2023年度テクノロジー主要見本市CES、MWC、Hannover MesseにおけるIoTやDXの最新動向や技術に関するレポートを発表

3年間のブランクを経て、これらの展示会には大勢の参加者が戻り、ハイテク業界の復調が確かなことを示していました。カウンターポイント社のアナリストは、展示会でのIoTやDXにおける最新の動向や技術の発展を細部に渡って調査し、7つの重要なポイントを特定しました。

3つの主要見本市における重要ポイントに関して、カウンターポイント社アソシエイトディレクターMohit Agrawal氏は次の通りコメントしています。

「これらの3つの展示会に我々が参加してみて、デジタルツインこそが唯一最重要トレンドであることが、ますます明確になった。特にハノーバーの展示会では明確であった。産業向けIoTのプレイヤーはデジタルツインに活気づき、今後のDXにおいて重要な要素となる可能性が高いだろう。また、コネクティビティはDX(デジタルトランスフォーメーション)を可能にするために必要不可欠で、今回の3つの展示会では衛星通信、プライベートネットワーク、eSIM、5G、それに開通・接続管理プラットフォームが大きく扱われていた。また、各社が様々な業務プロセスにAIを活用していることも印象的で、特にアナリティクス、目視検査、ロボティクスにおける活用が目立った。こうした技術の進展が将来の産業をどう形作っていくか目が離せない。」

図: CES、MWC、Hannover MesseにおけるIoTとDXに関する7つの重要なポイント

出典: カウンターポイント社『IoT & Digital Transformation Trends from CES, MWC and Hannover Messe Events』

「どの展示会も10万人を超える参加者が訪れ、IoTとDXの長大なバリューチェーン全体から様々な企業が出展した。今回特定した重要ポイントの多くが、今年初めにカウンターポイント社が発表した調査結果『Top prediction for 2023』を増幅させるものである。」とカウンターポイント社リサーチ担当バイスプレジデントNeil Shah氏はコメントしています。

「IoTのバリューチェーンは驚くほど広大かつ細分化されている。だから、企業の統合並びに集約が必要なことがますます明確となった。Qualcomm Aware Platformのような取り組みは、正しい方向への一歩であり、過度に細分化された状況を是正しIoT全体の状況を改善するだろう。これと同様な企業間のパートナーシップがさらに必要であり、それによりIoT採用の障害が減り、IoTの潜在能力をフルに実現させることができる。シームレスな連携のためにAPIはその重要度を増している。IoTの未来についても、イノベーションや成長のために業界内での協業の果たす役割についても、良い方向に進むと私たちは楽観的な見方をしている。」

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。

https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/IndustryBeats/3848

調査時期(2023年1月1日～2023年4月30日)

【カウンターポイント社概要】

Counterpoint Technology Market ResearchはTMT（テクノロジー・メディア・通信）業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/