ラティス、3D帳票ビューワの無償配布を開始−マイクロソフトのExcelで作成したファイル上で3D形状の閲覧を可能に

ラティスは、1月7日より3D帳票のビューワ「Lattice3D Reporter Viewer」の無償配布を開始します。帳票作成でよく利用されるExcelファイルに埋め込まれたXVL形式の3Dデータを表示するためのソフトウェアです。

2009年1月7日 東京 (日本) − ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、1月7日より3D帳票のビューワ「Lattice3D Reporter Viewer」の無償配布を開始します。これは製造業における帳票作成でよく利用されるマイクソロソフトのExcelファイルに埋め込まれたXVL形式の3Dデータを表示するためのソフトウェアです。

製造業では、部品表や作業指示書、検査指示書など、ものづくりに必要な多様な帳票が利用されています。ラティスは、Excelファイル内にXVLを埋め込むことで、設計用の3Dデータを活用した帳票作成を可能にする「Lattice3D Reporter」を製品化しました。「Lattice3D Reporter」で作成された帳票類がメーカーからサプライヤーにまで広く流通するにつれ、帳票内のXVLを3Dで見たいという要望が多くありました。今回の「Lattice3D Reporter Viewer」の無償配布はこの要望に応えたものです。

無償配布を開始する「Lattice3D Reporter Viewer」は、帳票作成ソフトウェア「Lattice3D Reporter」で作成したExcelファイル内のXVLを3Dで表示可能にします。部品表では、部品名称を指示すると、それに対応する部品の3D形状をExcel内で確認することが可能です。また、作業指示書では、作業を説明する画像に連動した3D画像を再現したり、作業手順に応じた3Dアニメーションの再現が可能になります。3Dを活用した分かりやすい情報伝達を実現し、製造業の品質改善に貢献します。「Lattice3D Reporter Viewer」は下記ラティスのホームページからダウンロード可能です。

    http://www.lattice.co.jp/ja/download/index.html

なお、Excelファイル内に埋め込まれたXVLを利用して、編集や断面計算、計測、また、Excel内の情報と3D情報との連携を実現するには、帳票作成ソフトウェア「Lattice3D Reporter」が必要です。ラティスは、「Lattice3D Reporter Viewer」の無償配布により、3Dで作成した帳票を広く製造業に普及させることで、迅速で正確な情報伝達手段を提供し、製造業の品質改善、納期短縮、原価低減に貢献していく考えです。


■稼働環境
「Lattice3D Reporter Viewer」の稼働するハードウェア・ソフトウェア環境は以下の通りです。

OS
        Windows 2000 日本語版 SP2 以上
        Windows XP 日本語版
        Windows XP Profession x64 Edition 日本語版
        Windows Vista 日本語版
CPU
        Pentium II 300MHz 以上
メモリ
        256MB 以上 (大容量データを扱う場合は 1GB 以上を推奨)
HDD
        150MB 以上の空き領域 (インストールドライブ)
        扱う XVL ファイルサイズの 5 倍以上の空き領域 (システムドライブ)
Excel
        2000, 2002, 2003, 2007

■用語説明

XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )

現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■会社概要

ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学(当時)の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。

ラティス・テクノロジー株式会社
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ:http://www.lattice.co.jp/
E-mail:casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長:鳥谷 浩志
資本金:7億円
設立:1997年10月


XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】
ラティス・テクノロジー株式会社 営業統括本部 マーケティング室 高坂・松浦
E-mail:casual3d@lattice.co.jp / TEL : 03-5212-5121

《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/
http://www.lattice.co.jp/ja/3drv/index.html

企業情報

企業名 ラティス・テクノロジー株式会社
代表者名 鳥谷 浩志
業種 その他製造業

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