文学 読まれる女、映される女』(彩流社、1999年)、『ブレイク 修正される女 詩と絵の複合芸術』(彩流社、2001年)、『映画の文法 日本映画のショット分析』(彩流社、2004年:〔改訂増補〕版、2019年)等がある。
彩流社について
本社:〒 101-0051 東京都千代田区神田神保町三丁目10番地 大行ビル6階
代表者:竹内淳夫
創業:1981年1月14日
資本金:28,450,000円
TEL:03-3234-5931
FAX:03-3234-5932
事業内容:書籍・電子書籍の出版
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企業情報
企業名 | 株式会社 彩流社 |
---|---|
代表者名 | 竹内 淳夫 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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