【現役看護師対象調査】特定看護師と診療看護師の資格の取得目的／特定看護師⇒「手当等の収入」「医師不在時に対応したい」が2トップ／診療看護師⇒自身のスキルアップ

株式会社文化放送キャリアパートナーズ（本社：東京都港区、社長：平田眞人）は、全国の看護資格保有者を対象に「特定看護師と診療看護師についての意識調査」を実施しました。参考資料として、その結果を報告いたします。こちらは2024年８月30日～2024年9月4日に実施し、215件の回答を得ました。概要は以下の通りです。■特定看護師資格に向けて具体的に動く30歳代。20歳代と40歳代に強い関心を持つ層も　■特定看護師資格への関心事は、「収入アップ」と「医師不在時に対応したい」が2トップ■特定看護師の活躍ぶりについての知識は全年代を通じて２割程度にとどまる■「特定看護師の知識や技術がどう活かされているか」の情報入手希望者が約６割■特定看護師資格が「現場でどう活かされているか」の他、「求人情報」「手当額」にも関心■20歳代では資格勉強中等も含め７割が診療看護師に興味あり。全年代でも６割が興味

◆特定看護師資格に向けて具体的に動く30歳代。20歳代と40歳代に強い関心を持つ層も

Q.特定看護師に興味がありますか？

20歳代では「現在、受講している区分がある」「とても興味があり、受講を検討している区分がある」と、具体的な動きのある回答が４％。４０歳代は「あまり興味がない」「まったく興味がない」が65％を占め、全世代の中で最も資格に対する関心が薄い。その一方で、「すでに特定行為研修を受講した」看護師はいなかったものの、「とても興味があり、受講を検討している区分がある」との回答が５％あることも見逃せない。

◆特定看護師資格への関心事は、「収入アップ」と「医師不在時に対応したい」が2トップ

Q.特定看護師に興味がある理由を教えてください　（上記で「興味がない」と回答した方以外へ質問）

一般的な資格取得のためのモチベーション同様、「手当がつくなど収入アップのため」が首位となったが、「医師不在時に対応できない患者やスタッフのストレスを軽減させたいため」という、医療行為に対するモチベーションも同率１位となった。

スキルアップそのものに関心がある「自身のスキルアップのため」や、具体的な別の資格名を挙げた「診療看護師を目指しているため」という回答もあった。

◆特定看護師の活躍ぶりについての知識は全年代を通じて２割程度にとどまる

Q.勤務先以外で、特定看護師の知識や技術がどう活かされているかご存知ですか？

特定看護師の活躍ぶりについての知識は全年代を通じて２割程度。８割は「あまり知らない」。「まったく知らない」と回答。資格取得への熱量が高いためか、２０代と３０代では「よく知っている」という回答も少ないながらもあった。

◆「特定看護師の知識や技術がどう活かされているか」の情報入手希望者が約６割

Q.勤務先以外で、特定看護師の知識や技術がどう活かされているか知りたいですか？

◆特定看護師資格が「現場でどう活かされているか」の他、「求人情報」「手当額」にも関心
Q.特定看護師のどのようなことが知りたいですか？（上記で「知りたい」と答えた方）

回答結果からもわかるように、年代を問わず、資格を得ることによって得られるメリットや、資格を得るための研修期間やプログラムといった、詳細なプロセスについて、知識や情報がない様子が見て取れる。

特定看護師の知識や技術は実際に現場でどう活かされ、いくら手当てがいくらもらえるのか、といったかなり具体的な情報が求められている。

病院をはじめとした施設の求人情報に、研修内容等を具体的に掲載することで、資格取得の促進につながるように思える。

◆20歳代では資格勉強中等も含め７割が診療看護師に興味あり。全年代でも６割が興味あり

Q.診療看護師に興味がありますか？

全年代で６割が診療看護師資格に興味を持っている。２０歳代に至っては、既に資格を取得済み・勉強中も含め、約７割が興味関心を持っているという結果に。

◆診療看護師の資格取得目的は「自身のスキルアップ・キャリアアップのため」が圧倒的1位

Q.診療看護師に興味がある理由を教えてください　（上記で「興味がない」と回答した方以外へ質問）

特定看護師では、「手当がつくなど収入アップのため」・「医師不在時に対応できない患者やスタッフのストレスを軽減させたいため」が首位であったが、診療看護師については「自身のスキルアップ・キャリアアップのため」がダントツ１位で、全年代で７割を占めた。

◆20歳代～40歳代は年代を追うごとに他病院での診療看護師の状況に関心がない傾向

Q.勤務先以外で、診療看護師の知識や技術がどう活かされているか知りたいですか？