「別居婚」のイメージとは?──10代・20代の若者3,000人にアンケート調査
イベントプラットフォームを提供するノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)は、全国の15歳~29歳までの未婚男女3,000人を対象に「別居婚に関するアンケート調査」を実施しました。
■別居婚にどんなイメージがありますか?
別居婚のイメージは「自由そう(1,150人)」が男女ともに最多でした。ネガティブな内容としては、「浮気・不倫につながりそう(570人)」が特に多い回答となりました。
<その他の意見>
・自由に使える金がふえる。(長野県・24歳・女性)
・結婚の一つであり、イメージは特になし(広島県・19歳・男性)
・細かい考え方の違いによる喧嘩が減りそう(福島県・19歳・女性)
・よく分からない(石川県・29歳・男性)
「新しい結婚スタイルだと思う(545人)」という肯定的な意見も多く、“多様性の時代”を生きる10代・20代の若者にとって、別居婚はそれほど抵抗感のないものだと言えそうです。
■別居婚をしたいと思いますか?
次に、実際に自分が別居婚をしてみたいと思うかどうかを聞きました。
はい(絶対別居婚がいい・可能なら別居婚がいい・期間限定でしてみたい)と答えたのは、未婚男女3,000人のうち655人(男性187人・女性468人)、男女全体で21.8%でした。
「絶対同居がいい」と回答した割合は、女性より男性のほうが多くなっています。
■別居婚をしたくないのはなぜですか?
「できるだけ同居がいい」「絶対同居がいい」と回答した未婚男女1,477人に、なぜ別居婚をしたくないのか、その理由を聞きました。
もっとも多かったのは「一緒にいたいから(728人)」という回答でした。
結婚するからには一緒にいたい、一緒に住むべきという考え方があるようです。また、現実的な問題として「お金がかかるから(291人)」という課題があったり、「浮気されるかもしれないから(258人)」という不安があったりもします。
また、別居婚に前向きではない人が、パートナーからもし別居婚を提案されたらどうするかも聞きました。
応じないという人、応じるという人、条件を付ける人などさまざまですが、方向性の違いから別れを選ぶ人が圧倒的多数となりました。
<その他の意見>
・理由を聞いて、やむを得ないなら検討する(沖縄県・26歳・女性)
・理由を聞く(群馬県・16歳・男性)
・そのときになってみないとわからない(山梨県・28歳・女性)
・わからない(京都府・18歳・男性)
・応じたくないけど話し合う(静岡県・18歳・女性)
もし、パートナーから別居婚を提案されたら、まず「話し合う」という人が多く見られました。自分は同居を望む場合でも、相手の理由によっては考えると回答した人も少なくありません。
また、パートナーが別居婚を望んだ場合、どのような条件なら別居婚を受け入れるかも聞きました。
お試しという意味で、期間限定でなら応じるという回答がもっとも多くなりました。その他の意見では、男女ともに「どんな条件でも受け入れない(東京都・20歳・女性)」「受け入れない(兵庫県・19歳・男性)」など、拒否する意向がほとんどでした。
■別居婚をしたいのはなぜですか?
次に、「別居婚をしたい」「可能なら別居婚してみたい」「期間限定でしてみたい」と回答した未婚男女655人に、別居婚をしたい理由を聞きました。
最多だったのは「趣味など自分の時間を大切にしたいから(337人)」でした。
次いで「ストレスを溜めたくないから(319人)」「自分のペースで家事ができるから(222人)」「生活スタイルを変えたくないから(186人)」と続きます。
愛するパートナーと結婚はしたい、しかし自分の暮らしがこれまでと大きく変わったり、ストレスが溜まったりすることを避けたいのが別居婚を望む理由のようです。
別居婚したとして、結婚後いつまで続けたいと考えているのでしょうか。
「子どもができるまで(156人)」「ずっと別居を続けたい(155人)」がほぼ同率1位となりました。別居婚をしたくない理由に「家事・育児の分担が難しそう」と挙がっていたことからも、子どもは別居婚をやめる大きなきっかけになるようです。
子どもができたとしても今後ずっと別居を続けたいと望む人が多い中、もし、パートナーや両親・義両親に別居婚を反対されたらどうするのかを聞きました。
ここからの設問は、以下の条件でアンケートを行いました。
調査期間:2024年9月20日 調査対象:「絶対別居婚がいい」「可能なら別居婚してみたい」「期間限定でしてみたい」と回答した未婚男女655人のうち、無作為に抽出した200人 調査方法:アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/) 調査エリア:全国 有効回答数:200(男性:70人・女性:130人) |
パートナーから反対された場合は、結婚をやめるのではなく「条件をつける・誓約書を作る(64人)」もしくは「諦めて同居する(61人)」という回答が多くなりました。
一方、自分の両親やパートナーの両親から別居婚を反対された場合には、「無視して別居婚する(66人)」「説得する(64人)」が多くなりました。
別居婚を反対される相手によって結婚を先送りにしたり、諦めて同居したりする割合が変わっていることがわかります。
■別居婚にどんなルールを設けますか?
もし別居婚をするなら、どのようなルールを設けるのかを聞いてみました。
最多だったのは「会うペースを決める(96人)」でしたが、次いで多かったのは「相手に干渉しない(85人)」でした。
定期的に会ってコミュニケーションを図る一方で、それぞれ余計な詮索をせずに暮らすのが、うまく別居婚を続けるポイントなのかもしれません。
■まとめ
別居婚に前向きな10代・20代の若者は約2割という結果になりました。「どちらでもいい、相手に合わせる」という回答が最多だったため、もしパートナーに別居婚を提案されたら応じる人はさらに増えそうです。
一方、別居婚に後ろ向きな人は「一緒にいたい」「一緒に住むべき」「寂しい」という理由を多く挙げました。多様性が叫ばれる中でも、せっかく結婚するのなら一緒に暮らしたいという、愛ある回答が目立つ結果となりました。
今回は10代・20代の若者を対象にしたアンケート調査でしたが、今後は30代以降の既婚者に対し、別居婚の実態調査を実施。若者が抱く別居婚とのイメージにどのような違いがあるのかをまとめます。
調査期間:2024年9月18日~2024年9月18日 調査対象:全国の15歳~29歳以下の未婚男女 調査方法:インターネットを利用 ・アンケートサイトFreeasy(https://freeasy24.research-plus.net/) ・引用元データ(https://kikonclub.com/questionnaires/7) 調査エリア:全国 有効回答数:3,000(男性:951人・女性:2,049人) │10代…745人 │20代…2,255人 |
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企業情報
企業名 | ノマドマーケティング株式会社 |
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代表者名 | 三輪 賢治 |
業種 | ネットサービス |
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