をまとめた本『風疹をめぐる旅』を全文無料公開 東京都での麻しん(はしか)患者発生を受け6月24日まで 視覚障害者が立ち上げた出版社・読書日和創業以来初の試み
出版社・読書日和は、東京都内での麻しん(はしか)患者発生を受け、6月24日まで金子あつし著『風疹をめぐる旅~消される「子ども」・「笑われる」国~』のテキストデータを全文無料公開します。
出版社・読書日和は、東京都内での麻しん(はしか)患者発生を受け、6月24日まで金子あつし著『風疹をめぐる旅~消される「子ども」・「笑われる」国~』のテキストデータを全文無料公開します。
はしかは、感染すると発熱やせき、発疹などの症状が出るウイルス性の感染症。特効薬がなく、最悪の場合死亡することもあります。日本国内ではおととし(2021年)、去年(2022年)ともに年間の感染者数が6人ときわめて少ない状態が続いていたものの、今年はすでに5月14日の時点で7人が感染しており、今後も感染者数が増えることが懸念されています。
はしかと風疹の混合ワクチンを2回接種することでほぼ感染を防ぐことができますが、予防接種法に基づく「はしか」のワクチンの無料での定期接種は、1978年10月に開始されたため、おおむね50代以上の人は1回も接種したことがないと思われます。
そんなはしか(麻疹)・風疹がどんな病気か、感染者数を抑えるためにどんな対策が行われてきたのか、これからさらにどんな対策が必要なのかをまとめたのが、『風疹をめぐる旅』 作者の金子あつしは、風疹が全国的に流行した1982年の翌年に生まれ、先天性風疹症候群の症状とみられる先天性眼疾患で視覚に障害があるフリーライター。本書がデビュー作で、このほか2冊の本を出しています。この本は、りんくう総合医療センター産婦人科の荻田和秀先生に推薦文をいただいたこともあって、大きな注目を集めました。
そんな作者が、はしかの感染者が相次いで発生していることを知り、あらためてワクチン接種の重要性を伝えたいとの思いを強くしたことで、今回の公開にいたりました。公開は、6月24日まで。これは語呂合わせで「ふうしん」とも読める24日に公開を終えることで、風疹についても知ってもらいたいという思いがこめられています。なお、視覚に障害がある作者の意向で、今回は視覚障害者が音声読み上げソフトを用いて読むことができるテキストデータの公開となります。
■書籍概要
著:金子あつし
目次
第1章 せめてこの章だけでも読んで!風疹に関する基礎知識(旅の始まり;そもそも風疹とは、どんな病気なのか? ほか)
第2章 風疹をめぐる歴史(古くから知られていた風疹;CRSの「発見」 ほか)
第3章 CRSを生きる(生まれてくるキセキ;致死率24%の衝撃 ほか)
第4章 CRSと中絶(旅に出る前に;明らかにされている「風疹による中絶」の数 ほか)
第5章 日本を風疹の患者が出ない国にするために(課題もあった初めての『風疹の日』;啓発には、こんな課題も ほか)
推薦文:荻田和秀(りんくう総合医療センター産婦人科部長)
発行元:読書日和
定価:1,600円 + 税
サイズ: A5ヨコ
ページ数:153ページ
ISBN-13 : 978-499103210
【今後の展望】
6月1日で出版社・読書日和、創業6年目に突入しました。多くの方のお力添えのおかげで、たいへん感謝しています。
そんなタイミングで経済誌・週刊エコノミストのウェブ企画「ビジネスクロニクル」でインタビュー記事を掲載いただきました。こちらも、ぜひごらんください。
社会的意義ある本を
障害超えて送りたい
読書日和
https://chronicle.weekly-economist.com/person/dokubiyo.php?fbclid=IwAR05B8cx0nQXqzXG-589qOWIUv-UmzCjd-mgujVgYIjmme0vM9_ZGAbZ4Fk
浜松の出版社・読書日和 ~「あったらいいな、こんな本」をカタチに!~
代表 福島憲太(ペンネム:金子あつし)
住所:〒433-8114 静岡県浜松市中区葵東2丁目3-20
リバティ葵東壱番館208号室
電話:053-543-9815
メール:dam7630@yahoo.co.jp
HP:http://dokubiyo.com/
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企業情報
企業名 | 浜松の出版社・読書日和 |
---|---|
代表者名 | 福島憲太 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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