【豊田高専】KOSEN水素アイデアソンを開催しました!〜6高専35名の学生が身近な水素の利活用アイデアを提案〜
独立行政法人国立高等専門学校機構 豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市 校長:山田 陽滋 以下「豊田高専」という。)は、2023年9月19日~22日にKOSEN水素アイデアソンを開催しました。佐世保・大分・久留米・奈良・鈴鹿・豊田の各高専で学ぶ本科2年生(高校2年生年代)から専攻科2年生(大学4年生年代)の35名の学生が集い、学ぶ専門分野・年齢・居住地域を超えて6つのグループを構成し、グループごとに身近な水素の利活用アイデアを検討・提案しました。参加した学生からは、「協力して1つのものを作り上げるというのは素晴らしいなと改めて思った!」などの声が聞かれました。
◆KOSEN水素アイデアソンについて
豊田高専は、国立高専機構GEAR(ギア)5.0事業(未来技術の社会実装教育の高度化)に参画しています。GEAR5.0事業では、5つの分野(介護・医工、マテリアル、エネルギー・環境、防災・減災・防疫、農林水産)で6つのユニットが社会課題を対象として、社会実装教育を通じた新たな教育プログラムの構築に取り組んでいます。その中で、豊田高専は「エネルギー・環境ユニット」の協力校であり、独立行政法人国立高等専門学校機構 佐世保工業高等専門学校(長崎県佐世保市 校長:中島 寛 以下「佐世保高専」という。)を中核拠点校、独立行政法人国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校(大分県大分市 校長:山口 利幸 以下「大分高専」という。)や独立行政法人国立高等専門学校機構 久留米工業高等専門学校(福岡県久留米市 校長:松村 晶 以下「久留米高専」という。)、独立行政法人国立高等専門学校機構 奈良工業高等専門学校(奈良県大和郡山市 校長:近藤 科江 以下「奈良高専」という。)、独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校(三重県鈴鹿市 校長:竹茂 求 以下「鈴鹿高専」という。)が豊田高専と同様の協力校となっています。
今回のKOSEN水素アイデアソンでは、GEAR5.0事業「エネルギー・環境ユニット」を構成する佐世保高専・大分高専・久留米高専・奈良高専・鈴鹿高専・豊田高専の学生35名が、2023年9月19日~22日まで合宿形式で身近な水素の利活用アイデアを6つのグループに分かれて検討しました。
2023/9/19 とよたエコフルタウンの見学(水素ステーション・スマートハウス・電動モビリティの試乗体験など)
水素に関連する社会実装の実情を知るため、とよたエコフルタウンを見学し、様々なミライのカタチを実感しました。
2023/9/20 AM(水素の基礎的なレクチャー:久留米高専 材料システム工学科 佐々木助教)
水素の基礎的性質などについて、わかりやすい解説がありました。豊田市の雰囲気や街を体感してもらうため、あえて学校内ではなく、豊田市中心部の遊休施設をリノベーションしてレンタルスペースとなっているkabo.(カボ)をお借りして実施しました。
2023/9/20 PM ~ 9/22 AM(グループで身近な水素の利活用アイデアの検討)
35名の学生が6つのグループに分かれて、グループごとにアイデアを検討していきました。メンター教員として、GEAR5.0エネルギー・環境ユニットリーダーである佐世保高専機械工学科 西口准教授をはじめ、ユニットサブリーダーである大分高専機械工学科 松本教授・久留米高専材料システム工学科 佐々木助教・奈良高専機械工学科 谷口教授・鈴鹿高専電子情報工学科 板谷准教授・豊田高専環境都市工学科 佐藤准教授ら、エネルギー・環境ユニットの教員らが各グループへのアドバイスなどを適宜実施しました。9/21AMには、豊田高専情報工学科 稲垣教授による産官学金民連携によるプロジェクト推進に関する講演もあり、アイデア検討の参考にしていきました。
2023/9/22 AM(最終発表会)
最終発表会まで、各グループともギリギリの調整に奔走し、見事なアイデアプレゼンを実施しました。発表会には、起業を経験している佐世保高専OBが参加し、各グループに事業化に向けたコメントなどをしました。
◆参加学生の声(KOSEN水素アイデアソンを通して学んだこと)
・いろんな個性を持つ学生がいて、それぞれの能力や人物像に触れる事ができとても興味深かった。これからも積極的に参加したいと感じた。(システム創成工学専攻機械制御システムコース:専攻科1年生)
・同じことを学んでいるクラスメートとグループワークする時より、他の高専の学生とグループワークをする方が色々な視点での意見が出て、多様性の大切さを学んだ。同じ高専の学生でも結構違うんだと感じた。(電子制御工学科3年生)
・こういう体験は私自身初めてでとても緊張していましたが、グループワークでたくさんディスカッションし、自分にはない知識と想像力が他の人にはたくさんあり、あっ!そういう考えもあるのか!と勉強になることばかりでした。(材料システム工学科3年生)
・今後エネルギーとして使用されていくことが考えられる水素について知るいい機会になり、今後の日本について考える知識を学べた。(環境都市工学科5年生)
◆豊田工業高等専門学校について
高等専門学校(以下「高専」)は、社会が必要とする技術者を養成するために1962年(昭和37年)に設立されました。高専は、中学校の卒業生を受け入れて、1学科40名による5年間の一貫教育を行う高等教育機関です。
豊田高専は1963年(昭和38年)に愛知県豊田市に設立され、幅広く豊かな人間教育を目指し、数学・英語・国語などの一般科目と実験・実習を重視した専門科目に基づくカリキュラムにより、実践的、専門的な技術者教育を行っています。
卒業生は、約半数が国立大学の3年次編入学や高専の専攻科に進学し、約半数が多様な産業分野で実践的技術者として活躍しています。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 豊田工業高等専門学校
所在地:愛知県豊田市栄生町2-1
校長:山田 陽滋
設立:1963年
URL:https://www.toyota-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆本リリースに関するお問い合わせ先
独立行政法人高等専門学校機構
豊田工業高等専門学校
総務課総務企画係
TEL:0565-32-8811(平日8時30分から17時)
e-mail:soumu@toyota-ct.ac.jp
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企業情報
企業名 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 |
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代表者名 | 谷口 功 |
業種 | 教育 |
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