【新刊】『読書バリアフリーの世界』を刊行しました
専門書を中心とした書籍の出版を手掛ける、三和書籍(所在地:東京都文京区音羽、代表取締役:髙橋 考)は、『読書バリアフリーの世界』(2,000円+税)を刊行しました。 全国の書店や、Amazon、楽天ブックスなどのインターネット書店でお求めいただけます。詳細は、以下のURLからご覧いただけます。https://sanwa-co.com/9784862515094-2/
専門書を中心とした書籍の出版を手掛ける、三和書籍(所在地:東京都文京区音羽、代表取締役:髙橋 考)は、『読書バリアフリーの世界』(2,000円+税)を刊行しました。 全国の書店や、Amazon、楽天ブックスなどのインターネット書店でお求めいただけます。
『読書バリアフリーの世界』(2,000円+税)の詳細は、以下のURLからご覧いただけます。
https://sanwa-co.com/9784862515094-2/
大活字本と電子書籍の普及と活用
野口 武悟 著
A5判 152ページ
価格2,000円+税
ISBN978-4-86251-509-4
大活字本、電子書籍、点字図書、音声図書、布の絵本、LLブック、手話付きの絵本……。
本を読みたくても、読むことができない状態、つまり、「本の飢餓」の問題を解消し、読書バリアフリーの世界を実現するためには、こうした「バリアフリー資料」の存在が欠かせません。
本書では、読書バリアフリーの環境を整えるために取り組まれていること、そして、これから必要なことを紹介していきます。
誰もが本を読むのに困らない社会を実現するために、私たちができることは何か、一緒に考えていきましょう。
目次
序章 「大活字本」の世界へようこそ
序.1 「本の飢餓」という問題
序.2 少なくない「プリントディスアビリティ」のある人(=視覚障害者等)
序.3 読書をあきらめなくていい環境づくりの必要性
序.4 本書の構成と概要
第1章 「読書バリアフリー法」とは何か
1.1 「読書バリアフリー法」制定の経緯
(1)「マラケシュ」条約締結と「著作権法」改正
(2)「障害者差別解消法」の制定・施行
1.2 「読書バリアフリー法」の内容
1.3 「読書バリアフリー法」制定後の展望
第2章 さまざまな「バリアフリー資料」
2.1 多様な読書ニーズとスタイル
2.2 「バリアフリー資料」の種類と特徴
(1)点字図書(点訳絵本、点字付きさわる絵本を含む)
(2)音声図書(オーディオブック、録音図書)
(3)布の絵本
(4)LLブック
(5)手話付き絵本
2.3 大活字本
2.4 ICTの持つ利便性
2.5 「バリアフリー資料」の現状
2.6 「著作権法」の規定と「バリアフリー資料」
第3章 「大活字本」のあゆみ
3.1 はじまりは「拡大写本」づくりから
(1)「拡大写本」前史
(2)「拡大写本」の登場
(3)法律の壁を変える
3.2 「大活字本」出版の展開
第4章 「大活字本」出版の現状と展望
4.1 「大活字本」出版の現状
(1)三和書籍
(2)埼玉福祉会
(3)大活字
(4)大活字文化普及協会
(5)読書工房
(6)三省堂
(7)河出書房新社
(8)響林社
(9)樹立社
(10)舵社
(11)ゴマブックス
(12)新星出版社
(13)成美堂出版
(14)かまくら春秋社
4.2 「大活字本」出版のこれから
第5章 「大活字本」を読む
5.1 図書館などにおける「大活字本」提供の実際
(1)公共図書館
(2)学校図書館
(3)福祉施設
5.2 書店などにおける「大活字本」販売の実際
5.3 読者による「大活字本」利用の実際
第6章 アクセシブルな電子書籍への期待
6.1 電子書籍の出版・流通はいま
6.2 アクセシブルな電子書籍とそうでない電子書籍
(1)電子書籍コンテンツのフォーマットによる違い
(2)電子書籍コンテンツのフォーマット以外の要素
6.3 アクセシブルな電子書籍の普及に向けて
(1)出版社
(2)電子書店(ストア)
(3)電子図書館(電子書籍サービス)
(4)大切なのは生かすこと
終章 読書から「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて
終.1 「誰一人取り残さない」は読書にも
終.2 「大活字本」が牽引する「読書バリアフリー」
終.3 読者=私たちにできること
終.4 役立つブックリスト
著者プロフィール
野口 武悟(ノグチ タケノリ)
専修大学文学部教授、放送大学客員教授。
筑波大学大学院博士課程修了、博士(図書館情報学)。
図書館情報学を専門とし、読書バリアフリー、障害者サービス、子どもの読書活動、電子図書館などを研究している。
現在、千代田区図書館評議会会長、小田原市図書館協議会委員長、(公社)全国学校図書館協議会編集委員会委員長のほか、NPOブックスタート理事、日本特別ニーズ教育学会理事、(一社)日本子どもの本研究会監事、(公社)日本図書館協会障害者サービス委員会委員、(一社)日本出版インフラセンターABSC管理委員会委員なども務める。
主な著書に、『学校経営と学校図書館(改訂二版)』(共編著、放送大学教育振興会、2023年)、『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2022:これまでの10年とこれからの10年』(共編著、樹村房、2022年)、『学びの環境をデザインする学校図書館マネジメント』(共編著、悠光堂、2022年)、『改訂 図書館のアクセシビリティ:「合理的配慮」の提供へ向けて』(共編著、樹村房、2021年)、『変化する社会とともに歩む学校図書館』(単著、勉誠出版、2021年)などがある。
【三和書籍について】
本社:〒112-0013 東京都文京区音羽2-2-2
代表者:代表取締役 髙橋 考
設立:1989年8月26日
資本金:1000万円
Tel:03-5395-4630
Fax:03-5395-4632
事業内容:専門書を中心とした書籍・電子書籍の出版
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企業情報
企業名 | 三和書籍 |
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代表者名 | 髙橋 考 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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