産学連携等の拠点「KOSENコモンズ函館」を整備

独立行政法人国立高等専門学校機構函館工業高等専門学校（北海道函館市校長：阿部　恵以下「函館高専」という。）は、産学連携等の拠点「KOSENコモンズ函館」を整備しました。

◆KOSENコモンズ函館について
　KOSENコモンズ函館は、函館高専G棟（福利棟）２階に整備した、個人やグループが起業や新しいビジネスを展開して地域を発展させるための拠点、さらには企業の皆様にとって函館および函館高専における共同教育・共同研究等のためのサテライトとして利用可能な施設です。
　本施設は、起業を考える方や創業まもない企業、函館高専との共同によるアントレプレナーシップ・キャリア教育・共同研究のための拠点、さらには地域における活動のためのサテライトとしての活用を想定した５つの個別ブース、及び入居者がフリーアドレスで使用し、かつ研修会や商品・サービス発表会の場としても利用可能なコミュニケーションエリアからなるもので、７月から４つの企業・団体が入居します。

コミュニケーションエリアの一部

◆オープニングセレモニー及び記念講演会を開催
　企業・団体が入居に先立ち、令和５年６月22日（木）に、KOSENコモンズ函館オープニングセレモニー及びオープニング記念講演会を開催しました。
　オープニングセレモニーでは、阿部校長からの挨拶に続けて、函館高専地域連携協力会笹谷努副代表幹事、高橋はるみ参議院議員（代読）から祝辞をいただいた後、開所を記念してテープカットを行いました。セレモニー後には、小林KOSENコモンズセンター長の説明による施設見学会を実施しました。
　その後のオープニング記念講演会では、本校前校長伹野茂名誉教授から、「科学技術と高等教育政策に見る高専への期待」と題した講演にて、KOSENコモンズ函館の整備による産学連携や地域課題の解決、更なる人材育成など、高専への期待が寄せられました。

オープニングセレモニーでの記念撮影
前列左から2番目が伹野名誉教授、3番目が笹谷副代表幹事、4番目が阿部校長

◆函館工業高等専門学校について
　函館工業高等専門学校は、函館市及び北海道の熱烈な誘致活動により、昭和37年一期校として設置された高等教育機関。
　技術者に必要な実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材を育成するとともに、実践的研究の水準向上に努めることを教育目的としている。
　2013(平成25年)に産業の多様化に対応するため、従来の５学科から生産システム工学科、物質環境工学科、社会基盤工学科に改組、2018（平成30年）には、専攻科を従来の２専攻から生産システム工学専攻、物質環境工学専攻、社会基盤工学専攻の３専攻に改組した。

【学校概要】

学校名：独立行政法人国立高等専門学校機構
函館工業高等専門学校
所在地：北海道函館市戸倉町14－1
校長：阿部　恵
設立：1962年
URL：
（トップページ）
https://www.hakodate-ct.ac.jp/
（KOSENコモンズ函館ページ）
https://www.hakodate-ct.ac.jp/research/kosencommonshakodate/