スピードガン計測データをリアルタイムでパソコンに表示する「Rapid Navi」 ベータ版を開発
シナスタジアデザイン合同会社は、スピードガンの計測データをリアルタイムでパソコンに取り込み、表示できる画期的なソリューション「Rapid Navi」を開発しました。現在はベータ版として実証実験を行っています。
シナスタジアデザイン合同会社は、スピードガンの計測データをリアルタイムでパソコンに取り込み、表示できるソリューション「Rapid Navi」の提供を開始しました。
これまで、多くのスピードガンでは計測データをパソコンに取り込む仕組みがなかったり、計測後にデータを手動で取り込む必要がありました。しかし、「Rapid Navi」はその問題を解消します。専用のWindowsソフトウェアを使用することで、計測された球速データを即座にパソコンに反映することが可能です。
開発の経緯
当社では北海道ベースボルリーグに所属している「旭川ビースターズ」の運営サポートを行っております。
そこで、2024年度シーズンまでは投手の球速を表示する仕組みがなく、また、使用している球場にスピードガンが設置されていないため、選手の能力をPRする機会を失っていました。
2025年度シーズンではスピードガンの表示を導入したいとの依頼を受け、この度開発を行いました。
大規模なスピードガンシステムを導入することは難しかったため、小型のスピードガンとパソコンを接続し、リアルタイムで球速情報を取り込むことで中継に合成できるようにしました。これにより、様々な球場でスピードガンの設置が可能となり、設備のない地方球場や、少年野球の試合などでも利用が可能となりました。
まずは2025年度シーズンの旭川ビースターズ公式戦での運用を実施予定です。
「Rapid Navi」の特徴
リアルタイム表示
スポーツレーダー社の『SR3600』スピードガンとパソコンをケーブルで接続し、計測データを専用ソフトウェアに表示させます。これにより、練習や試合中のデータ確認が簡単に行えます。
多彩な応用例
練習時の球速を大画面テレビに映し出し、プレイヤーやコーチが一目で確認可能。
さらに、球速データをYouTube中継画面にリアルタイムで合成して表示することで、視聴者により臨場感ある配信を提供。
他のアプリケーションやデバイスと連携し、データの活用範囲を拡大。
簡単操作と高い汎用性
「Rapid Navi」はWindows専用ソフトウェアとして設計されており、特別な設定なしでスムーズに使用できます。
その他の機能
・背景色変更
・フォントサイズ、フォントカラー変更
・全画面表示
・速度表示時間の変更
・接続ポート確認、変更
「Rapid Navi」は、スポーツ指導現場やトレーニング施設、または映像配信の現場など、多岐にわたる場面での活用が期待されています。
この製品により、球速の見える化がさらに身近なものとなり、スポーツトレーニングの効率化や視覚的な楽しさを提供します。
画面読み取り型ソフトウェアも開発中
データの外部出力機能を搭載していないスピードガンでも利用できるソフトウェアを開発中です。本体のデジタル表示をwebカメラなどで読み取り、数字をパソコン上に表示させるシステムを開発中です。
その他、計測データの記録、保存など、アップデートを続けていきます。
今後も野球の発展に協力できるよう開発を進めてまいります。
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企業情報
企業名 | シナスタジアデザイン合同会社 |
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代表者名 | 池本亨 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |